渡欧日記 デザイン編

0
      ウィーンに限らずどこでもいわゆるデザインが隅々まで行き渡っていることをいつも思
    う。それは、私だけなのかもしれないけど。日本だとデザインというと一部の専門家による
    特殊な能力が必要だとか展示されている場所も限られてしまう。デザインの美術館もない
    し。六本木にある21_21は収蔵品がないから企画展しかできないし。街を歩く人々の服装は
    おしゃれなのに生活の中の例えば食器だとか家具とか壁紙とかに無関心な人が多いんじゃな
    いか。現に私だってそうだし。以前、イタリア帰りの講師仲間に聞いたんだけど、現地のふ
    つうの人が壁紙を選ぶ際にはけっこう大きなサンプルを数種類壁に貼って一年ほど生活して
    から決めるなんてことらしく。彼我の違いに驚いたことが思い出されます。

     先日、授業の合間に覗いた授業で日本人は住まいに無頓着って教えられたけど、私も同
    感。あらゆるモノにはデザインが関わっているけど、東京(日本)では、片寄っている感じ
    が拭えません。自分の考えや好みがしっかりしていれば、服装だって作品だってインテリア
    だってなにかしらの共通性があると思うんだけど。なかなか、そうはならない。別に舶来礼
    賛するわけじゃないけど、自己が確立されているっていうか文化の厚みっていうかうまく言
    葉では言えないけど、何かが違う(デザインの世界の話しですが)気がしてならんのです。

     地下鉄のドアが開いた時に間髪入れず車両とホームの隙き間を防ぐためにピュッという感
    じで薄いアルミ板が出て来る。しかも早いんだ、これが。工事現場でよく見る黒黄のストラ
    イプ模様。上が車内下がホーム。右が扉。もうぜったいに線路には何も落としたくない執念
    なんでしょう。

     以前も記事にした応用美術館の展示。ウチの学校でもよく使うMDFという板を使っての実
    物モデル。車かなにかは忘れてしまいました。

     ご存知ダイソンの掃除機の原寸モデル。材料は段ボール。

     こんな試作段階の作品?なんか見る人いるのかいな。私は充分面白いですけどね。一般の
    人はどうなんだろう。この美術館、いつもお客さんは少なくて、展示品も地味だし。集客の
    ための催しってことじゃなく、デザインの世界をいろんな切り口で紹介するという美術館の
    方針なんでしょう。どうにもそこが素晴らしい。

     見た事あるテーブル。穴は壁に引っ掛けるためのフック。むろん折り畳めます。

     館内にある販売店の書棚。まぁ、傾けたら本が倒れることはないだろうけど。ちょっと大
    掛かり過ぎじゃないかね〜。左は壁に固定、真ん中にあるちっちゃな脚がなんとも不安定な
    んだけど。もっと右に寄せますね、私なら。バランスからいってもそうしたいところ。

     街中にもあったから、好きなんだ。こーいうの。リサイクル本の置き場所です。

     チケット売り場。円形のプレートが回転します。窓口嬢と客は円盤の真ん中にある板で完
    全に遮断されます。風が入り込んで寒いからなのか、あるいは防犯。いや、防犯はないで
    しょう。だって窓が小さ過ぎますもん。きっちり分けたいということなのかしら。

     登山電車の握り玉。慣れないと一見して用途はわからないかも。

     単眼の望遠鏡。なぜ両眼ではないんかな。回転する取手もない。

     小便器の高さにはいつも緊張を強いられる。高いのです。ですから私の可愛くて清潔なチ
    ンコが便器に触れそうで怖いんです。私の股の位置と小便器の位置を見比べてくださいな。

     今記事の最大の疑問。外部空間にあるテーブルの脚で〜す。脚が半円になっている考えは
    理解できるけど、右側の脚は太いパイプにちょっと細いパイプが挿入されている。ネジで取
    り外せるんだろう。取り外せたとしても一体なんのために。しかも、片方だけだし。収納性
    能アップであろうことは推測できるけど、それにしたってパイプをきれいに曲げるのって手
    間かかりますよ。しかも太細二本がスムーズに抜き差しできてってことならなおさら。二本
    の隙き間も極めて狭いですし。

     この脚はこんなようにテーブルに固定。テーブル板は水平から垂直になるんだろう。それ
    はわかる。使わない時の置き場所をコンパクトにしたいんでしょ。結局、このテーブルの脚
    はいまだによくわからずじまいで気持ち悪いのです。

     ショーウィンドーの手前に設置されているステンレスのポツポツ。腰掛け防止であること
    は一目瞭然。

     これもショーウィンドー内にあった用途不明の家具らしきもの。よく見ると上部に曲がっ
    た棒状が見える。なんだろーな。単なる飾りじゃなさそうだし、かといって使い道が見当た
    らない。

     石塊と金属(多分真ちゅう材)の水飲み台。不思議な形でした。上部のアーチ部分で噴水
    のように二筋の水が放たれて、下から出て来る。上部石の形にあわせて金属も作られてい
    る。かなり手間がかかっていまっせ。

    今回はなんか雑誌風になって、いささか反省・・・・・・・・・・の、店主でした。



    コメント
    入れこのステンレスの足はガタツキ調整用ですね。3本足はがたつかないけど4本になると設置場所によりガタツキますから。
    • 玉野井
    • 2013/01/23 8:09 PM
    コメントする








       
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック

    calendar

    S M T W T F S
       1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031 
    << July 2020 >>

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    links

    profile

    書いた記事数:618 最後に更新した日:2020/06/30

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM