金具天国

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      ♬ラ〜ララララ〜 ラララ〜ラララララ〜 ラ〜ララララ〜 ラララ〜ラララララ〜 妙
    に耳に残るイントロだったのはウォーカー・ブラザースの「ダンス天国」だったけど、私は
    ダンス・・・・・ではなく金具。そう、金具なんざんす。金物とも言うかな。近所の金物屋
    がなくなったのはいつの頃だろうか。天井からやかんがぶら下がっていたりちょっとした工
    具やネジなんか売ってた。文房具屋さんもね。小さな町だけど2軒あったのが、もうない。
    この文房具屋さんが店じまいする時に大量のトレペを買い古いロットリングペンを戴いたこ
    とを思い出す。扱いがわからなくて銀座伊東屋に持ち込んで「こんな古いもの!」と感心さ
    れたことも思い出す。寄る年波の頭の中は思い出すことばかり。思い出を並べて商売でもし
    たろか? 思い出露店とかなんとか。
     さておき、金具です。建築でも家具でもよく使われる金属や樹脂製の部品のこと。代表選
    手は蝶番や取っ手や引手でしょうか。学生作品をコンペに出品して、入賞した際に知り合っ
    たT氏はこんな金具のメーカーに勤務していて、おりにふれ金具の払い下げをしていただき私
    の周辺は、そんな金具たちがそこかしこに潜んでいてまったく「金具天国」とでも呼んであ
    げたい。好き者にはこたえられない桃源郷なのです。最初の大きな払い下げは、新橋にあっ
    たショールームが移転するんで設置してあったサンプル類が不要になり、トラックを用意し
    てどっさりいただいたんだっけ。なんせ大量ですから、あちらやこちらにお裾分け。次は、
    知り合いのところに預けてあった引き出し類。これはワタシの車で引き取り、我が家と工房
    と事務所に使い、知人の家のクローゼットに設置してほぼ無駄なく使い切りました。偉くな
    いか? と、誰も言ってくれないから、自分で言うしかない。
     さて、我が家のキッチン。最新設置の食器棚がこれ
     左がそれ。右は旧来のもの。幅はピッタンコ。だけど天地が高すぎて10センチほどカッ
    トしました。最下段の鍋置きは今まで使っていたものを転用したけど。どうです、Tさん。誂
    えたようできれいに仕上がりましたでしょ。取っ手を引き下げると
     こうなるのだ。それにしても、上下する扉は棚の半分しかカバーできず、海外ではこれで
    え〜んだろうかと思っちゃう。清潔好きほこりを嫌う日本人は首を傾げるかもしれないけど
    私はこれでいいんじゃ、大満足なんじゃ。その脇の空いた場所には棚をつけ。この金属枠も
    払い下げ品。確かスイスのメッキ処理と聞いた覚えがある。
     流し台とレンジの下は白いメッシュの引き出し
     お米の収納は30kg。カミサンの郷里から送られてくるお米は常に30kg。それが、丸々収
    納できます。でもなんの問題もないさ。軽々なのさ
     その上には、上下する金属棚
     そして、本来はキッチンゴミバコに使うものは、ショップに
     足が見えてるけど、本来はココを膝で押す
     あ〜ら不思議、そろりとゴミバコがでてくる
     仕切りは4つ。ウィーンの友人宅でも使ってた。逸品だけど我が家のキッチンは狭すぎて
    使えないのさ。だから、こうしてショップで使うしかない。
     それにしても今日は寒い!! 東京じゃみぞれのような雪でっせ。赤々な炭火、オイル
    ヒーター全開の地下でもひしひしと寒さが感ぜられ、どうにもこうにも縮こまるしかない。
    温泉に浸りたいなぁ〜。温かい珈琲もすぐ冷める。珈琲の利尿効果と寒さのプラス二乗で、
    たちまちトイレに行きたくなる。こらえ性のない膀胱は身悶えして排尿を訴えるのだ。我慢
    せいよ! と元気づけるけど一階にあるトイレに階段を登り降り。回数数えちゃうぞ! も
    う。本来は生殖と排尿のダブルキャストであるにもかかわらず、とんと生殖本編の出番はな
    くなってしまった。残る排尿機能も衰亡一直線のていたらく。寒さに凍えてチンコますます
    縮こまりすでに身体本体に没して外からお姿を見る事かなわない。そういえば、若いときに
    長く海で泳いでいるとこんなこともあったっけ。見たことないでしょ、女性は。それでなく
    とも老いさらばえたシワシワなチンコ、哀れなもんでっせ。とてもじゃないけどお見せ出来
    るもんじゃない。私だって見たくない。
     以前も紹介したけどアンプ棚の扉で大活躍の金具。
     本来は、電子レンジなんかの目隠し扉を跳ね上げるためのものらしいけど。これに、幅2.6
    m高さ36センチの板を取り付けまして、下げると
     こんな感じで、跳ね上げると
     こんな感じ。今は、この板に映写幕も吊り下げてるけど、そんな重さにゃビクともしな
    い。素晴らしい全幅の信頼感です。
     取り外ししなければならないベンチ座板は、
     ちっちゃな部品を、
     こう付けて、もう一方にも
     こう付けて
     手でグッと押し込めばきわめてガッチリと固定出来る。さらに、この座板にテーブルを取
    り付ける
     ざっとこんなふう
     でも、なんといっても代表格はスライドレールなる金具。この会社の製品は、
     こういうもんで
     引き出しの下にあるフックを両手で外すと、
     カンタ〜ンに取り外せるのだ! ご覧下さいませ、二本の棒が見えますでしょ。これに引
    き出しが載るんざ〜ます。載せて、押し込めばカチリと固定される。このカチリがえも言わ
    れぬ快感でしてな。しかも外からは一切見えない奥ゆかしさ。
     それにしても今日は長い!! 長すぎまっせ。要はヒマなんだわ。なにもやることないん
    だわさ。思い立った金具大公開はT氏への感謝の気持ち。折々にご報告はしておったんだけど
    全部まるまるの時期なのかなとね。ふと、思ったわけよ。だから、この記事はT氏だけのため
    です。そんなこと書きながら聴いてるのは大萩康司の「Cielo」。長谷川きよしもいいけど大
    萩康司もええですよ大阪のNさん。私の大好きなギタリストです。その前に聴いたのはテナー
    サックスの第一人者・須川展也。クラシック、ジャズなんでもござれで清々しくも精緻な音
    色に痺れる店主。またしてもトイレが私を呼ぶ。見れば、外は雪じゃんか。なんてこった
    い! ゆりちゃん、こりゃ当分止みそうもねえな、吹雪いてきたぜ(by 龍・中西)。こんな
    寒くちゃじっくり腰落ち着けて書き続けるしかねえな。二人で最長不倒の金字塔でもうち建
    ててみようか。な、ゆりちゃん。
     スライドレールの本体です。どーです、立派でしょ。すらりと伸びた姿に惚れ惚れ。硬く
    て伸びる。ほんにあんたは・・・・・・・。これが伸びれば
     こういうことになるわけだ。
     
