mazdaluce3000 代理店のお知らせ

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     このブログに数度登場のmazdaluce3000、ごくごくの仲間内で副会長を仰せ
    つかってはいるけど、公には単なる一ファンであって格別どうってことのない
    存在の私だ。そんな私のところにmazdaluce3000氏の連絡方法を教えてほしい
    というメールが時々入る。私のブログでしか情報はないだろうから、アンプの
    レストアを氏に依頼したい方々は、迷える子羊どうしていいのかわからない。
    ネットであちこち探したあげくに当ブログに辿り着き、という具合になる。

     先日も、そんな方から連絡をいただき、さっそく氏に☎。レストアするアンプの
    機種、回路図の有無を確認してくださいな、それを相手に伝え、機種と予算が
    わかって、それを氏に連絡し、予算内で出来ることや出来ないことのあらまし、
    出来る事の内容と出来ないことの(やらなかった部分)の今後のリスク、果ては
    梱包方法や宅急便の会社までおせ〜てもらい、再度相手に連絡。こんなことを
    やっとったんだ。これってどうみてもいわゆる代理店ってもんなんじゃね、
    お金の授受こそはないけどさ。そう、思ってね、だったらどうだい、あなたさえ
    良ければ代理店になろうじゃないか、とね。細かいことは抜きにして承諾して
    もらい、そのことについて具体的な話をしたのが昨日。

     この方、関西在住のKさん。やりとりしてる間に、壊れたアンプ(ヤマハ
    B-1だ!)をオークションで入手、でレストアしてほしいというワケ。B-1
    ならばどんな状態でもレストアできると豪語しているmazdaluce3000
    (名前が長くてどうにもならん、短縮できないもんだろうか)ですから、
    残る問題は予算だけ。ここで再びの問題発生、Kさんと氏の金額が折り
    合わない。ざっくり半額程度で、どうしたもんだの思案橋。予算内での
    作業となると、音に影響する部分だけしか手を加えられないのだ。そこで
    問うアタイ、それじゃ、放置された部分は今後いかなる問題が生じめさるや?
     氏宣う「プロテクトがかかって音が出なくなるかもしれない」「保護
    回路に問題が生じて終段のトランジスタが破壊してしまうかもしれない」
    つまりフルレストアならば今後数十年安心して心おきなく音楽を楽しめる
    けど、部分修理ならばいつ壊れるか不安を抱えながらの鑑賞となる。
    すでに生産されてから40年ほど経過してるから、今壊れていなくても、
    トラブル発生の危険性は常にあるってことだ。

     また、この「かもしれない」がくせ者でね。とりあえず今音が出てるから
    いいじゃんという考えも出来るからさ。将来に備えるよりも今が大切だい、
    有り余るお金を持ってるわけでなし、ということもわかる。でもなぁ、と
    私は思うのよ。高いといっても手も足も出ない金額でなし、いつかまた
    なんてこと言ってると部品がなくなっちゃうかも知れないし氏がレストア業
    から足を洗うかもしれない。いや、洗うとは思ってないっすよ。ただ、
    あくまでもそういう可能性もあるということでね。しかもですよ、誰でも
    レストアできるってもんじゃない、特にB-1に関してのレストアは難易度が
    高く、登山に例えればチョモランマだということで氏と意見は一致。
    チョモランマの登頂ルートはいくつかあるだろうけど、氏はそのすべての
    ルートを知り尽くしているから、ほとんど絶対なガイドとも言える。ちょっと、
    誉め過ぎか? いやいや、そんなこたァないだろ。

     氏はアンプのレストアを生業にしています。頭の中は、レストアのための
    回路や部品、問題点の原因究明などがギュウギュウ詰めで、レストア依頼に
    関する事務作業に割く時間が惜しいという状況。また、専門的なノウハウを
    熟知していることが災いしてメールで返信するにせよ電話で説明するにせよ、
    情報が氾濫して時間がかかってしまいます。さらに、私のように依頼する
    人間は専門的な知識を持っていないので、あまりにも多くの情報を与えられて
    しまうとかえって混乱して理解できないという困った事態も予想される。
    私が間に立てば、氏の専門的なアドバイスやら対策方を素人なりに理解し、
    相手に伝えれば、あまり専門に深入りしない範囲でご説明ができると思うの
    です。

     幸い、私には時間はあります、そこそこの知識や経験もありますから、
    適任ではないかと考えたわけです。むろん、依頼者の疑問や不安、不審な
    点についてはとことんご説明いたします。レストア費用は少額では
    ありませんから、得心のゆくまで話し合い充分理解した上でご決断される
    ように力を尽くす所存です。

     ということで本日ただ今からmazdaluce3000の窓口になることを宣言?
    する次第。過去にアンプのレストアを依頼されたことにある方、直接連絡を
    とれる方は今まで通りに連絡を取り合ってくだすってイイ、でも、新しく
    レストアを依頼される方、連絡先がわからない方は、当HPに連絡して
    ください。早ければ翌日、遅くとも2〜3日内にはご返事を差し上げまする。
    ということでまずはスタート、以下にレストアに関するガイドラインとでも
    いうべきポイントを書いておきます。

