あなたなら、ど〜する?

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     そんな歌があったな、たしか石田あゆみだったな。ドイツはウルム市から

    やってきた友達の友達、帰国が迫ってきた一昨日、泊めてくれんかとメール。

    最後の夜は一緒に夕食をとりたいと、歓談のひととき。つたない英語ででも

    下手な鉄砲数打ちゃあたる、通じてるらしいな、相手の表情で察するしか

    ないときたもんだ。

     

     料理は食べ尽くし、ビールだけ追加しつつ、明日の出発までの予定を提案。

    目黒雅叙園で開催されている生け花展はどう? と。片方のBirgit嬢、生業は

    花屋、それならとね。OKってことになり、その後青山のイッセイ・ミヤケを

    再訪したいんだけど、とおずおずと切り出すBirgit嬢、遠慮なココロ丸出し、

    むろんこちとら毎日が日曜日だから、なんの問題もござんせんと相成る。

     来日した翌日、行ったんだイッセイ・ミヤケにね。何着か試着して、とても

    似合ってたし、でも買わなかったのよ。お金の使い方は質素だから、気に

    入ったものの二の足を踏んだってことだろ、とアタイは推察してたんだ。

    でも、も一回行きたいの言葉を聞いて、そうこなくっちゃいけませんぜ

    お嬢さん、内心大きく頷くアタイだったんだわさ。

     

     で、パンツをお買い上げ、他の店でシャツをと行ってはみたものの色が

    気に入らず即断念。パンツとシャツの色が合わないのが断念理由だけどさ、

    決断の早いこと、ものの数秒だもんね。己を知ってる人の決断は早いのよ、

    ヨウわかっていらっしゃるな〜と再確認した後、最後に珈琲でもとなり

    最寄りの喫茶店で一服。あれやこれやくだらないおしゃべり、さて帰るか、

    になってAndreas君がところで君の店にあったテントの骨組みどうするの?

    話を振ってきたの。ま、こういうことはよくあること、最後の最後に話が

    出ることよくあるもんね。氏はそのことについて話したかったんだけど、

    アタイの仕事だしってことで遠慮してたに違いない。

     これなんだけどね、テントっちゅうのは。前にも書いたけどさ、棒の製作

    に目処はついたものの上部赤紐でくくってるとこをどうしようって話なの。

    中段を紐で縛っておおよそのサイズは確定した。ちゃんと中心が真ん中に

    来てるかどうか、

     上からなんちゃって下げ振り、2〜3センチずれてるけど、これは想定内。

    棒すべてがゆるゆるだから、この程度の狂いは当たり前。

     棒が集まっている上部中央を見上げてパチリ

     上から見下げてパチリ

     唯一最大の問題はこの紐部。とりあえずの応急縛りだけど、紐は水平には

    ならないし、紐が落ちないようにのネジは単に紐が落ちないようにするだけ、

    紐は上にも下にもズルズルと動く、っていうか棒がスルリと下に抜けて、

    床に描かれるはずの正六角形が歪むのよ。はて、これをなんとかせねば。

    すべての棒は斜めってる。下にゆくほど広がってる円錐形、図面を描く事

    なんかできっこない。きっちり固定はムリ、ゆるく固定して上にも下にも

    ずれないで、しかも交差している中心が末端の脚のほぼ中心に来る、方法や

    如何に? あなたなら、ど〜する??

     Andreas君のアイデアはこうだ。リング状のなにかを上下の出っ張りで

    動かないようにするのはどうだろか? やっぱね、アタイも同意見。なにか

    突起をつけて、リング状のなにかを宙づりにするしかないかと思ってたのよ。

    問題はリング状のなにか、だ。彼は金属がどうだんべ? 竹は? と意見を

    出してくれるけど、アタイが加工出来ない材料はとてもむずかしい、意見を

    受け入れるココロはあるけど、試作を繰り返す予感満載のこの部分、誰か

    に作ってもらうことはきわめて困難極まりないんだわさ。

     

     あなたならど〜する? まずはAndreas君のアイデアは承った。上下に

    突起をつける案で意見の一致をみた。問題解決の際、異なる二人の意見が

    同じ場合、そのアイデアは悪くないと考えて差し支えない。でもね、

    ひょっとしてもっといいアイデアがあるかもしれないでしょ。とはいっても

    誰にでも相談できることじゃない。友人のT野井さんが真っ先に思い浮かぶ、

    ネジの永井さんも候補だけどネジにほとんど関係しないから営業中に聞くのは

    憚られる。ってことでT野井さん、もし読んでなにかひらめいたらおせ〜て

    欲しいんだ、お礼はなんにせよう、居酒屋で一杯でどうかしら?

     

    まるで知恵の輪だな、これは・・・・・・・・・・な、店主でした。

     


    照明の作り方なのダ 改訂版

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       NHK-BSでインド・コルカタ(旧名カルカッタ)を観てひっくり返ってもうた。

      世界一人口密度が高いとのこと、いやもうその凄いこと、この上もなし。街中の

      雑踏もさることながら、訪れた家々は4帖半に4〜5人暮らすのはザラ、座る場所

      もないから立ちっぱなしでお話。中でも、ワラをヒモでくくった上に泥を手で塗り

      たくった人形が素晴らしくって、唖然呆然。行ってみたい筆頭に急上昇なコルカタ。

      でもやっぱ下痢は必須らしい、を聞いて惑いのアタイ。インドに行った知人二人

      とも下痢の凄さは並じゃない、一人は便器から離れられなかったとか。悩むな〜。

       

       さてと、照明の改訂版がようやく今日出来上がったんだわさ。まずは、

       電球を取付ける板だ。小穴は電球用、大穴は換気用。手前が旧板で、全然

      明るくならないんで、2.5倍増。250Wなら文句あるまい。

       畏友T野井様ご指摘の結線部はこの通り。これならいいでっしゃろ。

       点灯OK。それにしてもけっこうな発熱です。そこそこ暖房機になるだろ。

       まず、天井面に電球板を取付けて、横からスゥ〜っと照明木枠をスライド、

      L型金具で引っ掛けて固定させようって魂胆なんだけど・・・・・・・。

       こういう感じにね。

       さいごに蓋?を固定すればじぇったいに落ちません!

