セルロイド・クローゼット

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      今朝、パソコンを開いたらMacの総帥スティーブの顔が。あれ? どうしたの。何も知
    らぬ店主、TVのニュースで亡くなったことを知りました。当たり前なことかもしれないけど、創立者への哀悼の意のスピードとスマートさに感じ入ったのでした。

     さておき、昔観たことがある映画を再見。1995年ですから16年前ですか。ひょいと思
    い出しオークションで探したら1件だけ、しかも安かったので落札、鑑賞となった次第。
    不思議なタイトル「セルロイド・クローゼット」。


     現代では表現がゆるくなってきている同性愛についてのドキュメンタリー映画。草創期
    の無声映画から昨今のものの中120本の映画からシーンを抜粋、様々なゲストが解説や裏
    話をしております。これがなかなか無類の面白さでありまして。

     特に検閲が厳しき時代。いわゆる良識派による弾圧によってフィルムがズタズタに切断
    された当時のあれやこれやが興味深いのであります。同性のキスはおろか抱擁もダメ、セ
    リフによる表現もダメ、そんな中それとなく表現する製作側の工夫に感心しきりな店主。

     言われてみなければほとんどわからない、私の感性の鈍さに改めて恥じ入るばかり。黒
    人とともに同性愛はマイノリティですから、その悲哀を味わった者でなければ微妙な表現
    の裏を理解することはムズカシイのでしょうか。ウーム。

     前に観て強烈な印象の1シーン。「赤い河」という西部劇、二人のカウボーイが自分の
    銃を見せ合う、そして小石を撃ち合い腕を競い合い、ほめ合い、この銃に勝るものは「女
    とスイス時計」とのセリフ。銃を男性器の象徴のように扱うことはよくやられたようで、
    そう言われればまさしく・・・・・ね。

     ヒッチコック監督の「レベッカ」、亡くなった奥様を今も敬愛する家政婦、後妻に奥様
    の部屋を見せるシーン。クローゼットの毛皮やコート類、下着まで見せちゃう。これはイ
    カン、下着はちょっと変でしょ。当時、それとは知らないで観ていた私ですが、なんだか
    異様な感じはしてたんだ。でも家政婦と奥様が同性愛であったことまでは気がつかなんだ。

     こんなシーンが次々と展開し、それをつなぐように解説が入る映画なのです。ちなみに
    最初に登場する解説者トニー・カーチスは同性愛者として名を馳せた人物でうれしくなり
    ました。解説する人々はいずれも同性愛に対して堂々と意見を述べていて気持ち良く爽や
    かでさえあります。

     以前、山下達郎の歌を「まるまる浪曲でんなー」と見破った関西芸人・上岡龍太郎。言
    われた達郎も「見破られましたか」と一言。ずーと気になっているんだけど。達郎の曲と
    浪曲の接点というか、隠喩なのか象徴なのか、物語性なのか節回しなのか、どこを聴いて
    浪曲と思ったのか。ワカラナーイ!!!誰か教えてくれー。

     作品を見て(聴いて)、その裏や真意を判断することは、当人の感性がきわめて重要な
    のであることは言うまでもなく。私の限界を思い知らされるのでありますよ。情けないけ
    どこれが自分の力、これでゆくしかありませんなァ〜。


     同性愛を差別する気持ちはないけど、同性に興味はない・・・・・店主でした。


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