隠れキリシタンならぬ

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     その昔、オーディオは若者に限らず多くのファンが存在した。およそ40年ほども
    前のことだ。というのも、当時、東京デザイナー学院に専任教師として勤務していた
    私の同僚4人もあれがイイだのコレはどうだのと雑誌を見たり中古を買ったりしては
    話し合ったりしていたからね。時は過ぎ、気が付けば周囲にオーディオを語り合える
    人はすっかり姿を消し、往時の雰囲気はいまいずこ。かくいう私だって、子育てや
    教育費に予算はとられ、オーディオは忘却の彼方、昔入手したアンプで細々と聴く
    時間が長く続いた。その後、子供は自立し、ふと思い立ってオークションでチェック、
    懐かしい機器が勢揃いを横目で見ながら恐々一台入手。こんな方々は少なくないん
    じゃないだろか。なんだか隠れキリシタンならぬ、隠れオーディオファンみたいだ。
    別に隠れているわけじゃないけど、そう見える、そう思えてならないってことでね。

     そんなオーディオ機器、設計された当時はこれほど長く使われることなんか予想
    していなかっただろうし、オークションで取り引きされることなんか想像することも
    出来なかったに相違ない。機械であるからには、経年変化は当然だし、設計当時の
    音がちゃんと出ているのかどうかはなはだ怪しいと言わざるを得ない。かといって
    新品となると相変わらずの高値で私だって手も足も出せない。となればどうしたって
    オークションに頼らざるを得ないってのが多くの方々が抱えている現実なのでは
    ないかしら。

     そこで問題なのは、古いアンプが正しく作動しているかどうかってことだ。
    すでに多くのメーカーでは修理を受け付けておらず、ならばネットで調べるか
    ショップに持ち込むかのいずれかになる。私もまったく同じ状況で、良い音で
    音楽を楽しみたいけど電気や配線や部品のことなんかさっぱりわからないし、誰を
    頼りにしていいか?だから、やむなくそのまま聴くしかないわけだった。さらに
    困ったことに、アンプは多少の問題があっても音は出るってこと。さらに出荷
    された当時の音であるかどうかなんてことは素人のアタイなんか到底ムリ。

     こんな私の状況が特殊なものなのか一般的なものなのかわからないが、当ブログ
    の検索キーワードにオーディオ関連が少なくないことからみて当たらずも遠からず、
    現状のオーディオにいささかならず問題をお持ちの方がおられることの証左だろう。
    1月は、mazdaluce3000で11件、ヤマハCA-2000で10件。2月は、mazdaluce
    3000で8件、ヤマハCA-2000で16件、C-2で1件の訪問者があった。CA-2000は
    ベストセラーアンプだったから集中しているのは頷ける。

     一方のmazdaluce3000。オーディオに興味がない方には知るも知らぬも関係ナス、
    どーでもエエって存在だろうけど、アンプにお困りの方であればネットであれこれ
    探索された方であれば気になる存在でありましょう。以前はレストアしたアンプを
    オークションにも出品していましたっけ。Yahoo! Japanからmazdaluce3000を
    検索し、mazdaluce3000 - ヤフオク!で過去の評価を見る事ができる
    。ぬわんと
    悪い評価がゼロ。私なんかこれだけで信頼しちゃうけど。氏の代理店を任じてるから
    「これも宣伝だろう?」とお考えの向きがおられるのも否定はしない。

     そのmazdaluce3000のお客様がわざわざ北海道から当店にお出向きいただいた。
    氏のアンプのファンでもあるS藤さんだ。せっかく東京まで来るんなら、氏の工房
    まで行ってみませんか? と聞いたら是非とも、と。まずは、当店の地下で一服、
    その足で車で高速飛ばして一時間。氏(師)はにこやかにお出迎え、「村越さんの
    オーディオには劣る、ご感想をお聞かせ願いたい」などと宣う。こんな言葉を
    鵜呑みにするウブなアタイではない。早速、S藤さんと試聴。いや〜ぶったまげた。
    イイなんてレベルではない。凄いんだ、これが。まったくもって驚天動地。聴いた
    ことない未曾有の音場世界。誉め過ぎか? 誉め過ぎじゃない! 確信を持って
    言える、私が経験した音をはるかに凌駕してるんだ。S藤さんもお口アングリ、
    言葉を発する事も出来ない。って、これは言い過ぎだけど。

     氏の仕事ぶりは、氏の装置を聴けばわかる。でも、遠くて聴きにゆくことが
    できない、はたまたこの文章だけじゃ信頼できない、さらに、相談したいけれど、
    信頼度や予算のことやなんやかやが足かせになって二の足を踏んでいる方々に
    氏の仕事ぶりの一端をご紹介しようと、以前のレストアでのやりとりを記事に
    して差し上げようと思い立ったワケでありんす。相変わらず長き文章で失礼、
    当店を通じてのアンプ・レストアの詳細は次回、乞うご期待。

    mazdaluce3000健在なり!・・・・・・・・・・・な、店主でした。

     

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