       ミス・ブランチ塊はご覧の通りの宙吊り状態になる。キレイでしょうが。

       支える部品。棒同士をT字形に取付けるには片っぽ穴と片っぽ丸棒にして

      ボンドたっぷり之助and上から極細ビスの緊迫SM仕様?

       仮付けしてみたら、あいや〜隙き間から光りが漏れて、壁と天井の境い目に

      光りの筋が丸見えじゃんか

       さらに配線や取付け用のアンカーボルトも丸見え! まいったな。見えない

      と思ってたんだけど・・・・・・・・・。

       あわてず騒がず地下の工房で目隠し板を作ったもんだ

       急ごしらえにしちゃ上出来だときたもんだ

       ま、こういうことになったワケだ。ちょぴっとデカイ気もしなくもないけど、

      いいだろ、これで。

       暗くてわかんない? アタイのカメラじゃせいぜいこの程度

       最初の照明よりよほどイイ、と自画自賛。

       

       久しぶりに気合いの入った木工仕事、わかったのはアタイの技量のなさ具合。

      手も震えてきてるし、なんて言い訳したところで所詮は腕の問題、どうにも

      こうにも未熟丸見え、己の限界が露呈されることたっぷり味わって、完成

      した喜びに踊るわけにはゆきませんのさ。

       

       とはいえミス・ブランチ塊の美しさは抜群で、それに目を奪われて頂いている

      間は木工の不出来も減じることだろうて、を願うばかり。9月18日にベルリン

      から友人の友人が泊まりに来るんで、彼の感想が楽しみだ。

       

      てなこと言いつつその気になって・・・・・・・・・な、店主でした。

       


      縦穴式顛末記

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         夏なのに雨ばっかり、このまま秋になっちまうんだろうか。さぞや農家は

        思案投げ首で、心配なことなんじゃないかしら。なんてこととはカンケーなく

        アンプを入れ替え、レコードが期待通りに聴けるようになり、頷くアタイ、

        またもやオーディオ棚の整理、のついでにホコリよけのカーテンまで作って

        しまった。記事にしようかとチラリをアタマをかすめたけど、毎度毎度同じ

        ような記事じゃバカだと思われちゃう、ということで・・・・・・・。

         

         かねてより懸案事項にいよいよ着手して、きのうほぼメドがついて一安心な

        アタイ。なんとかうまく行きそうだからちょっぴりウレシイのココロなのだ。

         頼まれたわけじゃないけど、長い棒を作ってやろうかと思ってからけっこう

        時間が経ってしまった。コレの長さはおよそ1.8m。で、こんな棒をそのまま

        持ち歩くわけにはゆかん、真ん中で継がねばならぬ

         ってことで、継ぐとこはこんなふうになるだろ。

         それぞれ2つの部品をつかうんだわさ。ま、ここまでは誰が考えたって

        同じコトになるに決まってる

         

         問題は、棒の切り口に穴を開けることでね。普通のボール盤じゃ

         こういうふうになるからさ、横に穴は開けられるけど縦にとなるとほとんど

        ムリざんす。はて、どうしよう? アイデアがないこともないけど面倒くさい

        とほっぽらかし、放置プレイの日々が続いたんだ。でもさ、そいじゃ相手にも

        失礼じゃないか! いささか反省、取り掛かったら案に相違してすぐ出来て

        もうた

         長い棒の切り口に穴を開けるには、垂直方向では叶わない。寝かせるに如かず

        と、このようなものを・・・・・・・

         使用する電ドリはコレ。世界最古の電気ドリルメーカーですぜ、の口上に

        フラフラと買って幾星霜、ようやく最高の出番が巡ってきた。ドリルの上部が

        真っ平ら、これが素晴らしい!

         このドリルにピタリ合うように左のジグ(っていえるのかどうか?)を作り、

        それに合わせて右の台を作ったんですわ

         こうして隙き間をすべらせば、あ〜ら不思議、まっつぐ水平にドリルが

        動くじゃあ〜りませんか

         でもね、いくら正確にドリルを固定しようと努めても、いい加減なアタイ、

        多少の隙き間でグラグラ、ってことでウェスを挟めば、ナイスな締まり具合

         さて、棒を固定する台に取りかかろう。開けたい穴の位置はドンピシャで

        決めたいのが人情。ってことはですよ垂直水平どちらも微調整できなくちゃ

        いけません

         水平方向の微調整は二枚の台板を作り、合わせ面に棒をくっつけて、正しい

        位置が決まったところでクランプでお仕置き固定。ま、これもどうってアイデア

        じゃないけど、一応ってことで

         問題は垂直方向。垂直に上昇下降できる装置をベニヤで作ることなんか

        できっこない! でも出来るかも? 一応考えたんですよ、これでも。でも

        やっぱりというか、出来ないと思い込んでるせいか、どうにもさっぱり

        アイデア皆無。ま、こんな穴開けめったにないし、ってことで適当な薄板を

        敷いて高さを変えることに。

         

         ってことで、まずは試作してみたワケだ。なにごともやってみなくちゃ

        ワカラニャイ。試してみて不具合めっけ、正確な位置にドリル刃が的中するか、

        うまく穴開けられるか、グラグラ不安定なとこはないか、そんなアレコレたち

        をほぼイメージ通りにくぐり抜けて、今に至る、みたいな。いや〜久しぶりに

        マジメに木工してしまいましたわ。

         

        手プルプル震えてもまだまだ使えるもんだ・・・・・な、店主でした。

         


        照明の作り方なのダ

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           暑くなくちゃ夏じゃない! 一昨日の日曜日、仕事に飽いて横須賀へ。アンプ