     うっひょ〜、えれ〜伸びるの〜。これは48センチ。フル・エクステンションですから奥行
    き48センチの引き出しがぜ〜んぶ出て来ちゃう。しかも、これはダンパー付ですからバーン
    と強く押し閉めても残り数センチでスゥ〜と収納されるのじゃ。これがまた気持ちいい。娘
    のマンションのキッチンはすべてこのダンパー付きだから効用のほどが理解出来ます。
     さきほどのゴミバコの上の引き出しにも
     お米収納の上にも
     
     キッチン引き出しもご覧の通り。もうすでに我が家で引き出しを付ける所はありません。
    まったく満杯です。そして、ギュウギュウ満員です。
     ごく最近の恩賜の引き出し
     ごめんね。場所はもうほとんどないからショップのテーブル脇に設置せざるを得なかっ
    た。両側板が透明アクリルだからさ、ズバリと中央に置きたかったんですよ。でも、悲しい
    かな狭いかな置き場所がない。こんな隅っこでなんとも申し訳ない。この引き出しは、
     こんなふうにド〜ンと全開になるんだけど、素晴らしいのは下を引き出せば上は引き出せ
    ず、上を引き出せば下が引き出せないようになっとること。二段の引き出しをいっぺんに引
    き出すと本体がひっくり返るからさ。それを防ぐための機構なの。その機構がよく見えるよ
    うに本体が透明アクリルで作られているの。複雑でっせ、この機構は。どこがどうなってい
    るのかわからない。そりゃたしかに便利ではあるけど、こんな複雑な機構を考える技術者は
    きっと複雑な仕組みを考えるのが好きなんだろう。ゼニカネ抜きでやっとるとしか考えられ
    ない。でも、そ〜いうの大好きですから。持っているだけでウレシイのだ。
     それにしてもお腹が減ってきた。もう12:30だもんね。昨日は、二日酔いで朝寝だったけ
    ど、その反動でか今日は8:00前に目が覚めて、パン食べて、机に向かって書き始めたのがそ
    もそもで。こんなマラソン記事になるとは思わんかった。地下のオーディオだとCDの入れ替
    えが面倒なので、ついさっき一階にあるサブシステムのスイッチON。なんせ五枚のCDを連続
    演奏出来るからBGMにはサイコー。聴くのはENYA。すべてのCDを持っている。ENYAは
    え〜んや。なんてね。図面を書いたり模型を作るときにENYAは最適だってこと知ってます
    か? まるで大型船が海を渡るような、遠目には静かだけど近くに寄れば波をかき分けズン
    ズン進むような感じがまことによろしいのだ。
     
