炭火なココロ

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     東京にも雪が降る、当然のようにあなたは来ないワケだ。わっかるかな?

    数年前の大雪、アパート3階の雪かきに大汗だったアタイは「頼む来ないで

    くんろ」、地下で無雪祈願のお籠り。

     

     長年講師の専門学校を辞することにして以降、心は離れるばかり。その

    証左と言うべきか、今週の月曜日、授業があることをすっかり忘れてもうて。

    授業開始時刻に地下でのんびりコーシーで一服しとったんだ。アシスタント

    から☎があっても、なんの用事だ?とまだ気づかない体たらく。折り返し

    ☎しようとしてようやく気付いて平謝り、おっとり刀で首都高飛ばして

    直行。

     

     さておき、炭火についちゃ以前記事にしたことがある。今年に

    なって念願だった炭火が本格始動と相成ったと思ってくんねえ。今、Accu

    Radioでジュディ・ガーランド「I Happen to Like New York」が流れて

    うっとり。今じゃ誰も口にしないんだろうな、ジュディなんか。そして

    ノラ・ジョーンズだ。次々と流れる音楽に浸ること「いとをかし」ってか。

     

     で、炭火だ。以前は時々だったんだ。毎日連続して暖を取ることはなく、

    そのたんびにカセットコンロで着火することの「なんだかな〜」感に

    苛まれていたのよ。昔なら、新聞紙丸めてマッチで火をつけ  またもや

    ローズマリー・クルーニーかい、エエやないか。ほんでもってダイアナ・

    クラールだ。記事が一向に進まないやないか。で、薪に火を移し消し炭

    を置いておもむろに炭に進むってことなんだろうけど、今じゃカセット

    コンロってことに負い目充分なアタイ。

     

     でも毎日炭火ってことなら、前の晩に2個程度の炭を追加して灰で

    覆っておけば翌朝そのまま継ぎ足せばOK、なんだ簡単じゃんか。

    毎日手を加え続ければカセットコンロの出番なし、経験済みの方々には

    当たり前すぎてそんなことも知らんのか!と叱られちゃうことだけど

    ど素人のこちとら、そんなことを知っただけでもけっこうな満足感でね。

     

     火鉢にゃ鉄瓶だろと銅板から打ち出したやかんを探しに青山まで

    出向いたけどあまりの高額ぶりに二の足三の足。なによりも五徳が邪魔で

    どうにもならない。鋳物の脚があるおかげで炭の置き場所が制限される

    のに我慢ならない。やっぱ天井から吊り下げるのが最良の案なんだなと

    古人の知恵に今更ながら感心したりして。

     

     朝、地下の室温はおよそ14度。炭を掘り返し継ぎ足し赤々な炭火で

    数時間、徐々に室温は上がり20度になれば充分だ。これに小さなオイル

    ヒーターが加われば温暖時間はもっと早くなるのは当たり前。でもさ、

    寒いのが少〜〜〜〜〜しづつ暖かくなるのもいいもんでね。寒けりゃ

    その分着込めばいいだけの話だからさ。どうってことはない。こうして

    毎日炭火を堪能しているワケだ。

     

     手をかざせば直火の暖かさ、部屋全体はほのかな暖かさに包まれる。

    問題といえば、炭の火の燃えカスともいうべき薄い灰。この灰で炭が

    包まれると火の勢いは落ちいずれは消えてしまいます。だからさ、時々

    火箸でいじって薄い灰を落とさなければならない。ペギー・リーの

    フィーバーか、聞き馴染みだけどもいい。ほんでもって時折炭を足せば

    OK。さして難しいことじゃぁない。

     

     こうして炭火と付き合い続けるとつくづくヒマな誰かが傍にいないと

    どうにもならないことを改めて知る。それは誰か?となると老人しか

    いないだろ。み〜んな仕事で出払っていて無人の家では無理な話ダス。

    家族が分散し、それぞれが一家を構えることになって久しいけどさ、

    それで失われたことっていっぱいある。そりゃ確かにアタイだって

    大家族の生活なんか無理も無理なんだけど。子供が結婚し家を出て

    夫婦二人っきりになって、アタイたちが死んだらこの家はどうなる?

    なんてことを考えるとついつい大家族のことを考えてしまうんだわさ。

     

    炭火に手をかざし、今日この頃な・・・・・店主でした。

     


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