続・ベルリンはまだ良かったんだ

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     なにがまだ良かったんだ、ベルリンは? ってことを書き忘れた。早く言やあ、
    ブタペストの寒さに比べたらベルリンとかウィーンの寒さなんてどうってことない。
    ましてや東京の寒さなんか序の口。そりゃ北海道や東北の寒さも厳しいんだろうけど
    体験しとらんからね、こちとら。

     で、ベルリン。去年と同じとこを経巡ってきた。まずは友人達が共同経営している
    デザイン学校に行き、同じ建物内にあるホテルで荷を降ろして、MANYFOLDに。

     去年はたまたま発見だったけど今回は二度目だから「裏を返す」ってことになる。
    行った時はあっちの店主不在、しばらくして帰ってきたらば「ヒロ!」と、アタイの
    名前を覚えちょってくれたんよ。どうやらケーキをデリバリーしてきたらしい。

     そのうち彼女の子供が帰ってきて店内でウロウロ、と思えばテーブルで何やらお絵書き。
    ケーキが欲しいと言い出すわ、お客さんも来るわ、来るわ、お客さんに飲み物を運び、
    ケーキを切り分け、その合間に我々と話し合い。なんだか悪いような気がするけど、
    そんなことないっすよみたいな感じだからついつい長居しちまうワケだ。

     タバコを吸いに外に出るアタイを気遣ってテーブルと椅子を表に出してくれ、珈琲の
    お代りを聞いてくれる。なんて優しいんだ、なんて歓待なんだ。そうこうしているうちに
    子供連れの夫婦がやってきて、隣室でなにやら相談。覗いてみればシルクスクリーンの
    枠を持ち出して印刷伝授なんだ。聞けば、子供の誕生会でTシャツにプリントして配る
    ってことで、アタイは驚いた。きっと絵柄も子供自身が考えるんだろう。そうか!
    この店は、雑貨を売ったり、絵を展示したり、喫茶やケーキ

    を供するだけじゃなく、催事会場だったり、モノ作りの工房だったりするわけ
    なんだな。一つじゃなくてたくさんのいろいろな目的や使い方をする店なんだな。
    う〜む、それってイイじゃんか。多角経営かい。小さな儲けを積み重ねての商い。
    なんか新しい気がする。そんじゃ、アタイのFACTIOでもやってみんべえ、とね。

     帰ろうとした店の入口でタイヤ敷物発見。細いから自転車だろう、コレ。

     で、数軒隣りのボタンの店に。去年買ったボタンと同じものを二個買い。店内を
    見回せばショーケースの中にライターめっけて、見せてもらう。数個のライター、
    ここは古い物ならボタン以外も扱っている。そん中の一個に釘付け、目が点になる。

     まごうことなきシルバー、くっきりと925の刻印が眩しいぜ。欲しいなぁ、コレ。
    幾らと問えば165€と。う〜ん、高いじゃないか。ざっくり円換算すれば23000円。
    どうしよう、裏を見ればロンソンだ。しかもmade in w-germany。こりゃ迷うぜ。

     
     なにが良いかって? 上の出っ張りがタマランじゃないっすか。フツ〜は出っ張り
    なしの四角内に収まってるもんじゃないの。でも、これは違う。堂々とここを押せと
    出っ張ってる。モダンデザインの伊勢神宮、音楽で言えばビートルズかバッハか、
    それがバウハウス。生まれ故郷のドイツで出会った逸品。この出っ張りはまさに
    モダンデザイン誕生から遠くない頃のカタチと私は見た。これが四角なら買わない、
    この一見なんでもない出っ張りが私のエモーションを鷲掴み。

    そんなアタイに追い打ちだ。中はキレイにメンテされてる、ガスは市販品で大丈夫! 
    とニヤリ。でもなぁ、2万越えはどうなんだろ。でね、一晩考えて明日また来るわ、
    と言ったのよ。そしたらさ、明日は休みだ、ライブをやるんだとかなんとか。げっ、
    ここで決めろってのかい・・・・・・・・・。こんなボタン狂いの店主の言うこと
    ならば信用しようじゃないか。で、財布から160€を出し小銭を漁ることしばし、
    おもむろに店主は20€紙幣をこっちに戻してニヤリ。25€サービスしようという。
    ありがとよ、せっかくのお申し出ならば受けて立とう、なんてこと言いつつ買うて
    しまったんだわさ。


     前の晩、ベルリン映画祭が開催されていることを知らされて、話しの中にケン・
    アダム
    が。知らんぞ、そんな人。話しているうちに「バリー・リンドン」を
    手掛けた人であることを知りビックリ。その展覧会がSONYセンターでやってる、
    ならばってことで観に行き、途中で壁に遭遇してパチリ。


     あ〜ぁ、またしても長文になってもうた。
     
     ゴメンね許されて・・・・・・・・・・・・・・・な、店主でした。

     

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