    1 氏のレストア作業は、コンデンサー交換だけでなく、不良のトランジスタ、場合に
     よっては小さな抵抗まで交換します。むろん、基盤もキレイにするなんてことは
     当たり前。オーディオファンの中には、部品交換すると音が変わってしまうという
     考えの方がおられるようですが、ならば、劣化したトランジスタや部品が本来の
     特性を保持したままでいられるのか、と問いたいのです。氏の部品交換は原則として
     取り付けられている部品そのもの、それが叶わなければ一番近い部品に換えるという
     ことだ。誰だって40年前のアンプの音質を再生できるわけがない、考えて考えて
     考え抜いて、できるだけ生まれたての音質に近づけたい、そしてそれを出来るだけ
     長く維持したいということぐらいしか出来ないでしょ。
    2 まずは、レストアするアンプの機種、現在の問題点の情報が必要です。
     氏が得意にしているのは、ヤマハ B-1、B-2、C-1、C-2、CA-2000、DENON
     PRA-2000シリーズなど主に1975年前後のアンプです。氏のブログのカテゴリーに
     書かれているアンプであればほぼ大丈夫、これらのアンプは熟知されていますから。
     その他のアンプの場合、回路図の有無が作業時間に大きな影響を与えますから
     (回路図がないとアンプを現認し、回路を考え、図に描きの繰り返しになります)、
     費用はかさむことになるとお考え下さい。
    3 費用はそれぞれのアンプの使用状況や使用時間によって多少の増減はあります。
     とはいえ、一応の目安金額がわからないと不安ですし相談しにくいと思って、一例を
     挙げてもらいました。ヤマハ CA-2000です。ブロックコンデンサーに問題がなければ
     12万円、問題があって交換するとなった場合15万円くらいがフルレストアの金額です。
     氏の経験則からの概算の計算方法はありますが、公開出来ません。ネットという
     環境では悪用されたり中傷されたりすることが多々あるからです。ご相談をお受けして
     具体的に話が進んだ段階で、直接お伝え出来ると考えています。
    4 原則として修理は受け付けていません。
     といいますのも、問題点だけを直すことは出来ないからです。音が出ればイイという
     単純なことではおさまりません。歪み率などの静的な数値がメーカーの基準値内に
     入っていなければアンプ本来の音とは言いがたいからです。測定数値をクリアするには
     多くの部品をチェックしなければなりませんし、部品同士が複雑な関係を持っています。
     ある意味、氏は研究者のようです。自分の仕事に誇りを持っていますし、いいかげんな
     仕事を嫌います。逆に言えば、そこが氏の弱点かもしれません。アンプのレストアを
     ビジネスとして割り切れない性格なのです。
    5 氏が扱うアンプは生産されてからおよそ40年経っています。つまり、生産されから
       40年は大丈夫ということになります。氏は、レストアしたアンプは今後数十年は
     問題なく性能を発揮することを目指しています。それが氏の言うところのレストア
     です。過去、オークションに出品していた時代には、半年の保証を付けていました。
     もしも不具合が生じたときでも、お医者様がいれば安心でしょ。この安心感は
     なにものにも代え難いですよ。マジで。
    6 補足
     多くのオーディオ用のトランジスタは生産中止になっています。それに伴い、例えば
     ヤマハのアンプで多用されている2SC-1775Aは一個200円ほどだったものが倍額
     程度に、2SK-369は300円から現在は7倍ほどと高騰しつづけています。この傾向は
     右肩上がりすれど下がる事はあり得ません。いずれは市場から消え去りレストアも
     困難になるか代替え品で我慢しなければならない時代がやってくるでしょう。こういう
     ことを言うと「売り上げ向上のための脅し」と考える方がいるかもしれません。
     信じようと信じまいと構いませんが、でもね、オーディオ熱が下火になっている現在
     どう考えても復活の日はやってこないだろう、と考えることを私は支持するの。

     と、ここまで書いて疲労困憊ダス。話し合ったことをまとめて、できるだけ
    分かり易く説明するのは超疲れるんだわさ。説明不足、言葉足らずは多々
    ありましょうが、今日はこのへんで、

    の記事だけで、4時間も掛かっちまったわさ・・・・・・・・な、店主でした。

     

    久々のオーディオだし

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       用事があって横須賀の久里浜台に行って、肝心の用事は空振りに終わったけど もう一つの
      用事を作っておいたから、そっちへ。そっちは、同じ横須賀だけど 長井に近い海辺、にある
      オーディオのお師匠mazdaluce3000の工房。ずいぶん 前に携帯を洗濯してしまい、☎が
      わかんなくなって連絡がとれずにいたの。  どうしてんのかと思って・・・・・・・。

       扉に鍵はかかっていなくて、声を 掛けたら2階から返事、あぁ生きてたんだ・・・・・。
      よかったな、マジで。一階が工房で二階が住まい、かなりの広さだ。薄暗い一階、案内されて、
      いたるところにダンボール、あいや〜溜まっとるやないですか。これらすべてレストア依頼の
      アンプに違いない。相変わらず全国からアンプを直して欲しいと 救いを待つ信徒はワンサカ、
      はよう仕事せんかい! 休んどる場合じゃない! なんてこと言えるわきゃない。なんたって
      神のように崇め奉る大師匠だからさ。 どうぞどうぞゆっくりとお休みください、いえね
      チョイと立ち寄っただけで 格別用事はないのでございます、あなた様が居なければ私どもも
      困り果てる わけですから、お気の向いた時にでもすこ〜〜〜しづつ手を動かし頭を使って
      いただくだけで、もう、こちとら満足なんで・・・・・・・・・。  数ヶ月溜まった
      四方山話に花が咲く。

       いつもはお茶菓子持参飲み物持参 なんだけど、いきなりの訪問だから手ぶらで失礼。
      おやおやそうですかい 師匠自ら珈琲を煎れて下さるんですかい、こりゃどうも恐れ入谷の
      鬼子母神。まずはダンボールだ。あれはなに、これはこう、と中身についてひとくだり。
      う〜む、下火になって久しいとはいえ、世にオーディオの種は尽きまじ、 いささか狂い、
      さらに狂い続けている方々はまだまだご健在なんだな。 この光景をそんな方々に見せて
      あげたい。真ん前にある大きなテーブルの上 にはテクニクスのレコードプレーヤーだ。
      デカイな〜これ。電源がダメになり 修理したと、それにしてもデカイ、特注でしょこの箱? 
      その向こう側には 真空管アンプ、LUXの文字が見える、師匠の手が加えられててただの
      LUXでは ない、トランスの交換で入院、なるほどいろいろあるんだ。人生いろいろ
      アンプもいろいろってワケね。左棚の上にあるちんまりとしたアンプ、前からあるんだよね
      コレ。聞けば 持ち主が亡くなり、路頭に迷ってると。「村越さん、持ってく?」、ふ〜ん
      そんならってことで持ち帰る。とはいえタダじゃないっす、持って帰り誰か 欲しい人を
      めっけるってこと、あるいは私の店に置くという事なんだわさ。  
       パイオニア SC-100だ。パネルデザインはマランツの伝統を受け継ぐ。
      カッコいいなぁ、これ。昭和だなぁ、これ。調べたら1971年頃製、82800円。 なんだ
      高価じゃんか、おそよ43年前ってことはアタイ22才、到底買えませんよ こんなアンプ。
      勤め始めた学校の初任給が確か3万だったから3ヶ月分、 ムリもムリ大無理でっせ。それが
      こうして私の手元にあることの不思議さよ。 流れ流れて辿り着いた先がFACTIOかい。

