屑入れ VS ゴミ箱

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     まずは広辞苑で屑入れを調べてみる。屑籠はあるけど、屑入れはない。ちなみに屑籠は
    「紙屑など屑を入れる籠・箱」とある。もう一方のゴミ箱はあった。正確には「芥箱」、
    ごみを入れる箱。ふーむ、屑入れって言葉は存在しないんだな。ならば、今後は屑籠、
    屑箱、芥箱でゆくことになるんだろうか。

     いやね、ずいぶん前から考えていた屑箱をちゃんと作ろうと思ってね。ふだん曖昧に
    使っていた名称を調べてみたわけだ。知り合いの木工所サンダンスさんのとこに行った
    折、休憩スペースの脇にあった屑箱が目に止まったの。あれ? いいじゃん、コレ!。
    で、了解をもらってちょこっと試作したんだわさ。それから長い空白時期があって、
    そろそろちゃんとしないと決着がつかないまま死んじゃうかも、ってことで二回目の
    試作をしたワケ。


     こんな感じ。材料はメラミン化粧板と呼ばれる1.2ミリ厚の硬質樹脂板。これをクルリと
    丸めてネジで止めるだけのもの。いたってカンタン、誰でも作れます。これは構造モデル
    だからネジも止め方もいい加減です。おおよそのかたち、バランスを確認するだけのもの。

     長いサイズも作った。これで高さ45センチ。上記のは30センチ。

     二枚を重ねてネジで固定。ネジを食い込ませるための木片が見えます。この重ね
    部分をどうしようか? いずれはボルトナットにするけど、この木片の扱いが未定
    でね。

     蓋です。真ん中に穴を開けてあるのが一般的だけど、ひねくれ者のアタイは端っこ。
    なんか月みたいになっちまった。

     この蓋、真上に上げる事が出来ないから、このように軸で回転するようになる。
    この軸を支えるのが合わせ目の木片となりますか。

     以前の試作は単なる円筒(ドラム缶形)だったけど、今回はちょいとコジャレて
    円錐形にした。正しくは逆円錐形。円筒ならば長方形をクルッと丸めればいい、でも
    円錐はそうはゆかない

     ってことで、扇形だ。上が高さ45センチ、下が30センチ。上の円弧直径は5m、
    下は4m、アタイの古いパソコンでは5m以上の円は描けません。計算で描くことも
    できるんだろうけど、中学で数学挫折した私には到底ムリ。

    ここまで出来れば一段落、あとは底板をどうしようかってこと。できれば外周にネジを
    見せないで固定したい。しかもアシスタントのI君はベタ置きはイヤですね、ちょっと
    浮かせるようにしたいですね、なんてこと言う。そりゃ私だってそうしたいのは山々。
    だけどそうスンナリとはゆかない予感充分でさ、案の定ハードルがニョキと姿を
    現した。なにごとによらずなにかしらの困難はつきもの、真面目に汗してガンバレば
    きっと女神は小さく微笑んでくれるだろう。なんて、甘いか?


     もう20年も前だろうか、我が家にはこんな屑箱があったんだ。最初は店で使って
    たんだけど、今はキッチンで便利してる。厚紙で作られた単なる円筒形だけど
    使い心地はスバラシイ。家庭用生ゴミ45ℓの袋がちょうどおさまるんだ。

     いたってカンタン、私は下に小さなキャスターを仕込んでる。ちょっと移動するのに
    便利なの。問題は、円筒形だから満杯になったゴミ袋を引っ張り上げるときに箱も
    一緒に持ち上がっちゃうのよね。だからの逆円錐形、それなら上に広くなるから
    袋がスムーズに出せるってもんじゃんか。どこのキッチンだって狭いだろうから
    コンパクトで汚れがつきにくいものがイイに決まってる。色も選べるから部屋に
    合わせることOK。そんな感じでね。

     ってことで、30、45、60センチの3つの高さの屑箱が出来上がるだろう。これを
    ファクティオで売ろうってこと。捕らぬ狸の皮算用、武士の商法、うまくゆくのか?
    でもね、もともとの発想が屑箱の地位向上だから売れなくても落胆はしないんだわさ。
    どういうことかというと、どんな部屋にも屑箱はあるでしょ。でも、ヒョンなことで
    写真を撮ることになったら真っ先にのけ者にされるのが屑箱じゃないっすか。現に
    いろんな雑誌に載ってる部屋には屑籠はないもんね。普段は使ってるのに、改まった
    席では「そっちへ行ってらっしゃい」なんて扱いは悲し過ぎる。ヒド過ぎるって
    もんじゃないっすか。さんざん付き合ったあげくに「結婚するから別れてくれ」
    みたいなもんじゃないっすか。

     だったらこの私がシャシャリ出てやろうじゃないの。余計なお世話を買って出て
    みようじゃないの。数軒の雑貨店やインテリアショップ観ても碌な屑籠はないしさ。
    決してアタイの屑箱が素晴らしいなんてことは思わないけど、誠心誠意真心込めて
    おつきあいさせていただけばソコソコのものは出来るんじゃないだろうか。そんな
    こんなで屑籠・・・・・・・・・・・・

    しばらくは恋をしてみよう・・・・・・・・・・・・・な、店主でした。

     

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