          の師匠mazdaluce3000氏の工房にセレクター(数台のアンプやスピーカーを

          瞬時に切り替えて聴く事ができる)をお返しに。さらに、最近譲ってもらった

          DENON PRA-2000Zの使い方2〜3を教えていただこうと。彼の工房はかなり

          デカくてさ、冷房がほとんど効かずに、窓からの冷風が頼みの綱。あいにくの

          微風、暑さにめげて早々に退散。次の訪問地へ・・・・・。

           車で数十分、葉山にあるエスケープなるレストランへ。海沿い道路に面して

          心地よい雰囲気、でも冷房が微弱、テラス席を改装した2卓の席は温室のようで

          汗が吹き出て来る。冷製パスタを食し、アイスコーヒーを飲み、更におつまみ

          牛肉を食べてるそばから、汗なんだ。「暑くなくちゃ夏じゃない!」とは言った

          けど、這々の態で帰途に付く。なんて脆弱なんだ。

           

           そして昨日、以前記事にしたミスブランチ取付けねばと、ほんの少しだけ精を

          出したんだ。ずいぶん前から部品は出来上がっていて、残るは最後の仕上げ加工

          のみ。

           これが天井から吊るすための土台で、

           これが照明部分。100V5Wの豆電球が20個、総勢100W。一見なんでも

          ないように見えるけど、5Wの豆電球がなかなかのもんで、売ってるとこが

          ないのよね。アタイは昔おせ〜てもらった秋葉原の光東電気で買うけどね。

          可笑しいのは、買う時。妙齢なるオカミさんが「お薦めできないんだけどね、

          これは」を常に言うことでさ、要は在庫はあるけど売りたくはないみたいな。

          きっと耐久性に問題があり、万一出火したりしても責任は負えませんよという

          ことなんだろ。

           ソケット裏側。電球もなかなかのもんだけど、このチン恋ソケットの入手は

          さらにムズカシイ。件の光東電気にはもちろんない。泡を食ったアタイ、確か

          ここらへんで買ったことあったと見当をつけて聞き込み数軒、ようやくめっけ

          たのがサンライズ。「掃き溜めに鶴」な美嬢はなんなく用意してくれた顛末も

          記事にした。さて、これを結線しなくてはならない。

           こうなった。並列配線だと光量は変わっちゃうんで直列配線。狭いとこで

          ハンダこてを使う、ヤケドしなかったのが不思議、なんせ手プルプルだから。

           あ〜してこ〜して、カタチになった。う〜む、果たしてこれでうまくゆく

          のだろうか?

           薔薇封入のアクリル塊をおそるおそる仕込んでみる。ありゃりゃ!

          豆球とはいえ直接光りが目に飛び込んできて、イカンのことよ。そんなこと

          当たり前じゃん! でもさ、アホだからさ、事前に気が回らなかったんだ。

           しばし点灯して発熱を確認する。豆球とはいえ100Wは100W、熱で

          ミスブランチが溶けて変形するなんてことは恐ろしくて考えだに出来ません。

          数分後、こりゃとてもじゃないけどムリでやんす、結局8個減量して60Wに。

           ホームセンターで乳白色アクリルを買ってきて、当ててみる。やっぱね、

          スマートなアタマなら最初っからこうするんだろうけど、アタイはそうは

          ゆかないんだわさ。後から後から続々と問題が噴出し、場当たり対策に

          汲々とするのは毎度のこと。あ〜ぁ、この歳になってもそうなのかいと

          めげるな。

           ミスブランチ塊の上にも乳白色アクリル、キラリと光ることはないけど

          落ち着いて品があるこれもなかなかいいか・・・・と。

           で、いよいよ天井面取り付けの儀。さほど時間はかかるまい、の予想通り

          スムーズにコトは運ぶ。まぁまぁいいんじゃないっすか。汗かきかき一服。

           ちょっと小さいか? 小さいな! そうでもないか? すでに着手してから

          けっこうな時間は経ったし、思い入れ思い込みたっぷりだから冷静に客観的に

          観ることなんかできやしない。ま、これでしばらくは様子見、時間が経てば

          アラも出て来るだろうし、そうなったら作り直していいか・・・・・・。

           

          さてと一段落して、次はなにを作るべえか・・・・・・な、店主でした。

           


          本命のお土産完成

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             NYのお土産の第二弾、っていうかこっちが本家本元。が、出来上がって、

            今日渡すべぇと☎。元々友人少ないアタイだし、ひねくれてもいるんで旅行=

            土産という発想が湧かないのよね。私自身土産をもらって喜んだ経験は思い出せ

            ないほど少ないし。そんな性格だからあげる人もいない、もらって喜ぶだろと

            想像力がはたらく物品と出会うこともないままに現地で数日経ったわけ。

             

             ある夜、ブルースかなんかを小汚いクラブで聴きたいと伝えておいたら、

            ブルーノートに予約してくれてて、行ったんだ。ジャズの世界じゃ歴史と伝統

            を誇るらしいけど、思った以上にキレイでいささか残念だったけど、それなり

            に堪能し、帰り際二階にあるショップへ。な〜んも期待してなかったんだけど

            カウンター上に妙なモノ発見!使い方を聞いて即、三個購入したの。一個は

            畏友・T野井さんにあげ、あとの二個は予備。

             これがそれ。ギターのピックのようなカタチで、先っぽに丸くなにかが。

            黒いのはゴムだ。聞けば、ゴムの部分で携帯をタッチ操作するもんだと

            言うんだ。ぬかったわ、もちっと考えれば使い道わかったろうに、あまり

            考えもせずについウカウカと質問しちまって、なんてこったい。ギター

            弾きは爪を伸ばす人もいる、だからってことでもないだろうけど。シャレ

            心に不適な笑みを浮かべつつカードを出して、よろしくやってくんねぇ。

             

