新・音楽堂見学会

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      新といっても続きです。邦画全盛期には、映画が当たると「続」が出来、さらに続いてとなると「新」が付いた映画が出来たっけ。ただそれだけのもんです。

     いよいよ舞台周辺裏。大変なことになっています。大混雑。みんなウロウロしまくっています。後から追加で工事をしたところも多く、天井もかくのごとく低し。左奥は小さな調整卓、多分これも後からのことでしょう。ここは舞台で使うマイクや幕の上げ下げに使います。これとは別に場内最深部に全体の調整室があります。

     楽器室です。イヤー天井が低いひくい。梁の部分は充分に頭がぶつかります。一番奥はチェンバロ、手前にはスタンウェイ、その隣にもスタンウェイがありますが舞台に移動していて、一番最後にヤマハ。計3台のピアノと1台のチェンバロ。当初はここがなかったというのです。楽器置き場、どーしていたんでしょうか?? 
     
     右側の木の変な箱なんだと思いますか?
     ピアノやチェンバロよりも小さいけど重くて運ぶのがむずかしい楽器。もちろんクラシック音楽ですけど。
     エッヘン!! これは「ハープ」です。職員の方に確かめました。魅力的な箱です。うっとり見とれてしまいました。もっと近づきたかったんだけどロープが通せんぼ。

     オーケストラボックスでありマス。どこもここも人が溢れています。しかもめったに見れないところですから、私も鷹揚に。待ちますよ。時間はあるんですから。客席と同じ高さにしっかりとした板があって、使う時にはオーケストラボックスの床になるといった次第。一見合理的のように見えるけど、これが大変な作業なことは少し考えればわかること。オケボックスの床に使わないと、大量の床板を置く場所がないのですね。

     ようやく人々は立ち去り、空きました。床面を境に上下断面の図。床板は充分に厚く持ち運びはさぞや、と思わされます。中央部で支えられています。それにしてもこのオケボックスいささか浅いのではないでしょうか。椅子に座っても頭や肩は充分に出てしまいます。そこで説明されてた職員の方登場。モーツァルトの時代はかような作りになっておったと。決して知らなかったからではない! と。納得したけど、それにしても浅い・・・・・・・なぁ。

     これが中央の支柱。とても重そうです。今なら電動で上下するのでしょうか。よくわかりませんが。このオケボックスの解体がめんどくさいのか(そんなことはないだろうけど)、舞台が狭いので一幕物しか上演できないからか、20数年間オペラのコンサートはなかったとのこと。そうでしたか、とついつい感慨にふけってしまいました。

     この後、聴講という流れです。
     藤森氏のレクチャーは、設計段階での前川氏と丹下健三のコンペのエピソード(丹下案はまるで前方後円墳みたいで笑ってしまいました)、前川氏と関係深いル・コルビジェのこと(世界的に見てもコルビジェを評価しているのはフランスと日本くらい。なので上野の美術館は世界遺産になりにくい由)、コンクリート打ち放し仕上げのこと(打ち放し仕上を育てたのはなんといっても日本、職人の技が型枠を実現させた)、など多岐にわたり私は有意義かつ楽しく拝聴させていただきました。

     掉尾を飾るのは大谷氏のバイオリン演奏(ピアノ伴奏付)。バイオリン独奏にはちょうど良い広さ、音の響きも大好きだと語りつつ、数曲の演奏。いずれも肩のこらない名曲揃い、選曲に気遣いが感じられ。アンコールの最後の最後、舞台にはピアノの方が弾き始め、しばらくしてから客席に大谷さん登場。みんな内心びっくりしたでしょう。私も驚きましたから。会場くまなく歩きながらの演奏、すごい! 
     なにがすごいって・・・・。1メートル脇で300年前の名器グァルネリの音が聴けるんですから。そんな経験できませんって。舞台での演奏なら少なくても10メートルぐらいは離れるんじゃないっすか。で、その音やいかに・・・・・・・・よく覚えていないんですわ。
     情けなや、音楽好きが聞いてあきれるワイ!! なんとでも言ってくださいナ。なんとなく良い響きではありましたが、カンドー的で生涯忘れ得ぬというほどでもなく、私の感性も年老い錆び付いたということでしょうか。トホホ。

     今回の企画は第一回、二回目は来年の2月頃とのことでした。興味のある向きは如何でしょうか。もちろん、私は行きまっせ。

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