       そう考えると優しく温かく礼を失する ことのないようにせねばなるまい。とはいえ、
      このアンプはプリ、メインアンプ がなけりゃ音が出ないときたもんだ。そうかいそうかい、
      ならばエレキットの ちゃっこいアンプに繋いでやろうじゃないか。まずは音を聴いて
      やろう じゃないか。それで良ければワシが買うてもイイ、誰か欲しい人がいれば 譲っても
      イイ、どちらにしろ受けて立とうじゃないか。こうしたアンプにしろ人にしろ、ふとした
      出逢いがコトの発端なんてことは 山ほどある。出逢いは「ふと」だけど、それが「おや」
      になり「おやおや」 になって、「あれ」「あれれ」となって、いつか深く親密な仲になり、
      人生に おける得難い存在になるなんてことも山ほどだ。それは人を好きになることにも
      通じるなんてことも山ほど(くどいな)。

       昨日、学校で授業後に教室でダベって (古い言い方だ)たら、ある女生徒が彼氏の話に
      なって、デートの時にどんな 会話をするのかが話題になったんだ。彼女曰く「好きだ」
      「好きだ」を言い 続けるみたいなこと言ったから、そんな口先ばかりじゃなくってSEX
      すれば いいじゃんと暴言を吐いたアタイ。後からちょっと後悔したけど、本筋は間違っちゃ
      いないだろ。好きな人ならば、心にも身体にも愛撫し続けるってのが フツウなんじゃないか。
      マジメに全身全霊で相手に気持ちを伝えようよ。若いんだし、本気ならばさ、そうするって
      いうかそうせざるを得ないってのが 人を好きになるってことなんじゃないか。なんてね、
      思ってしまったワケ。
       
       考えてみればいわゆる「恋」はお祭りみたいなもんで、参加してる人々 (恋は二人しか
      いないけど)の気持ちが一致してこそ盛り上がるもんだろう。 お祭りのかけ声は「会話」
      だろうし、御神輿かつぐのは「SEX」みたいなもの。 心と身体の両方で楽しむものなんじゃ
      ないか。心と身体の相互作用で恋は 燃え上がるもんだろう。それがいつまで続くのか
      わからない、人はいつか 死ぬように恋だって終わりは来る。たとえ結婚という暫定ゴールに
      結びついた としてもさ、死という別れはやってくるんだからね。そう考えれば、未来を
      考えることなく「今」逢っているその時をいかに過ごすか、たとえそれが 数時間だった
      として心の底から満たされるようなひとときにするってのは 当たり前のことなんじゃ
      なっすか。そう思うアタイだからさ、件の女生徒の 妙に冷静な彼氏とのひとときに
      物申したくなるんだわさ。そんなことだから 作品だって通り一遍のオモロくないものに
      なるんじゃないか。  恋にしろ仕事にしろ情熱を傾けてさ、のぼせあがってさ、夢中に
      なってさ、 そういう気質が必要だと思うんだよね。違うかな〜? そう思うんだけどな〜

      相変わらず横道にそれっぱなし・・・・・・・・な、店主でした。

      スワッ、MAZDALUCE3000が始動か?

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         再々当ブログで登場している通称オーディオの伝道師・MAZDALUCE3000氏から
        久しぶりに☎があった。長いトンネルを抜けると、そこは雪国ならぬ2014年の正月。
        長い眠りから覚めた森の美女。ではない、一見単なるオジサン。復調の兆しが水平線の
        向こうにチラリと光り、師の傑作レストアアンプがむっくりと姿を現しそうな気配
        なのだ。かなり以前、オークションに出品されていてちょうどその時に運良く数台の
        アンプを入手したアタイ。以後、なにかにつけ遊びに行きあれこれな四方山話で師の
        時間を浪費させてしまった。当店のHPを作る際には、師のショールームなどという
        大それたことにも笑顔でVサインしていただいた。いろいろあってめったにというか
        皆無のオークション出品でファンの期待をほっぽっていたけど、ようやく重い腰が
        上がりかけての連絡なんだわさ。

         いよいよ復調間近、ブログも再開したんだ。たっぷり待ったぜ、イヤ〜長かったなぁ。
        アタイのと違い氏のブログはきわめて専門的なのでウブなアタイに理解することなんか
        できやしない。でもね、文体がイイし好きなオーディオの一端に触れることができるんで
        大好きなんだ。仕事場に何回も伺ってるし、仕事ぶりも先刻ご承知、氏のアンプも所有
        してるから記事の内容を完全に理解する事はできないけど、レストアに悪戦苦闘してる
        姿はリアルに透視することができる。地下にこもってモソモソ仕事してる私にとって
        なによりの気分転換にもなるし励みにもなる。それが再開となれば、気合いが入ろう
        ってもんだ。

         で、☎の用件。当地でアンプを展示販売してくれんか、と。腕はゴッドだが気は
        優しくて力は・・・・・?! 気遣い旺盛遠慮満載なお方だから物腰は柔らかい。
        いやいや、そんな、遠慮せ〜へんでガシガシ下知てくんなまし。なんせ、試聴室なんす
        から。よっしゃ〜引き受けまっせ!引っ越しのサカイ。とばかりに発奮してもうた。
        善は急げ、氏の気が変わらないうちレッドカーペットをササッと敷き、素早く玉座を
        用意しちゃおうっと。ってことで、改めて考えてみたワケだ。

         さて、どうしたもんか。一階の店に置こうと思ってはみたものの大音量はムリムリ。
        やっぱ地下かいの。でも、地下はほぼ満杯だかんね。どこに置けばよかんべ。かさばるし
        重いし熱いし。絶対頑丈でへこたれない棚が必要だ。地下の左右の壁はベンチがあるし、
        後ろはソファとちんこい机があるし・・・・。どう考えたって前っきゃない。でも、
        前にはアンプとスピーカーがみっちりだもんね。

