音楽と映画

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     昔、映画は7番目の芸術と呼ばれていたことが頭の片隅に残ってて、調べてみたらやっぱ
    そうだと。時間の芸術が「音楽・舞踏・文学」で、空間の芸術が「絵画・彫刻・建築」と
    いうことらしく、映画は7番目と言う人が出て来て。以来、定説になっているのかどうかわ
    かんないけど。まったく納得できる説ではあります。

     若い季節にはずいぶんと観た映画ですが、ここんとこご無沙汰続きだった店主。ふとした
    っかけで双葉十三郎サンの音楽映画ベスト300なる本を知り、図書館で借り、リストアッ
    プして、オークションで入手し、昼間から観る観る三昧の・・・あれからの、この頃です。
    ミュージカル映画も好きでずいぶん観ましたが、VHSはあらまし観てしまい、残るは「ブ
    ラック・タイツ」や「ストーミー・ウェザー」などしかなく、なんとなく疎遠になってたん
    だけど。リストアップで火がつきました。灰の中に残り火が残っていたわけでして。

     相前後して、とある夕刻友人T氏からの耳寄り情報。東京は水道橋にある「ラルフ&サ
    ニー」http://www.oh-can.net/shop/gourmet/ralph-sunnie.htmlなるジャズ喫茶にオ
    ートグラフがあると。なぬ! オートグラフ!! ウーム、知らなんだ なんてこったいhttp://audioheritage.jp/TANNOY/speaker/autograph.html 毎週行ってる学校のすぐ
    そばだけど、そんなものいつの間にできたのかしらん。私に断りもなく。ってことでおっと
    り刀で駆けつけた店主。

     普段はスゥイング・ジャズ、土曜はクラシック。数枚のCDを携えて土曜の閉店一時間前
    に再訪。なんだか道場破りみたいな心持ち。っていっても負けは覚悟なんだけどさ。客は
    私一人、まるで天国のようだな。初めに聴いたのが4台のヴァイオリンのための協奏曲。
    我が家のオーディオでは今もって4人の演奏者の立ち位置と音色の違いが判然としない困っ
    た名盤なんだけど。聴いた瞬間、弦の音色に負けてしまいました。立ち位置も明確ではな
    いけどわかりまする。あとは・・・・とにかく負けっぱなし。さもありなん、天下のオート
    グラフですから。音色以前に自然な音、奥行きのある音にハナっから負けているのですが。

     ここでスウィング・ジャズにも火がついてしまい。いやはや、どうしたもんか、嬉しい悲
    鳴とでも言いましょうか。悲しい性と言いましょうか。怠惰に音楽を聴き、映画を観る毎日
    と相成っている次第。上記の双葉サンご推薦の中にもスウィング・ジャズ物はあるわけで、
    中でも一番は、コレ
     ベット・ミドラー主演の「フォー・ザ・ボーイズ」です。前半の録音室から場面は変わっ
    て兵士慰安のコンサートがまったくすばらしく、物語が進まずにこのまま演奏を続けて欲し
    い〜!! 短か過ぎまっせ。まったく!!! ベット・ミドラーには「ローズ」という名作
    もあるけど、私しゃダンゼンこっち。

     アメリカンバレエの物語のこれは「センターステージ」。登場人物すべてダンサーなので
    デッキがおかしいんじゃないかと勘違いするほどのスタイルの良さにウットリ。なんせみん
    な超細身だからモニターが縦長になってるんじゃないかって、思っちゃう。ダンスもいーで
    っせ。音楽もね。

     そしてこれ。カルロス・サウラ監督の「タンゴ」。以前から気になってたカルロスです。
    色もきれい、踊りもいい、むろん歯切れのイイ音楽もね。特に女性ダンサーの体型が素晴ら
    しく。バレエと違って身体に厚みがあるというか、なんというか。官能、肉感がタップリ。
    ウーム、たまらんぜ。しかも主人公の演出家と最後は結ばれるみたいなことで、そうなる
    だろうと思ってはいたけど、やっぱり。いやね、それがイヤだというわけじゃなく、私には
    なぜそんなドラマが生まれないのかという漠然とした不満というか。とにかく、そんな感じ
    で。

     スウィング・ジャズに火がついて借りたCD。「オーケストラの妻たち」という映画の存
    在を知りアマゾンに注文。グレン・ミラーの2本目の映画出演。ちなみに1本目は「銀嶺
    セレナーデ」。銀嶺にも出ていたタップダンスのニコラス兄弟が二本目にも出てることを
    知って大喜び。ワオ〜・・・・・・・早くこいこい「オーケストラの妻たち」よ。

    どうなるものやら、私の人生・・・・・・・・・・・の、店主でした。


    禁煙の嵐の中で

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       コソッと友人T氏から、

       い〜でしょ、コレ・・・・・・・・・・・・・・の、店主でした。


      アフリカの星・・・・・・ならぬ、鳥?