             どう考えたってこれだけじゃお土産にはならないでしょ、もちっとそれ

            らしいモノっちゅうかさ。さてなににしよう。と、考えるまでもなく写真集

            しかない、ペラペラめくっていたらめっけたんだ。

             ほぼ完成のお土産、中の写真がソレ。見えるかな〜? 手ですよ。しかも

            黒人しかも細身。はて、誰でしょうか? ミュージシャンです、トランペット

            吹きです。ま、それは置いといて、額に話を戻しましょう。フツウ、額は

            真ん中に写真があって、それを取り巻く(主人公の写真や絵をジャマしない

            ように)枠だ。枠は脇役で主役ではない。でも万年脇役って〜のも寂しく

            ないかい、たまにゃ主役とまでは言わないけどもちっと目立ってもえ〜ん

            でね〜の。そう思ってね。真ん中に妙な極細格子をあしらったもんせ。

             その格子はこれ。泊まってる身内のアパートから徒歩数分、思いがけなく

            突然出会ったクライスラービル。てっぺんはあちこちから見える、あそこら

            へんだと思ってたらいきなりだからさ。アタイ大大大好きなアールデコ、

            その代表選手がここ。ようやく巡り会えた歓びにアタイはパチリパチリで

            踊りまくる。

             なんて素晴らしいんだ! 数種の型板ガラスもまぶしいぜ

             ギザギザにうっとりしすぎて首が痛くなってまったじゃないか。この

            真ん中の405が入ってるとこを額の中に入れたろやないかと即断したんだ。

            405も是非とも入れようと思って、糸鋸で切ってたんだけど、思った通り

            あまりにも細いんで吹き飛んでしまいました。あ〜ぁ。やっぱムリか。

            巾1ミリはいかになんでも細すぎたってことね。反省反省

             裏だ。よくある折り畳み式の脚は付けたくない。でもさ垂直じゃ倒れちゃう

            でしょ。なんか重しのような、ひっくり返らないそこそこの大きさってこと

            で、かような次第に。円柱の片っぽを少しだけ削り平らな面を作って、そこを

            裏板とネジ止め。

             円柱には穴が、そこに◯ポッチを挿入。

             クライスラービルのステンレス格子を拝借して、枠とともに切り抜いた。

            格子部分の厚さは約2ミリ、巾は1.5から2ミリ程度。枠板の厚さは1センチ

            ある。1センチ厚の板をそのまま切り抜けば強度万全だけど、それじゃ

            いかにも無骨でダサイ。ってことで格子のとこを2ミリまで薄く加工して

            恐る恐るの糸鋸作業。

             ようやく これで出来上がり! しかし、なんか物足りないとアタイの

            ココロが発信するんだな、これが。上部の半丸んとこがさ、なんか物足りない

            と訴えてくるのよね。小さななにか、アクセントが。考えることしばし

             真ちゅう製の飾り金具を付けてやったら、まぁまぁこんなもんでえ〜んで

            ないかいと、ココロも納得したようで一安心。

             

            気に入るかどうか、運命の分かれ道?・・・・・・・な、店主でした。

             


            お土産の作り方

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               NYから帰ってきて、友人に差し上げるお土産を作ることを思い立って、

              まずは一個目が完成した。まず、作るにしてもNYで入手した「なにか」が

              ないとなりませぬ。ってんで考える間もなくこれっきゃないだろと決めた

              のが、

               メトロポリタン美術館で買い求めた。アービング・ペン100周年記念の

              写真集。なにもここで買う必要ないか? 重いし、とは思ったんだけどね。

              東京へ帰ったらこの本のことなんか忘れてるに決まってるし、売ってたと

              しても買いに行くの面倒でそのままになっちゃう、で即決購入となったの。

               写真とくれば写真立てか、はたまた額縁が通り相場。お土産ったって

              大したもんは出来ないこたぁ自覚してるけど、これも商品製作の練習、

              リハビリのつもりで作り始めた。

               最初、お土産を渡す相手は畏友・T野井氏だった。でも、しばらく木工仕事

              してなかったんで、手始めに懇意にしている古着屋ZIRAさん用に作ることに

              したんだ。古着屋なら古材だろ。工房にある古材はこれっきゃない。

               厚いので二分割

               短い材なんで継ぎ足して長材に

               表はボロボロなんで、裏で補強する。カラフルな細材は昔バランチェッタ

              外壁で使った余りものだ。

               端っこは腐ってて、接着するのにいささかの往生は覚悟してたけど

               ここがどうにもならんのよね。ボンドつけて圧着しようとするけど腐った

              とこがドンドン剥がれ落ちるんだわさ。ありゃりゃのこりゃりゃ。

               どうにもならなくなって、あわてて裏から再補強。う〜む、泥縄仕事だな。

              こうなるとわかってても、計画性もなく突き進むのも気持ちい〜んだから

              どうにも困っちゃう。

               とかなんとか言いながら、こんな感じに仕上がった。1950年代の仕事着が

              16職種そろい踏みだい。古着屋さんならやっぱ洋服だもんな。巾80センチ強、

              高さ40センチ弱。一応完成したものの、なにか物足りない。本当なら真ちゅう

              プレートがバチッとくっつけばそれらしくなるけど、ないしな〜

               で結局クリップを固定し、そこにプレートを挟むことにする。この写真集の

              中に、仕事着シリーズがあるんだけど、これはメトロリタン美術館の

              キュレーターのJeff Rosenheimという方が担当しているもの。そんなら彼の

              ことも伝えなくちゃ失礼だろと考えたワケ。ちなみに裏面は美術館のチケット

              をペタリ。

               でも、そんだけじゃまだなにか足りないなぁ。バランスもわりいし。やっぱ

              タイトルが必要じゃん。と、仕事着シリーズのタイトルを本から切り抜きペタリ。

               で、こうなった。どうですかね? ZIRAさん気に入るかな?? 土産と

              言ってもデカイし、押し売りだしな。貰ってみたものの、イヤとは言えない

              だろうし、かといって捨てるわけにもゆかず、困っちゃうかもしれないな。

              これが自宅なら飾ろうとしまい込もうとわからないけど、店用にとなれば

              アタイが行ったときに飾ってなければ、気まずい雰囲気になっちゃうよね。

              困った客からのなんだかなぁ〜なプレゼント、どうするZIRAなんちって。

               