         現状こんなもんだ。う〜む、そしてウ〜ム。下のデカスピーカーは床を突き抜けてるし
        これを移動するには上の棚をすべて外さなければならないからゼッタイに無理! 第一、
        移動したって置き場がまったくない。う〜む、そしてウ〜ム。いやいや、考えるまでも
        ないやおまへんか。最上段のレコードを移しなはれ、ダンナはん。そうしなはれ、それ
        っきな〜もんごわす。レコードを全部移動し中段のアンプを最上段に移し、その前に
        最上段の棚を外して縦の仕切り板を外さにゃならん。あいや〜、あの重い棚をまた?
        重いんだ、これ。でもな、一気にやらんと。やる気が失せるのがこわいんだ。私の。

         中段のアンプがなくなればここにスピーカーは置ける。位置が高いけどそれは我慢
        していただくしかない。で、真ん中にアンプか。なんか相当圧迫されちまうけど、ここ
        しかないんだからね。どうにもこうにも。オレンジ収納を撤去することも考えなかった
        わけじゃない。ここに収納しなくってもいいかもしれないけど、壊すのもカワイソウだ。
        それにこの収納の奥には非常時のテーブル板が納まっている。塞ぐわけにはゆかん。
        とまァ、一応のポジションは決まって・・・・・・・・・・・・。

         師がとりあえず展示するのはヤマハB-1とのことだ。

         1974年頃だからすでに40才。ヤマハの旗艦、大和みたいなもんだろう。デカイし
        重い。37kgもある。驚くばかりの発熱も巷間噂されてる。価格は335,000円。なんて
        高額なんだ。40年とはいえ中味はビカビカだ。入手がきわめて困難なV-FETはすべて
        新品らしい。

        そしてC-1らしい。らしいの連発だけど、なんせまだ当地に来てないから確かなことは
        言えないの。

         こっちは1975年頃だからちょっぴり若い。アラフォーかいの。17kgで40万だ。
        超高級マグロかいの。こっちも無数の部品を交換するんだろう。まさに完璧なんだろう。
        なんせどっちも聴いた事がないからわからないのさ。シケた店主だこと。

         そしてA-2000も、レストアするらしい。


         これらのアンプが着座する。お姿を見てるだけでも充分満足なんだけど、肝心な音が
        出ないことにはどうにもならんだろう。B-1は暖房器具にもなろうって発熱らしいけど
        すでにオイルヒーターはあるし。やっぱ、そこそこの音量で聴かないことには本領は
        発揮出来ない。それよりなにより私が買ったわけではなく、展示販売の場所を提供する
        だけだから私が楽しむわけにはゆかない。お客さまは神様の真心でなけりゃ失礼って
        もんだ。ってことで、スピーカーが必要になる。

         私のオーディオは2台のアンプで低音と中高音を鳴らす2wayだから、2セットの
        スピーカーはあるけどこれに試聴機をつなぐわけにはゆかない。新たに専用スピーカー
        を入手しなければならない。さて、どうしたもんか。MAZDALUCE氏としばしの相談。
        当地に来迎したとたんに誰かに買われるかもしれない。当地で聴けるのはほんの一瞬
        かもしれない。でも、天下のB-1だ。そんじょそこらのアンプとはワケが違う。もう
        これ以上はムリというおもてなしでなければ失礼ってもんだ。とはいえスペースと予算
        に限りはある。それが現実だ。それを無視するわけにはゆかないのが世の常だ。氏は
        B-1の能力を知るにはヤマハNS-1000モニターなるスピーカーが適当だろうとの仰せ。
        しかも相当の大音量でなければ真価は発揮されないとのこと。私の地下ではせいぜいが
        1Wが限界(なんせ狭いからさ)。それを50Wとか100Wで鳴らそうってんだから
        仰け反るってもんだ。どひゃ〜〜そりゃムリでっせ。私の耳が悲鳴をあげて鼓膜も
        破れてしまうだろうて。


         これが1000モニターなるスピーカーだ。サイズは棚に置けない事もない。
        これが棚上にゴロリと横たわる。重いけど下はコンクリ据え置きのスピーカーだから
        ビクともしない・・・・・はず。どんな大音量でもビビらない・・・・・・・はず。
        はてさてどうしたもんか。B-1が売れちまったらどうするの? でもこのスピーカー
        は名器の誉れも高いし、今だって充分通用するんだろう。だから他のアンプにも良き
        伴侶になるはずだ。入手するかしないか・・・・・それが問題だ。ナンチッテ。

         こんなことで今日の☎打ち合わせは終わった。大瀧詠一が亡くなり、感慨にふけって
        いたらこんな話しが持ち上がる。まったく人の死とは関係なく世の中は動いていること
        を実感する。私が死んだって同じ事なんだろう。そういえば記念の年かなんかで映画の
        小津安二郎が賑々しいけど「東京物語」で、妻を亡くした朝に笠智衆が朝日を見ながら
        「今日もいい天気になるぞ」とのセリフに外国人が驚いたと読んだ記憶がある。それが
        最愛の人を失って言うセリフなのか? というわけだ。秘するが華?といったのは
        世阿弥だったか。セリフで心理説明をしない、状況説明をしない、省略されたセリフの
        裏を読むというのが映画であればそれはまったく至極ふつ〜のことなんだろう。

         ともあれ正月早々、私にとっては朗報がもたらされたってワケだ。なんたってB-1を
        手始めに数々の名器と称されるアンプがたとえ一瞬でも私の地下で堪能できるわけだから。
        売れればそれまでだけど売れるまではたまの試聴の暖気運転のようなものとして許される
        だろう。言っとくけど師がレストアしたアンプは素晴らしいでっせ。マジマジでっせ。
        そして言っとくけど高額でっせ。私の予想では販売価格と同じかそれを上回るかも
        しれません。いや、間違いなく上回るに違いない。ひょっとすると50万円以上になるかも。
        う〜む、そしてウ〜ム。衰退の運命に身を委ねるオーディオ、その流れに果敢に逆らい
        入手絶対不可能なB-1を買おうって奇特なご仁がいるのか? いないのか?? どっち
        なんだ。お金があれば私が買いますけどね。たかだか年金4回分じゃないか。買えない
        金額じゃない。でもなァ〜、古着も欲しいしDVDやCDも買わなきゃならんし、すでに
        オーディオは持っとるし、オープンカーだって欲しいし(ムリだろうけど)、娘とデイト
        だってしたい、くず入れ新商品も作らにゃいかん、KIOSKの量産?もあるかもしれない
        (あるわきゃない)、ウィーンで板前ごっこしなくちゃならんし・・・・・・・。