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          それは去年、ビッグサイトで開催されたなにかの見本市。手作り商品が並んでいるブース
        で発見したのが恋の始まり。一目惚れです。「それ、ちょうだい」「売れません。見本なん
        です」と言われてしまい・・・・・・・・・・しばし考えてから注文。待つ事およそ半年、
        ようやく渡ってきたとの連絡があり、つい先日久々のご対面&お持ち帰りと相成りましたの
        が、この鳥。

         最初会った時は2匹(黒と赤)だったけど、4匹になってて色も4色。黒、白、赤、黄。
        黒は決まってたけど、首の傾げ方が気に入って黄色にしてしまいました。

         予約注文というのは危険なものです。特にこのようなものは。一応、実物を見たとはいえ
        それと同じものが作られる事はゼッタイありませんから。ほぼ同じものとはいえ感じが違っ
        ているかもしれません。また、一目惚れの瞬間はいささかな興奮状態で、時を経ると醒めて
        しまうこともよくある。でも、再会したら違和感はなく(全然じゃないけど)紙袋という籠
        に入れてしずしずと持ち帰ったワケ。

         店に置いてみたら◯がけっこうデカイ。いや、それよりも躯そのものが大きい。やっぱ
        広いところで見るのと狭いとこで見るのとはかなりの違いはあります。この鳥の魅力はなん
        だろう。顔かな?
         
         小首傾げてチャンチキおけさ。テカテカ光っとります。ニワトリなんでしょうか? 作者
        に聞いてみたい。作者はアフリカはセネガルのASSANE DEME。ネットで調べたら一件だけ
        ヒット。なんか同姓同名の方もいるみたいだけど。

         この鳥、からだが丸いのでコロコロと倒れてしまいます。お店の方が付けてくれた座はい
        かにもという感じ。この鳥のためのものではありません。お隣りさんに「ちょっとちょうだ
        い」といって使ったもんでしょう。どこでもこういう作家の方々って集まっているだろうか
        ら。それとも近くの店で買ったのかしら? こりゃちょうどいい、みたいにね。

         まるっきり篩?(ふるい)ですよこれは。薄木を輪っかにしてあるけど、止め方がいい。
        すごくいい加減で。「こんなもんでしょ」と声が聞こえます。いずれ、庭の手入れに使うこ
        とになるでしょうね、きっと。

         この鳥をなんで買う気になったか? えっとね、それはアンサンブルをしたかったから。
        音楽の世界に憧れている私は、自分で考えたり作ったりする時にいつも一人なことが不満な
        の。私のデザインワークはいつも一人仕事です。音楽を聴きながらだけど、現実的に音楽と
        デザインが混じり合うことはありません。シャワーを浴びるみたいにジワジワ効いてくるこ
        とはあるかもしんないけど。私のアイデアに具体的な刺激を与えてくれることはめったに
        ありません。


         その点、楽器ならば誰かと一緒に(つまりはアンサンブル)出来るでしょ。そりゃ気が合
        う人、合わない人はいるだろーけど、とにかく出来る可能性があるのはうらやましい。こち
        とら、誰かと一緒にっていってもやりようもなし。よほど気が合う人がいればアイデアの段
        階で相談し合うことは可能だろうけど。それで、誰かの作品を私の作品に組み込んでしまえ
        ばデザインアンサンブルが出来るんじゃなかろうか、と。ま、こう考えたのですわ。

         この鳥はご覧の通りこれといって用途が見当たりません。飾って鑑賞するだけです。こう
        いう用途不明のものは私の作品にはいたって好都合なのです。具体的な用途が一目瞭然な
        作品は組み合わせるのが困難ですから。ってことで、私はこれを自作のゴミバコに使いたい
        と思ったのです。私の考える一幕物のドラマ「ゴミバコ」に是非とも出演していただきたい
        と考えたのです。

         ゴミバコは薄いベニヤ板で作るから味気ないものになりがち。染色もするしEMOTIONと
        しての魅力発揮には心がけるけど、それでもいかにも人工物という感は否めません。シンプ
        ル万歳の今のデザインにはなにか物足りなさが感ぜられる。かといって私にこんな鳥を考え
        るセンスも力量もありません。ならば外部から招聘するっきゃないでしょ。

         そこでこの鳥の力におすがりするという寸法。地球の反対側の作家さんと私、二人で密か
        な共同作業。なんかロマンチックじゃありませんか。私のゴミバコはおおよその形が決まっ
        ていますが、これからこの鳥をためつすがめつ・・・・・眺めて触って持ち上げて。私の
        考えるゴミバコは大きく変容するでありましょう。