              一息ついてT野井さんへの土産作りにGO!・・・・・な、店主でした。

               


              両刀使いは妖刀にあらず

              0
                 頼まれていた茶箱の脚を作っているのです。これがなかなか曲者、やり始めたら大した
                ことではないんだけど、やり始めるのが遅い。腰が重すぎてどうにもならん。先日、妙齢な
                美女のお客様が一枚の写真をお持ちになって

                 こんな感じの脚をつくっていただけないかしら? と。うーむ、なんか大変そうだ。
                刃物が4種類しかないから、小さな丸のとこが・・・・・出来んのかしら?? でも、
                相手はなにもわからないオボコい美女だし、やる前から否定的なことを言っちゃあ
                沽券にかかわる。写真から寸法を起こしてザックリ図面を描いてみる。


                 こんな感じかい。相変わらず昔のイラストレーターしか使えない。


                 それを実際の木のサイズに合わせて左右を縮小。こんなもんだろう


                 さらに、この美女、高さ8センチと4センチの2種類が欲しいとのお申し付け。
                真ん中で切って2種類の図面を描く。


                 とにかく作ってみた。やはり小さな丸が図面通りにはゆかない。刃物が入らない
                し、刃物の先端が大きすぎて丸くはならんのよ。でも、これに合う刃物を買う気は
                ない。かなりの種類があるし、種類が多くなると研ぐのも大変だ。むやみに種類を
                増やすよりは、今の刃物で出来る範囲でやっていった方が私に合ってるだろう。

                 しかもですよ、こんな写真から実物を作れる人なんかいるの? ということも
                あるし。いや、いるだろうけどさ、それにはお金がかかるでしょ。図面を書くの
                だって試作を作るのだって時間や知識や技術がいるでしょ。そこいくって〜と、
                なんたって年金がバックに控えてるアタイは実際の商品のお代しかいただかない
                ということができる。図面や試作のお金は一切いただくことはない。試作を作れば
                こっちには技術のノウハウが身に付くし、モノ作りの世界なんかなんにも知らない
                妙齢のお客様は代金数千円なんていったら仰け反っちまうだろう。ひょっとしたら
                数万円というところもありそうな気がするけど。

                 中学生の時にデザインが面白そうだと思って、ここまで来た。手を動かしてなにか
                作るのは好きだし。でも、一向に作るだけのことには気が向かないで考える方にも
                ふらふらと足を踏み入れて、どっちつかずになって幾星霜。スペシャリストになり
                たいと思うけど、あっちの方が甘そうだこっちのほうがオモロイみたいだと、放浪の
                旅を続けての、今。極小の工房を持ち、それなりの知識やら工夫やらも身に付き、
                考えてみればこうなったワケだ。こうしたかったんじゃなく、こうなってしまった。
                突き動かすなにかがあれば作る側一本で行ったんだろうけど、そうならなかった
                (なれなかった)のは、突き動かすなにかがなかったからに他ならない。そう思えば
                覚悟も決まり今の環境をすんなり受け入れることが出来るってもんだ。

                 狭い世界だけどいろんなデザイン関係者が集う学校でも、考える側と作る側に二分
                される講師は多い。工芸の世界では両刀遣いはフツウだけど、デザインの世界では
                あまり見当たらない。じゃ、そのデザインの世界って奴は一体どげなもん? という
                問いは残るけど。ま、あくまでも私感だけど。考える側はあ〜したらとかこ〜したら
                と言うけどさ、いざ作る段になればうまくゆかないかもしれない。作る側にしてみれば
                コンセプトやイメージといった抽象的なことを形に具体化することが苦手。職種が
                増えれば分業化が進めばそれぞれの能力は向上するかも知れないけど、それを合わせる
                こと息の合う相手を見つけることはなかなかムズカシイ。そんならいっそのこと一人
                の中に両方があれば無駄も少ない。もちろん、数人の話し合いでの成果はスバラシイ
                もんだし、一人両刀遣いは限界もあるだろう。そんなことァわかっとる。わかった上で
                こうなってしまった私は納得するんだ。

                 またも話しが逸れてしまった。


                 2分割したモノも出来た。でも、合体したものと微妙に異なる。刃物の入り具合が
                違うからどうしても同じものは出来にくいの。でも試作であんまり丁寧なものを作って
                しまうと後が大変だから、そこそこで止めておく。これでダメならしかたない。


                 同時に他の脚もこの通り。


                 上に付いてるヘンテコなものは取っ手だ。これがないと塗装するときにやりにくくて
                困る。ネジの永井さんでおせ〜てもらって、大変使い勝手が良いのでありまする。

                チビた両刀だけど、とにかくこれでやってゆこう・・・・・・・・な、店主でした。

                屑入れの作り方

                0
                   家の近くに出店したZIRAさん。この前行ったとき、話しが屑入れになり、出来たばかり
                  で「ないんですよ、屑入れ」と。そんなら腕試し。作ってみようと思い立つ。四角い箱の
                  屑入れだから材料はベニヤになる。たまたま適当な板があったので、早速。6ミリの厚さの
                  シナベニヤで、いざ。


                   まずは4枚の板を。ショップのハンガーとテーブルの間に置かれるので22センチ角だ。


                   板は45度に切断され、ボンドだけで接着固定する。多分大丈夫だろう。ホントか?


                   底面は3ミリのベニヤ。それがはめ込まれるように欠きとる。残った板は2ミリ程度。
                  薄過ぎるで、まったく。大丈夫かいな?