        重すぎて天秤が壊れちゃう〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・な、店主なのだ。

         

        再々々 mazdaluce3000

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           地下の改修が一段落、改修の目的&主役であるオーディオのすべてを司るmazdaluce3000
          師のことを触れておかずばなるまい。私のブログへの検索キーワードはYAMAHA CA-2000と
          mazdaluce3000が相変わらずの上位。少なからず興味を持たれているか、なんらかの問題を
          抱えておられる方が少なくないのではないでしょうか。ご存知のない方のために紹介してお
          くとYAMAHA CA-2000というのはこんなアンプ、
           http://audio-heritage.jp/YAMAHA/amp/ca-2000.html 

           でして、師は常々まごうことなき名器とおっしゃられています。姿形もみめうるわしいが
          内部設計も美しく、贅を尽くした部品も素晴らしい。ヤマハの傑作アンプとのこと。使われ
          ている方はご存知でしょうが、音量ツマミの滑らかな動きと適度な重さ(動かす時の)一つ
          とっても、まったくうっとりしてしまいます。後年になるとこのツマミもコストダウンのた
          めに廉価版となり動きも精度もまるで別物と聞きました。

           十年近く前にまたぞろオーディオの虫が起き出したときに、たまたまネットで落札した方
          がmazdaluce3000さんだった。価格も相応だったけど、なにより説明文が素晴らしくこの方
          なら大丈夫だろうと考えたんだけど、やはりというかそれ以上というか、ま、想像をはるか
          に越えたテクニシャンだったわけだ。小学校の後輩ということもあったけど、アンプに対す
          る師の熱意はおどろくほどでまったく妥協のない厳しさに圧倒されつづけている。こんなこ
          とを書いたって宣伝だろうとか裏金が動いてるんじゃないか? と疑惑の眼差しの方もおら
          れるだろうけど、そんな方は知ったこっちゃない。私は私が信じることを偽りなく書いてい
          るだけだからさ。それを信じようと信じまいと私には関係がないし説得する気もない。

           何回も登場している私のオーディオの全景。スペシャルサービス?としてスピーカーの
          ネットを外してみました。機器に変わりはないが、容れ物が激変。たぶん。これが装置の最
          終形になるでしょう。

           オーディオ選びのスタートはスピーカーであることは間違いないだろう。昔から憧れてい
          たマルチ・アンプにしたかったので安いスピーカーをオークションで買ったりしてたんだけ
          ど、どうにもピンとこないので、ある日師に相談したんだ。マルチ・アンプっていうのは数
          台のアンプを別々のスピーカーで鳴らすことだ。2つに分けるのが2way、3つに分けるのが
          3way。師宣わく、3wayは調整がむずかしい、2wayにしなさい、と。素直で頑固?が私の
          性格。どーでもいい人のアドバイスなんか聞く耳もたないけど、これはと思う方ならば羊の
          ように従順に従うの。で、スピーカーは?と問えば、中高音はヤマハのNS-20M低音はビク
          ターのFB-5がよろしかろうとのご託宣。NS-20Mはオークションで一万円ほど、FB-5は師か
          ら譲り受けた(と思うけど、よく覚えてない)。NS-20Mはそのまま使い続けているけど、
          FB-5は上位機種のFB-7になったことは以前記事にした通り。


           ついでに書いておくとFB-5とFB-7の差はきわめて大。私にだってわかるほどの違いだ。低

          音の出方がまるっきりちがう。耳で聴く VS 身体で感じるくらい違います。20㎝ウーハーと

          30㎝ウーハーは面積だけでも2.2倍ですからね。大袈裟じゃなく地響きのような低音に思えま

          す。でも、オリジナルのウーハーではないからちゃんとした音ではないと思う。それでも凄

          い低音が出るんだから、箱だけでも充分価値アリだと思いますよ。


           この2セットのスピーカーをどっちのアンプで鳴らしたらいいんだろうか? けっこう悩み

          ましたよ。以前は、中高音をヤマハ B-2、低音を真空管アンプにしてたんだけど、師のとこ

          で定期点検&ミニ・レストア(真空管アンプを)してもらった時に試聴したら中高音がイイ

          音してるのさ。へェ〜こんないい音だっけ? 調整した師もちょっとビックリ。これを中高

          音でもいいんじゃない? と言われ、帰ってから繋いだらやっぱなかなかエエ。ってこと

          で、以来中高音を真空管、低音をB-2にしてるの。


           いえね、前からB-2の高音はどこまでも伸びやかなのはわかっていたんだけど、伸びやかす

          ぎて私の耳ではちょっと刺激的すぎると思ってたんす。そんなに伸びなくてもいい、もっと

          落ち着いた高音で聴きたいと思っていたから、ちょうどよかった。この2台のアンプ、片やト

          ランジスタで200W、かたや真空管で15Wなんだけど、トランジスタと真空管の違いは私の

          耳じゃ判断不可能領域。出力だって10倍以上の差はあるけどいくらでも調整出来るから、

          こっちも差はわからないのですわ。ま、B-2は出力トランジスタをV-FETからMOS-FETに替

          えちゃってるから、音質は真空管に近いせいもあるんだろうけど。このB-2は世界に2台しか

          ないはず、いや〜エエ音しまっせ。真空管アンプも師のオリジナルだから世界に一台しかな

          い。前面のスイッチ灯が緑だからグリーン・アイズと称してるんだけど、こっちもいいぞ

          い。


           一応入手金額も書いておこう。B-2は師の工房に行った時に机の上にあったもので売っても

          イイよと言われて25万円、グリーン・アイズはオークション出品を即買い17〜8万円だっ

          た。この金額が高いか安いか人それぞれだと思うんだけど。私は決して高くはないと思って

          るんだ。死ぬまで使えるだろうし、Dr付きだからなにかあったときには絶対に直してもらえ

          るでしょ。この安心感は大きいですよ。それと、古いアンプが壊れた場合直してくれるとこ

          ろそのものがない。信頼出来るレストアマンもどこかにいるんだろうけど、探しようもない

          でしょ。だから、私はmazdaluce3000師にすべてを委ねるのだ。

           
           