        それを期待しつつ・・・・・・・・・の、店主でした。

        CA-2000・・・・・・・とな

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            鎌倉を後にして、一路横須賀に。オーディオの師・mazdaluce3000氏の工房に直行。久
          しぶりです。師の手になるエレキットの極小アンプを返していただき、作業机に敷く厚くて
          重い樹脂板を差し上げるために。

           このブログの開始早々に紹介したこのアンプ。http://blog.factio-tokyo.com/?eid=8
          身はちっちゃいけど音は良い。欲しい人がいたら売ろうと思ってたけど、もう手に入らない
          し(改造してありますから)なにも売る必要はまったくないと思い直して私が使う事にしま
          した。師が別の同タイプのアンプを作るためにお貸ししていたものを返してもらったわけ。
          今もそれで音楽を聴いてるんだけど、低音は出ないもののまったくダンゼン素晴らしい音
          で、超大満足。

           でね、そんときに昔のアンプのカバーを修理してくれないかと頼まれまして、持ち帰った
          んですよ。このアンプはヤマハのCA-2000。いわゆる名機として世評高きアンプです。
          http://audio-heritage.jp/YAMAHA/amp/ca-2000.html スイッチが並ぶパネルのデザイ
          ンもいいし、音もいいし、配線も見事なんだけど、このカバーも負けず劣らずけっこうな代
          物でして。カバーは木だけで出来てます(中央部放熱用の樹脂製格子は別だけど)。
           これが外したまんまのお姿。裏返すと、

           こうなります。コの字形の構造でありながらまったく反らないし狂っていません。4枚の
          板を使って箱にするのならむずかしくないんだけど、このように一方が開放されている構造
          はななりむずかしい。隅に補強用の小さな三角棒が見えます。しかも真ん中に放熱用の窓が
          開いてますから、強度はさらに弱くなります。。販売開始から35年、この木のカバーが変形
          しているのは見た事がありません。さすがヤマハ、木工の見事な設計と確かな技術がうかが
          えます。

           当然のことながら木のカバーは、アンプ内部からのかなりの発熱に晒されますますから、
          安定した強度、経年変化のない加工技術、さらに熱対策も考慮されているのでしょう。なぜ
          に木のカバーなのでしょうか? ほとんどのアンプのカバーは金属だというのに。これは多
          分放熱効果のためなのでしょう、とは衆目の一致するところ。

           でね、問題はこの木の表面なんですわ。本体は丈夫だけど表面は年月とともに黄変するし
          角が破損したりするんです。このようにね。

           これは、剥がれた部分を補修したもんだけど。こりゃぁいけませんよ。これをきれいに
          貼り直せないかという御下命。ウーム。こりゃむずかしいぞ。他の多くの場合と同様にこの
          板も芯はベニヤです(多分これも普通のベニヤじゃないんだろうけど)。それの表面に薄い
          天然の木を貼ったもの。この薄い板を「突き板」と言いますが、これはメーカーに頼めば入
          手できます。

           早速、新木場の突き板メーカー「ホクサン」に現品持参で樹種の確認に行きました。塗装
          されてるし、黄変してるんで判断がむずかしいけど、対応してくださった方と私の意見が一
          致して納得。しかし、問題は貼り方です。使うボンドです。なんせこの突き板なるもの薄い
          ですから。全面隙き間なくピシッと貼るにはそれなりの段取りが必要となります。

           板の表面はしっかりと塗装されています。まずは、これをきれいに取り去らなければなり
          ません。そうしないとボンドで接着できませんから。といってもそのためには固定の治具(
          ジグ)を作らなければなりません。サンダーという磨く機械でゴシゴシすれば本体が壊れる
          心配がありますから。台にしっかりと固定して作業しなければならんのですわ。また、接着
          するときにもこの治具が使うことになりますから、これは大切なもの。ちゃんと作らなけれ
          ばなりません。

           まぁ、どこまで出来るかわかりませんが、とにかくやってみましょう。失敗するかもしれ
          ないけど。万一、うまくゆけば白木のきれいなカバーができあがることでしょう。といって
          も、私の智慧と工夫、技術以上のものは出来ませんけど・・・・・・・・。

          これが仕事と言えるのか?・・・・・・・・・・の、店主でした。


          いざ、鎌倉

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              出歩くことの少ない店主ですが、昨日は鎌倉に行ってきました。神奈川県立近代美術館で
            開催されている「石元泰博写真展」、1953、54年に撮影された桂離宮に心を動かされて。
            以前持っていた昭和の大修理の写真集は友人にあげてしまい、今はなにも資料なし。写真そ
            のものにも興味はあったんだけどひょっとして写真集を売ってるんじゃないかと思ってね。