                   ボンドをつけて、仮組立て。仮固定はセロテープ、そうしないとパタパタ倒れてしまい
                  ますんで。テープは真ん中あたりで、はしっこ(上下って意味)はベルトクランプを掛ける
                  から、テープつけちゃうと外せなくなっちゃうし、いろいろ面倒なので。


                   ここで登場するのはベルトクランプ。久しぶりだな、コレ使うのは。上下は樹脂製、
                  真ん中は荷締め用のガッチリタイプ。いずれもホームセンター。樹脂製は締め付けが
                  弱いけど、こういった軽量級には締めすぎず最適。ベニヤが薄いので、上下二本だけ
                  だと真ん中がピッタリとはゆかない。やはり最低3本で締めないとならない。それに
                  してもベルトで締める=団鬼六の緊縛の妄想がモクモクと涌き起こる。「ええい、
                  言う通りにせんかい」思わず優しくも暴力的になってしまうのは毎度のこと。

                   ジワジワと締め上げつつ、45度の合わせ目のズレを直す。あっちを直せばこちらが
                  ズレ、再び直して、さらに直す、の繰り返し。くっついたら最後二度と修正することは
                  できないから、ここはくどく慎重に。


                   45度がピッタリなった段階で角が90度になっているか、を確認する。一見ピッタリと
                  合わさっているようにみえても、90度になっていないことは過去の失敗で学んだもんね。


                   そこに3ミリベニヤの底板をはめこむ。


                   珍しくうまくいったわい。隙き間はみじんもありませぬ。ここまで一切の失敗はない。
                  すべての材料は軽量極まりないから、軽い軽い。


                   ボンドをつけて、上から重し責め。釘を打ってもいいんだけど、板が薄いから釘が
                  あらぬところに出てしまうのがコワイ。重しは壜に入れた活字だ。小さな活字を小分け
                  して重しに使うことはしばしばある。重宝ですよ、コレ。


                   接着している間に蓋の切り抜き。この穴からゴミをポイするの。穴の大きさでしばし
                  考える。小さいと捨てにくい、大きいと中が丸見え、5ミリ違いで3サイズをコンパスで
                  描き、最終的に直径11センチに決める。なんでもないことだけど、昔に比べて確信を
                  持ってサイズを決められるような気がする。けっこうムズカシイんですよ、バランスが。


                   待つ事数時間。ホントは一晩置くんだけど、ま、いいかって。ベルトを外し底面に小片
                  をボンド付け。小さすぎて圧着できないから、放置プレイで乾き待ちなんだわさ。


                   ひっくりかえすと、こういう感じ。底が真っ平らでの、床にベタ置きはない。いささか
                  でも持ち上げて安定を良くする&浮いているようにすれば軽快感が生まれるし。


                   ザックリ出来上がったのじゃ。上面の手前と向こうにちっちゃな□、これは反対側にも
                  付いとる。ひっくり返しても同じようになっとる。蓋を置いたときにピッタリと箱に嵌って
                  ズレないようにするためのもの。4カ所ならさらにピッタリとズレ止めできるけど、嵌め
                  にくくなるし四隅に4個のポッチじゃうるさい。適当においてもスンナリ入るのが大事だし
                  ズレ止めといったってそう神経質になるもんでなし。

                   と、ここで空腹に耐えきれなくなって夕食の準備に向かう。今夜は、オムレツだ。トマト
                  ケチャップを間違って2本買ってしまったので食べなくてはならない。オムレツ以外に使う
                  アイデアがないから、当分食べ続けることになるだろう。人参とじゃがいもの皮を剥き、
                  刻んで煮て、玉ねぎも刻んでひき肉と炒める。オリーブオイル+ニンニク、最後に塩少々、
                  黒胡椒で味付け。それらをボウルにとり、フライパンを洗ってから油で卵をとき、そこに
                  具を載せて、皿にグルリンコとひっくり返せば出来上がり。パセリとキュウリで美味しい
                  夕食の始まりだ。ウマイぜ。食べながらフランスはパリへひとっ飛び。世界街歩きはオペラ座
                  近辺をお散歩。腕を組んで歩くのは中嶋朋子。この番組のナレーション陣ではピカ一だ。
                  いろんなナレーターが登場するけど彼女一人で充分、他はいらない。文珍なんか最悪だし。

                   閑話休題。で、屑入れ。

                   あちらの店に持って行き確認していただいて、色を決めたら即・染色。こんな感じに変身。
                  写真写りが悪すぎる。もっともっときれいです。

                   こんなふうに木目が浮き出て、色味もなかなか、かなりイイ。


                   中は適当に遊んでもいいってことなのでオレンジに。地下とおんなじじゃんか。なんか
                  アイデア乏しいなぁ。始めっからツートンにしたかったし、板の角で色を分けれることを
                  確認したかったの。でも、やはり予想通り滲んでくっきりと色分けすることは出来ませぬ。
                  くっきり分けるには境い目に溝が要りますもんね。やっぱりね。そうだと思った。


                   蓋をすればこんな感じ。覗けばオレンジが見える。でもゴミが溜まれば隠れる。まっこと
                  奥ゆかしいんでアリマス。まだ完全に乾いていないから黒く見えるところもある。しかし、
                  ま、こんなもんだろう。なんたってタダだし色も選べるし。文句のあろうはずはない。

                   店に行く前にブログを見たらNYのステキなキャップがあった。ウ〜ム、マズイなぁ。
                  相手が古着屋だから行くたんびになにかしら見てしまう。それらがいずれも好みのもん。
                  と、きちゃうから買いたい衝動を抑えられるのかしら? 今日だってカッチョイイ靴が
                  あって、どうしたもんかって具合だ。そんなこたァどーでもいい。問題は屑入れだ。念願の
                  屑入れの世界にようやく第一歩踏み出すことができたのは喜ばしいこと。これもZIRAさん
                  がきっかけを作ってくれたから、感謝せねばなるまいってもんだ。いっそのことこの屑入れ
                  の名前をZIRAにしてみようか? そうだ、そりゃいい、納品したときに相談してみようっと。

                  ってなこと言っちゃって・・・・・・・・・・・・・・・・・な、店主でした。

                   