           前記のCA-2000も、このB-2も販売からすでに40年近くなろうとしてから部品は傷んでい
          るしハンダだって剥がれているだろう。車と違ってアンプは部品が傷んでも音は出ている場
          合が多いから正しい音が出ているかどうかわかりにくい。部品の劣化だけじゃくなく接触不
          良で不具合が出ることもあるし、ほこりや基盤の汚れが原因ってこともあるだろう。しかも
          レストアするためにゃ膨大なノウハウや測定機器も必要。素人の私が出来ることではないこ
          とは明らか。餅は餅屋に限るってもんだ。

           でも大勢の人がこんな私のブログにまでレストアの情報を探しに来るってのはどうなんだ
          ろう。確かに師にレストアを頼むとそこそこの出費は覚悟しなければならない。けどね、今
          どきコンビニのバイトだって時給1000円はするぞ。私の知り合いに金属加工を相談したら一
          日一万五千円って言ってたもんね。だとしたら5日で75,000円。それに技術料や経費や部品
          代や生活費や儲けを加えるとそこそこの金額になってしまうのは当たり前ではないでしょう
          か。また別の知り合いの木工所、たまにIKEAのカタログを持って来て同じものを同じ金額で
          作って欲しいというトンデモナイ客が来訪するってことを聞いたけどアンプの世界でも同じ
          ような輩がいるらしいのね。しかもレストアした後で別の部分がおかしくなったとクレーム
          をつける客もいるらしいんだ。元々が古い機械だからさ、そんときに完全に直ったとして
          も、別の違う部品が壊れるかもしれない。それを含めてのレストアってことならそれこそ
          ぜ〜んぶの部品を一から組まなければならず、そんなことをしたらべらぼーな金額になっち
          まう。

           これはオーディオに限らずのことで、世の中み〜んな素人になり、相手の仕事ぶりを正し
          く評価できず、なんでもかんでも安く安くっていうミミッチイ方向に流れ行くことの証左に
          違いない。師だって儲けなければならず(といったって根がマジメだからたかが知れてるん
          だけど)生活しなきゃならん。そんな当たり前なことを理解せずにとにかく安くっていうの
          はマズイんじゃないかえ。そんな状況に嫌気がさして師はブログの更新もしないしオーク
          ションに出品することをしなくなってしまった。一度でも師にレストアを依頼された方
          (ファンともいえるけど)は再々依頼を繰り返すというのが現状といっても当たらずとも遠
          からず。しかし更新しないにもかかわらず師のブログは日々訪問者が列をなし、すでに50万
          と突破している不思議。なんなの? どうなってるの??。

           閑話休題、二台のパワーアンプはこのアンプに繋がっている。LUX L-550だ。師はこのプ
          リメインアンプのメインを取り去ってプリだけを使うことを薦め、私はそれに乗った。確か
          レストア込みで7万円程度だった。なぜメイン部を取り去ったかというとプリ部は優秀だけど
          メインはお薦めできないということらしい。
           このアンプは高低音をさらに細かく分けられる。内部の設計や部品もなかなかのモノだか
          ら、このアンプのプリだけを使おうってアイデア。

           そのプリから、このアンプに繋がれ更にパワーアンプに繋がれ、そこからスピーカーに。
          クロスオーバーネットワーク パイオニアD-70。低音と中高音を分けるアンプなのだ。安価
          だとバカにする方もいたけど中はレストア済みだし2wayの私にはこれで充分。師の折り紙付
          き。

           なんか自慢みたいになっちまったけど、私が言いたいのはmazdaluce3000師の真っ当で真
          摯な仕事ぶりなの。一応、師の試聴室を名乗らさせていただいてる関係上言わなきゃならん
          ことはちゃんと言っておこうと思ったの。今までは、なんとなくの内装だったけど今回のベ
          ニヤ張りでアンプにふさわしい(ってほどじゃないだろうけど)空間になったからね。これ
          なら師だって納得するだろうて。

           mazdaluce3000のファンが全国に散らばっています。以前、淡路島から私に問い合わせが
          あって一緒に工房に行ったお客さんもいた。彼は福岡から出品されたB-2(師がレストアした
          もの)を入手され、それと別のアンプもレストアしてほしいということだった。というの
          も、現在mazdaluce3000師はブログは更新しないし、メールにも反応しないから、初めて相
          談したり依頼したいという方々は連絡したくともできない状態なのです。淡路島の彼は、い
          ろいろ探して当店のブログに辿り着き、問い合わせから連絡されてきたという経緯。なので
          もし連絡を取りたい方がおられたら当店の問い合わせからどうぞ。東京近郊なら私が師に連
          絡をとった上で、お連れする仲人役を買ってでましょう。もちろん、費用は一切かかりませ
          ん。

           さらにお知らせ。改修工事が終わったら私のオーディオの調整していただくために師をお
          招きすることを計画しています。出張調整です。むろんお礼はしますが、これは私が負担し
          ますから参加者は無料です。多分、9月になると思いますが、興味がおありの方はご連絡下さ
          い。追って、詳細が決まり次第こちらからご案内を差し上げます。

          てなこと言いつつ、明日は天井照明じゃい・・・・・・・・の、店主でした。



          mazdaluce3000に定期点検をば

          0
              以前、mazdaluce3000氏のブログでアンプは年一回の定期点検を欲している、の記事を
            読み、ならばワシもと。氏の作品YAMAHA B-2(MOS - FETを装着改造機)がしばらく前か
            らメーター片方が動かなくなり、さらに音が出たり出なかったりの修理もあって。時間が掛
            かるかもしれないということで、珍しく朝9:00到着を目指していざゆかん。

             後部座席を倒して3台のアンプ

             重さのバランスが超悪い真空管は転倒防止で助手席の床(ホントはシートに乗せたいけど
            転げ落ちるのが恐くて)。以前、このアンプは後ろに置いて運んでいたときに国会議事堂
            前のカーブでコロリンと半回転。真空管一本が脚からグニャ〜と曲がってしまった経験が忘
            れられない。あんなことは二度とごめんだぜ。