     そうしている間にも炭は姿を変える。赤々は白い灰になり放置しておくと消えてしまいま
    す。新しい炭を足し,熾(お)きた炭の位置を変えなければならない。なかなかにして炭火
    は手間がかかりやっかいなもの。だから、常時、火鉢で暖をとるためには私のようなヒマな
    老人が居なくてはならず、そんな老人が居ない家では火鉢は使えない。こうなっとるわけ。
    また、この炭なるものちゃんとしたものでなければならないのですよ。一度、ホームセン
    ターでバーベキュー用を買ったんだけど、煙ってどうしようもないことがあってね。近所の
    燃料店のものしか買わなくなった。でも、炭火のほんのりした暖かさはなかなかのもんで、
    捨てがたい魅力はある。ENYAは快調に奏でてくれているけど又してもトイレが呼ぶんだ。
    ネイチャー コール ミー なんて言ってたころもあった。HすることをGIセンターなんて
    ことも。帰りしな外を見ると雪はどうやら本格的な展開。
     なんてこったい! さきちゃん、こりゃ当分止みそうもねえな、吹雪いてきたぜ(by 龍・
    中西)。またかい!! こんな寒くちゃじっくり腰落ち着けて書き続けるしかねえな。二人
    で最長不倒の金字塔でもうち建ててみようか。な、さきちゃん。でもって、who is SAKI?
     こんなんのもあるし
     こんなんのもある
     長い記事でも終わりはやってくるんだ。これが我が家の金具ぜ〜んぶ。家のあちこちで息
    を潜めて出番を待つ姿に想いを馳せる。誰も見ていないとこでもちゃんと仕事をすることの
    すばらしさなんてものは今どきなかなか居ませんぜ。仕事ってのはこうでなきゃいけません
    よ。見習いたいもんだ、まったく。目立ってなんぼのココロは店主もおんなじだけど、こう
    いう地味な存在には尊敬の眼差しは忘れておらんのじゃて。
     なんて言ってないで、そろそろ昼ご飯にしましょうか。ご飯はありますし、おかずは昨晩
    の残りがある。みそ汁だって。記憶によれば、サーモン刺身(30%引きだったから)と野菜
    炒めがおかずでみそ汁はじゃがいも。自慢じゃないけど私がすべて料理した。けど、遅い帰
    宅のカミサンは夕食済ませてきたから、私が平らげなければならない。下手すると数日同じ
    おかずを食す栄誉に輝くこともある。でも、地球の営みからもたらされた貴重な食材ですか
    らありがたく頂戴しますよ。捨てるなんてことは絶対にしない。マジで。
    じゃ、そういうことで・・・・・・・・・・・・・・・・の、店主でした。

    コメント
    フェ~レン ダンケ!! ドイツ人家具金物技術者の心意気は全盛期のSONYの如しで、100年たっても(ご紹介にあずかったメーカーは125年前に創業)ゆるぎないのでございます。
    • 金物屋T
    • 2013/02/19 7:05 PM
    ドイツ人の車へのこだわりは異常だとトルコ人のタクシードライバーが言ってたけど、家具に関しても凄いものがあります。家具のローンで破産する人がいるし、宝くじが当たったら何を買うか問われて憧れの家具を挙げる人も稀ではない。で、ドイツでは家具産業のステータスは極めて高いです。
    • 金物屋T
    • 2013/02/19 9:07 PM
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