子供の時間

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     地下の閉じこもりの日々、これじゃまるで将棋で言う穴熊だな。

     

     今朝、孫が勤しんでる野球部の試合があるよ、娘から☎。歩くこと数分の

    多摩川の河川敷。試合開始は午前十時開始なれど、昨晩の風呂を沸かし直し

    朝風呂を堪能、しかる後コンビニで珈琲サンドイッチを購い、徒歩で野球場。

     

     お〜やっとるやっとる。応援がすごいな、こんな遠くまで聞こえる。

    久しぶりの多摩川河川敷、桜はまだまだだけど、上天気で気持ちは◎。

    この球場は日体荏原高校のもの、土手に学生にどっちが勝ってる? 10対2

    です、東京高校が勝ってるの?、そうです、ダメじゃん荏原、いえ相手は

    大泉高校です、こりゃまた失礼。考えてみれば強豪日体荏原に8点差がつく

    わけない。

     

     土手を降りてまずはバックネット脇で観戦する。応援がスゴイ。東京高校

    のね。なんたって高校は歩いてこれる距離にあるから、母父も学生もわんさか。

    メガホン叩いて大声の大応援団。隣の母親らしき方がジャンプしてる。それが

    面白すぎて横目が離せない。釘付けだ。わかりまっせ、その気持ち。孫は試合

    に出ていないけど、関係者としちゃ踊りたくもなろうってもんだからな。

     

     一塁側のネットにズラリ並んだ野球部員、女性マネージャー3人、母父、

    アタイのような祖母祖父。野球部員、女性マネージャー3人が次々とアカペラ

    声援に感心する。どうやら状況に応じて様々な曲があるらしく、誰かの音頭で

    声を限りに怒声が続くときたもんだ。

     

     つくづくいぃ〜もんだなココロ。甲子園に出れる可能性は極小なれど、今

    この時に熱中できることがある。それはいささかかなり羨ましい。なにね、

    昨日アタイの後任となる卒業生が来て、授業のことについて相談されたの。

    デザイン学校に入学した学生はどう考えているのかわからないけど、学校側

    としてはとにかく就職率アップが大命題でね。それが新入生増員の決め手と

    あればそれはそれでわかるけどさ、将来のことは誰もわからない、いまの

    この時を楽しむことを忘れちゃいけませんぜ。それが生きてるってこと

    だからさ。違うか?

     

     甲子園に出場できるかどうかわからない高校生がいて、就職できるか

    どうかわからない専門学校生がいる。片っぽは熱気充満な青春を謳歌してる

    ように見える、しかしデザイン学校じゃ、作品について相談することもなく、

    良かれと思うアドバイスにも虚ろな反応、自分のアイデアを作るだけの

    孤独な世界、熱気は乏しくて活気は一体どこに置いて来たの? スポーツと

    木工製作とじゃ異なる世界だからと言われるかもしれないけど、この違いは

    何故なんだろう。そんな思いでしばし佇む。

     

     ま、どっちにしても辞めたんだからどうでもいいんだけど。ついつい。

     

     こうして過ぎて行く日々、ふと感じるのは時間の流れが遅くなったように

    感じることだ。小学生の時、母の実家で一夏を過ごした。毎日自転車で

    小一時間の川に行き、夕方まで泳いだり遊んだり。なんであの頃は時間が

    ゆっくり過ぎたんだろう? 不思議でならない。折に触れそんな思いを

    抱いていたんだわさ。でも、齢70になった昨今、地下で木工をし、音楽を

    聴き、時には映画を見て、寝る前には本を読む、そんな生活をしていると

    なんてゆったりと時は流れるんだろう。時間の流れは心の感じ方次第で

    早くもなるし遅くもなる、そんな当たり前なことを再確認させられる。

     

     肉体の衰えとともにSEXの嗜好は一気に凋落し、SEXと疎遠になること

    と入れ違いにまったく別の快楽にも似た扉が開かれる。心の中にスルリと

    何かが入り込んできた。う〜む。人間は完成することはなく、死ぬこと

    すら終わりではない、日々新しいことが出来するとか。なるほどね、

    言えてるなソレ。それが実感できるよろこび。

     

     なかなか、いいもんでっせ T野井さんよ。

     

    相変わらずAccu Radio聴きながら・・・・・・な、店主でした。

     


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