             第三京浜で一路横須賀に。貴重なアンプたちが同乗してるんで安全運転この上もなし。い
            つもなら100キロのとこを80キロ。なんか霊柩車の運転手のようです。自宅から横須賀まで
            はおよそ一時間。近いもんです。

             無事到着し、4台のアンプを降ろしてまずは一服。さて、どれから始めましょうか。問題
            のB-2は一番後にして、クロスオーバーネットワーク・パイオニア D-70から。低音と中高音
            を振り分けるためのアンプですが、測定したらちょっとおかしい
             測定器はいろいろあるけど、使ったのは、これでした。ちょっと思案のmazdaluce。どう
            やらピンジャックの差し込み口が汚れていると犯人を特定し

             リューターの先端に特殊研磨部品を取付けて汚れを除去

             縦にしてさらに除去。いや〜初めて点検作業を見ましたがていねいなことこの上もなし

             ここまでやってお昼になり、ちかくの定食屋でお寿司定食。その後、寄り道して荒崎に。
            以前行ったときは夜だったからよく見えなかったけど、まっこと風光明媚で、富士山もクッ
            キリ。

             プリアンプ LUX L-550はまったく問題ない。素晴らしい特性と喜ぶ氏。まったくこれ
            じゃまるで子供みたい。微笑ましい。で、いよいよ問題のB-2に着手。前面のスイッチを
            カチカチと動かして数分。測定して変なことは確かだけど、その原因を特定しなければ作業
            が出来ません。しばし考えて、問題はこのスイッチにありとのご決断。上蓋を外し、前面パ
            ネルを外します。
             ここまではカンタン、私にもできます・・・・・・・・・・が。

             このちょっと前からが大変です。左にスイッチランプがあるんだけどスポンジの劣化が激
            しくてパネルを外そうとするとランプが壊れそうで。あれこれしてるうちになんとかうまく
            外れましたワイ。

             目星をつけた問題のスイッチ。これを外すにはけっこうな配線のハンダを取り去らなくて
            はなりませぬ。もう、絶対に私じゃ出来ない領域に突入。スイッチ部分を手に取って説明し
            てくださる。なんと有り難いことでせうか。4つのスイッチの役割とここが汚れていると音
            やメーターの動きがおかしくなることがわかり申した。ごっつ、得した気分。

             スイッチをさらに分解し

             いよいよ問題の核心部分。これをさらに分解しなくちゃならないんだけど部品が細かくな
            り難易度はうなぎ上り

             ようようここまで辿り着いた。真ん中にあるちっちゃなスプリングに注目! これが後に
            大きな障害となるのであった。

             これが分解の終着点。下方の極小のキラキラ部品4個は銅製。ヘの字に成形されていて挟
            み込むためにバネ状加工がしてある。万一これを潰したり踏みつけたりしたら、さあ大変。
            二度と復活できません。これを外して、挟み込まれる部品を見たら真っ黒に汚れています。
            すべての原因はこの汚れ。このスイッチは常に電流が流れていて、ここが汚れると接触不良
            になり、メーターが動かなくなったり、音が出なくなることもある。へェ〜原因はこれか?
            まだまだ懐疑的なわたし。素人のくせして根拠のない疑いはどんどん出まする湧きまする。

             ここを綿棒に特殊研磨剤を塗って徹底的に磨き抜く。目安は綿棒が黒くならない&キュッ
            キュと音がでる(まで磨くってこと)。けっこうな時間がかかります。アンプのレストアっ
            て言うと部品を替えたりってことだと思っていた私がバカだった。問題の犯人を捜し、特定
            し、部品を外し、磨き、元に戻す。それで測定してOKならばいいけど、ダメなら他の犯人を
            探さなくてはならない。いや〜、大変なんす。最後は測定器に頼るけどそれまでの作業は
            ぜ〜んぶアナログっていうか細かい手仕事ですから。

             シコシコ磨き真っ最中〜

             ほれ、この通り。どーですピッカピッカでしょ。接点はこうでなきゃイカン!

             ここに件の4つの金ぴか極小パーツを挟み込みます。細かいから大変だ。それを脇で見て
            いるわたし、なんだか申し訳ない気分。だけど手も脚も出ない。

             挟み込み真っ最中

             挟み込みが終わり、いよいよ組み立ての段になってちっちゃなスプリングがピョ〜ンと飛
            んじまって一騒動。相手がスプリングですから目にも留まらぬ早さで飛翔するんだ。さてど
            っちに飛んだか。床か棚か、さがせども一向にお姿は見えず。大の大人が二人で手分けして
            の探索方。結局、棚の上のティッシュの陰から「私」が発見!! 偉いぞ店主!!!

             苦労の甲斐あって、部品清掃&組み立て終了。いよいよ本体に再取り付け。
             ほ〜らね、こんな狭いとこでハンダを付けなきゃならない。熱いですからね。

             すべての作業が終わり、測定器の登場。やはりmazdaluce3000は正しかった、問題のメー
            ターは元気に動き音の変化も一切なし。素晴らしい。測定器は静的な特性を調べる事しかで
            きないことはわかっています。音楽は大きな音や小さな音が瞬時に変化(これが動的)しま
            すから、静的な特性はあくまでもアンプ性能の一部しか確認できない。それはわかっている
            けど、最低限静的特性がキチンとしていないと動的特性も良くなるわけがないでしょ。だか
            ら、の測定器なんです。

             様々な測定の結果、このアンプは元通りの素晴らしさが判明。喜ぶmazdaluce、自画自賛
            は傍で見てても微笑ましい。私だって、思い通りの仕事が出来たときは自画自賛しますか
            ら。その気持ちわかりまっせ。充分に。ここで喜ばなきゃいつ喜べばいいかわかんない。良
            い仕事をした後では天狗になってもいいとイチローも言ってた。ただし天狗になるのはちょ
            いの間だけですけどね。

             今回の点検は、土曜日にクィーンのライブ映像を観るため。専門学校で教えているクラス
            で冬休みに突入する節目の飲み会をクィーンでやりますか? と声を掛けたら10名ほどが参
            加することになり、だったらちゃんとした音を聴かせてあげなきゃ悪いもの。なんという親
            心。こんな私でもあるんです。親心や良心が。単なるエロ教師ではない! もう、誰も言っ
            てくれないから、自分で言うきゃない。