                  アジャスターベースなのだ

                  0
                      長いトンネルの先にかすかな灯りが見えたと思いきや、またもや立ち往生。前回の記事で
                    手こずり状態満開の金具、友人のS嬢のアドバイスの通りにやってみたもののまたもや問題発
                    生。やっぱり真っすぐに金具が入りませぬ。ここに至るまでにはいろいろやってみたんでっ
                    せ。そもそもの発端はこのネジに合う埋め込みナットを取り付けることだった。
                     このボルトは直径8ミリ。コレに合う埋め込みナットは、
                     いろいろある。これは、ねじ込み式だ。上のねじ込み式は長さが違うし、下のは鍔(つ
                    ば)付きだ。上下の違いは、
                     こんな感じ。右が鍔付きだけどきれいにおさまるでしょ。そして爪付きもある。
                     爪付きは打ち込むだけで済むからカンタンだけど、抜けやすいから今回は除外。

                     で、ねじ込み式の埋め込みナット。下穴を開けてL字形の六角レンチでねじ込んでゆく。だ
                    けど、上から垂直に回すのがことのほかむずかしく・・・・・・。どうにもこうにも多少は
                    斜めになってしまう。こうやって試しに試した結果、どうやっても真っすぐ入らない不安が
                    消えないわけだ。下穴の大きさを変えたりねじ込む時の力加減、水平度合などなど、やって
                    みたけどうまくゆかない。やり方が悪いのか、工具が悪いのか、原因はさっぱりわからぬま
                    まに、断念することにしたの。

                     そこで、最後の頼みの綱がコレ
                     アジャスターベースと呼ばれている。日本のスガツネ工業から発売されている。

                     なぜこれがいいかというと、ねじ込まない、板に直接取り付けるから斜めになることはな
                    い、からね。小さなネジ三本で取り付ければ間違いが起きる気遣いはない。安心確実がなに
                    よりも大切だ。ちなみにアジャスターというのは高さを調整する金具でこんな感じ

                     でもって早速の作業開始。今回、これで支える箱はさほどの重量はない。けど、斜めは厳
                    禁。こんなちっちゃな金具だって用途によって違いはある。ねじ込み式は重量物を支える時
                    に使うべきものと私は考える。この金具をよ〜く見て見ると

                     穴の周囲に小さな出っ張りがある。バリと呼ばれるものだけど、穴を開けるとき下方向に

                    出る。このまま取り付けると、この出っ張り部分で高さが変わってしまう。だから、

                     こんなふうに穴より大きいドリルでバリと取り除く

                     左がバリ有り、右がバリ除去後。ここまではスンナリなんですわ。この部分は内側に入る

                    からこれで問題なし、問題は反対側(下向きの部分)

                     ひっくり返してネジを付けてみるとネジの皿の部分が飛び出しちゃう、だからさ穴の周囲

                    のへりのところを大きなドリルで皿モミモミしてネジの頭が埋め込めるようにする。

                     こういう感じ。出っ張ることもなく真っ平ら。これでアジャスターベースの加工はオワ

                    リ。


                     んでもって木の加工にとりかかる。

                     見ての通り円筒と円盤の接合部はゆるやかな曲面になってる。木に円筒より大きな穴を開

                    け(下穴)、穴の周囲を曲線にあわせて斜めに削り取らなければならんのだす。

                     こんな感じにね。周りに見える3カ所の丸印はネジをねじ込んでゆくための下穴ざんす。

                    なんせネジの直径は2.5ミリくらいしかないから無理にねじ込むと+頭の溝がダメになりかね

                    ません。ネジを取り付けている途中でネジ頭がグズグズになってにっちもさっちも行かなく

                    なる恐怖は二度と味わいたくはない。だから1.5ミリのドリルでちょこっとだけ穴を開けるん

                    だ。

                     この細いドリルは、油断すると位置がずれて穴が開いてしまいます。ドリルの回転は早す

                    ぎると失敗するような感じ。


                     あれこれ試してようやくでけた。もっと上手い方法はあるだろうけど、それはこれからの

                    課題としてひとまずこれで満足すべきだろう。より良い仕上がりにするには、下の写真の薄

                    い出っ張りを埋め込んだほうがいいんだろうけど、今回は無理。ってことで、これで一件落

                    着・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ〜〜〜〜〜チカレタビ〜〜〜〜〜〜。


                    これで埋め込みナットには詳しくなったばい・・・・・・・・・・な、店主でした。



                    鍋敷きの作り方

                    0
                        まずは、載せるための鍋を用意しなくてはならないし。今回の鍋はコレ
                       鍋というよりもフライパンです。鋳物で重い。知り合いのレストランは、これでリゾット
                      を調理し客席テーブルでゴリゴリとおこげをこそぎ落とす。だけど、敷いていた白い皿が悲
                      鳴をあげているようで痛ましい。痛ましすぎる。ならば、店主が作ろう。相変わらずの余計
                      なお世話心がムクムクと動き出し。

                       工房には、以前大量に作った木皿の残材が数枚ある。天然板の端っこが30センチ程度。短
                      いから使い道はないし、先端はこのように割れてささくれ立っているのだ。鍋敷きならば、
                      この割れはそのまま残すことが出来るし、そうすれば生きるだろうと考えて。長い一枚の板
                      の両端にしかないこの端材、考えてみれば贅沢なもんだ。この割れ部分を使わないでも鍋敷
                      きはできる。けど、それだとすっきりしすぎてしまうしレストランには似合わない。ちょっ
                      と荒々しい感じが好ましいと私は思ったんだ。だから、この板がなければ鍋敷きを作ろうと
                      は思わなかったことは確かなことザンス。

                       まずは、製作のための型(治具ともいうか)を作らなければならない。
                       6ミリのベニヤを丸くくり抜き、斜めの脚板を接着する。なぜ斜め脚なのか。それは載せら
                      れたフライパンが斜めに置かれるようにしたかったから。テーブル状に置かれる皿やグラス
                      はすべて水平状態でしょ。そこに斜めフライパンが置かれれば見た目にも変化するし、より
                      立体的で豊かな食卓になると思ったワケ。ちょっと大袈裟な言い様だけど。