             そんなこんなで帰宅し、即、配線し音だししたら。なんとまァスバラシイ!! 元通りに
            なっただけとはいえ、この変わりようは劇的。って、そこまで言っちゃうか。いや、言って
            いいでしょう。厚みのある音、ボーカルもヴァイオリンもなんでもかんでもまことにけっこ
            う。どんなに自慢したって私だけしか理解出来ないこの違い。う〜ん、も〜聴きまくっちゃ
            うんだから〜。

            仕事そっちのけで、どーする?・・・・・・・・・・・・・の店主でした。


            mazdaluce3000・・・・・そは何者ぞ

            0
                9才の時から50余年、音楽とは長い付き合いです。長けりゃいいってもんじゃないけど、とにかく飽きずにここまで楽しんでこれたわけです。偉いぞ、店主! 最初の頃はLPレコード、それがオープンテープになり、カセットが登場し、CDとなったわけですが、今やそのCDさえも消え去る運命の日もヒタヒタと近づいているような・・・・・・。

               荒淫(光陰?)矢のごとし、千変万化ここにも在り。次々と新商品が出てくるオーディオ業界にあって、いつも懐具合は薄いワタクシ。昔は秋葉原の中古店、近頃はネットオークションでもっぱら機器を揃えておりましたわけですが。ある日、久しぶりのオークションで以前使っていたアンプを発見! 

               金額も相応、商品も好ましかったけど、説明文がなんとも素晴らしく、これなら間違いないだろうと落札したと思って下さいまし。後、メールのやりとりで小学校の後輩だったことや、同じ町内に住んでいたことも明らかになり、ゲッ! マジで! そうだったの!ってなことでね。今に至るワケ。

               オーディオのブログではかなり有名だし、ファンも少なくないmazdaluce3000。しかしてその実態はいかに。まっ、それほどでもないけど、執着心の一端をご説明申し上げねばならぬだろうと、キーを叩いておるわけです。氏を理解するには、まずこれを読むに限るということで、ブログの中から一文を転載いたしましょう。
               先日JBLの古い(40年前)アンプのオーバーホールをしました。作業が終了し、出てきた音
              にビックリ!とても良い音でした。使われていたトランジスタは1957年発表のゲルマニュームト
              ランジスタ等です。オーディオはこの数十年間あまり進歩をしていないように感じました。

               スピーカーは四角くなったり、平らになったり、金属にもなりました。アンプも歪率、ダンピ
              ングファクター、スリューレイト等色々な競争がありました。私はなぜか1970年代のCANタイプ
              の出力トランジスタを使用したアンプに戻ってしまいました。オールマイティではありませんが、
              どこか光るものがあります。デバイス重視の設計がなされていたと思います。今や幻のトランジ
              スタとなりつつあるものばかり使われています。

               35年前皆さんはどのようにお過ごしだったでしょうか。色々な思いを胸に心休まる音楽を聴く
              には良いアンプです。最後にこのアンプが発売された一年後、1970年11月号のラジオ技術のLU
              X株式会社のSQ507の広告を一部省略して転載しておきます。
              ***************************************
               もし、お急ぎでなければ

               散歩でもいかがですか?

               そもそも、ラックスのトランジスタアンプは、真空管アンプの線上に展開されたもので素材は
              変わってもテーマは一貫しています。これは古いものに固執するというのではなく、前のめりに
              なって急ぐことをせず、一歩一歩、足元を確かめながらすり足で進む、ということです。

               オーディオは趣味の世界ですから、特に目標がある訳でもなく、したがってまた、がむしゃら
              に急ぐこともないわけです。そんな呑気な事を言っていたら取り残されるかも知れませんが、も
              し、そんな事が起こるとすれば、それはオーディオには関係のない理由に支配された場合でしょ
              う。

               つくづく感じることはオーディオは競争ではなく、散歩だということです。

               今日、のんびり散歩できる人があれば、その人が一番ぜいたくをしている事になるでしょう。
               
               しかも健全です。

              *****************************************
               35年前の広告です。この後の時代を予感したような広告だと思いませんか?
              --------------------------------------------------------------------------
               誰がどのようなものを持っていても良いではありませんか。
               大切なことは自分が癒されることです。

               散歩していますか?

               エッ!私ですか?あまりの運動不足で先日散歩に出かけましたら
               近道をしている自分に気づいたアホな私でした。ん〜ん こりゃぁいかん

               オーディオに対する考え方、たくまざるユーモアが理解できると思います。
               
               氏の生業はオーディオ・アンプのレストアです。どのような古いアンプでも必ず直ります。しかも元の音質を損なわないように配慮されています。とはいえ、電流と電圧の違いを何度説明されてもわからない店主ですから、あくまでも音を聴いたうえでのことではありますが。当然、トランジスタやコンデンサーといった部品のことも具体的なことになると一向に理解できません。

               あくまでも音楽ファンとして、好きな音楽は良い音で聴きたい、CDやレコードの中に入っている情報はあますところなくすべて再現したい。これが私のオーディオに対する考えです。むずかしいことは氏に任せて、素敵な音楽世界に浸るだけでイイ。このような知人を持つ事ができたことは私の人生にとって大きな出来事なのです。

               わざわざツマミを探しに足を運ぶ方は、ツマミに限らず音楽や映画もお好きなのではないだろうか。来店されるお客様は女性が多いのですが、ご本人でなくともご家族の中で音楽がお好きな方が居られるのではないか、との思いでオーディオも扱っているのです。なぜなら、ツマミもオーディオも大きな社会の動きから見れば少数派と言わざるを得ない状況だから、です。

               ツマミのない家具が席巻しています。引き出しや扉にまったく使われていない場合も少なくない、シンプルと称するファニチャーにはことごとく無駄なアクセサリーは必要とされていないようです。一方、オーディオもデジタル時代に入り手軽にダウンロードして聴けるようになり、わざわざ場所塞ぎな大きくて重い機器がなくても音楽を楽しめる時代となりました。

               それはそれでかくべつ問題はないのですが。このような現状に忸怩たる思いでいらっしゃる方、パソコンからの音楽を良いアンプで聴いてみたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。元々、私が好きだったこともありますが、同じような心をお持ちの方と穏やかな一時を過ごしてみたい、とも・・・・・・・・・・・考えている、店主です。


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