                       ひっくり返して、両面テープで板に固定

                       トリマーという機械で溝を掘る。型は斜めに固定されているので、掘り込みも斜めにな
                      る。円の上部にうっすらと溝が見えるでしょうか? 固定が両面テープだけなのでいきなり
                      深く掘ることはできない。焦らず少しずつ刃を出さなくてはならぬのだ。

                       ハイ! これが溝の完成。左は浅く右は深い溝が掘り上がり〜

                       ここから手仕事に移る。ノミと木づちで斜めに底を掘る。左には薄いベニヤを溝に差し込
                      んであるけど、ノミの暴走保護のため。これがないと、ノミの先端が勢い余って先にある板
                      に食い込んでしまうでしょ。

                       しばしの作業でこんな感じ。鍋の下になるから、丁寧な掘りは必要なし。鍋がカタカタい
                      わないようにある程度の平面が出ていれば問題はないの。以前の木皿に比べれば超カンタン
                      なのだ。

                       で、もう一つ型を作る。四角い板をフライパンに馴染むような外形にするためのもの。店
                      主は、この形で少々悩んだのであります。円じゃ味気ないし、さりとて妙に凝った形にする
                      のも変だし。で、ご覧の通りのかたちになった。なんだと思いますか、これ。gtyはgetty
                       imagesのしるし。実はこれ、ワイングラスの画像から作図したもの。右の赤っぽいのは赤ワ
                      インの部分。三カ所の◯は板厚、真ん中の円はフライパンの外径。イタリアンレストランだ
                      からワイングラスは必ずある、円に近いしアクセントの突起も確保出来る。このグラスのア
                      イデアが浮かんでからは作業は一気に進んで、あっという間に出来ちゃったんだ。

                       小さな穴を開けて、下にある板の溝の位置合わせ。これがないと、下の板が見えないから
                      位置合わせが出来ません、のだ。

                       型板を鉛筆でなぞって、糸鋸盤で切り抜きます、とこのようになる。糸鋸で切り抜くと必
                      ず凸凹が出来るけど、最後にベルトサンダーで軽く削ればキレイな円弧が短時間で完成す
                      る。

                       フライパンを載せて確認。板の厚さが目立つから、下側をトリマーで削り取ります。そう
                      すれば板厚は薄く見えるし、持ち上げる時の手掛けにもなるから使いやすいだろう。

                       このようになる。すでにオイルをしみ込ませてあるから、これが完成の姿。下の写真の凸
                      は、ワイングラスの脚の部分を模した。ここは、なんにもなくて円状でもいいんだけど、ポ
                      イントになるものがないとなにか足りない感じがするから。板幅が少なかったから両側はキ
                      レイな円弧にはならない。自然の肌目が黒く見えてしまうけど、それはそれで素朴な感じが
                      出てていいんじゃないか、とね。

                       これが全裸の鍋敷き。思ったよりもカンタンにできたので拍子抜け。なんだ、こんなもん
                      か。みたいな。このフライパンは大小あって、これは大の方。昨夕、小の試作を持って行っ
                      てOKをもらって大を作ってみたの。店に行って、ついでに扉の丁番を直し、ビールとツマミ
                      をいただいたて帰ろうと思ったんだけど、珍しくヒマなもんだから、レストラン店主と話し
                      込んでしまい、ワインも出されて数杯飲んだらすっかり酔っぱらっちゃってさ。夕飯を作る
                      意欲はあっという間に霧の彼方に消え去ってしまった。

                       飲食の激戦地、中目黒で開店して10年。大したもんです。でも、向こうの店主はいささか
                      の屈託を抱えている。真っ当な料理を提供し、内装や雰囲気も良いし、接客の気配りも万全
                      だから10年続けることができた。フェラーリを乗り回すことはできないけど、商売としては
                      マアマア順調。なんだけど、何かが不足してるという気持ちが拭えないらしい。それはなに
                      かというと、お客様同士の交流。訪れたお客様が隣席の客と話しがはずみ・・・・というこ
                      とがほとんどない、と。お客同士のムーブメントというか、なにか面白い集まりやイベント
                      のようなものが自然発生しないことの「なんだかな〜感」。仕事をしてるだけじゃ「つまら
                      な〜い感」。わかるな〜、その気持ち。

                       FACTIOには客がほとんど来ないから、客同士のどうのこうのなんて期待0%。でも、教え
                      ている学校では、授業で教え、また来週ね、の繰り返しじゃつまんないから、なにかやった
                      ろかいと学生との関わりを画策するも、なかなかのう。要は、年老いた教師なんかと授業外
                      で関わるのはめんどうじゃん、そもそも学校そのものにそんな期待はないからさ、なのかも
                      しれない。レストランの客と学校の生徒、年齢層や環境も大きく違うけど、共通するのは
                      「探す心」の枯渇のように思える。好奇心ともいえるし人生を愉しむ心の希薄さとも言える
                      かもしれない。レストランは美味しい食事とワインを楽しむ場所、学校は専門知識と技術の
                      習得だけでいい。そういう思いの方々ばかりのような気がして「ツマラナイ」のでありま
                      す。

                       専門学校で教えてすでに40年以上のワタクシ、記憶に印象深く刻まれている学生(卒業
                      生)は片手に満たない。私に魅力がないことは疑う余地はないけど、果たしてそれだけの理
                      由だろうか。このことをレストラン店主に告げ、だからさそれはとってもむずかしいことだ
                      し、時代が影響しているのかもしれんぜ、などと嘯いたりして。ま、こんなこと書いたって
                      どうなるもんじゃないってことは委細承知してるけど。それにしても、面白い人はいないの
                      かい! と言いたくもなるじゃあ〜りませんか。

                      違いまっか?・・・・・・・・・・・・・・・・の、店主でしたぁ。


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