             めったに行かない鎌倉だし、当日は荒れ模様の天気だったのでひとまず直近の駐車場に。
            ところがここがけっこうな高額で、しかも前払い。2時間で2000円。以前の京都とは大違
            い。でもしかたないさ、よく知らないし、観光客としてお金を使わないと現地は潤わないか
            ら。ということで、さっそく美術館へ。そしたら、なんかの記念日とかで入場無料。700円
            が浮きました。世の中良く出来ています。

             建物も良かったけどカメラを忘れたのでお見せできません。展示写真を観て、写真集を探
            したら品切れ。1400円、送料無料で郵送してくれるとのことで、現品を確認してみたら。
            ウーム・・・・・・・どうしようか? 買うほどでもないか? と思ってたら、傍にパンフ
            がありこれがなかなかイイ。なんだこれでいいじゃん! 貰ってきました、5部も。

             天下の桂離宮です。私は2回行きました。写真集もかなり出回ってるでしょう。今回は、
            この写真で良しとしました。これを見ながら考えれば良いアイデアが浮かぶかもしれませ
            ん。あるいは、私の中の美意識が向上するかもしれません。それで欲しかったんです。
            写真が。手持ちのガラスに挟んで飾りませう、愛でませう。

             鎌倉といえば卒業生のT君。ってことで☎。会いました。講師をしてる専門学校は40年
            くらい教え続けていますが、このT君はその中でもダントツで印象深い学生。まぁ、在学中
            も目立って元気だったんだけど、卒業後の出来事が忘れられません。

             ざっと10年ほど前、ふとしたことがきっかけでスウェーデンのストックホルムで開催さ
            れる家具見本市に出展応募したのですが。ずいぶん遅れてあきらめていた頃に、OKの返事
            が届きまして。慌てて学生やらOBやらに参加要請の声を掛けたところ20数名の参加が決ま
            ったわけ。なんせ、私個人が学校の名を借りて申請したもんだから、なにからなにまで自分
            でせにゃーならぬ。

             ちなみに作品は9ミリ厚のベニヤ(90センチ四方)で作った椅子。卒業生は私の工房で作
            り、学生は学校で作り、それぞれが手持ちで飛行機に乗り。現地での展示はけっこう慌ただ
            しかったけど、けっこうな好評。それはそれでよかったわけだけど。行く前から出来れば
            他校の生徒と飲み会をしたかった私は、展示会場を回りながら相手を探していたんです。せ
            っかく行ったんだから外人と飲み会したいもんね。

             中でもフィンランドの学校の作品が素晴らしかったので、学生をけしかけてお誘いをした
            ところスンナリOK。じゃ、今日展示が終わってから行きましょう!ってことになって。いざ
            行く段になった時に、このT君曰く「こっちから誘ったんだから、場所はこっちで決めなく
            ちゃならない」と。「先生達はゆっくりと歩いてきてください」「自分たちで場所を探しま
            すから」と小走りに走り去るのでアリマス。

             もちろんT君は英語が話せません。まったく、です。そんな彼と友人が二人で知らない土地
            で飲み屋を探す! 時間はないし、しかも、人数は40名。これはなかなかできることじゃな
            い!! 凄い!!! って思ったんです。私だってそんな事(場所を探すこと)には気づき
            ません。それをたかだか20代中頃の若者がやってのけたことに内心仰天したわけで。それ以
            来(っていうかそれまでもなかなかの人だとは思っていたけど)一押しの卒業生になったの
            です。

             卒業後は、革工芸&シルバーアクセの店に勤め、数年後自分で店を出し、繁盛してたんだ
            けどちょっと前に閉店(日曜日だけは開店してる)し、親の後を継ぎ鎌倉彫りの世界に飛び
            込み、今は修行の日々。作ることが好きだとはいえまったく違う世界にハンドルを切ること
            は勇気がいることでしょう。でもね、そんなことをまったく感じさせずに軽々とやってのけ
            るT君には脱帽、一目も二目も置いているワタクシなんです。

             彼と会ったのは目的がありまして。直近のブログで紹介されていた「ビーサン」が欲しく
            て。http://www.bluecornparty.jp/blog/ 普通のゴム製ビーチサンダルの鼻緒だけを革
            で作ってしまうもの。たかがビーサンに革の鼻緒ですか! そーいうの好き!! でね。
            そしたら作ってあげるって言われ、ウレシ過ぎるんだけど!!! 早くこいこいビーサン、
            そして夏!!!!!

            ってなもんや・・・・・・・・・・・・・・・・・・・の、店主でした。

            ダイロン 完結編

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                ダイロンの木材用染料はウッドダイと言いますが、すでに生産中止になっていることは前
              回お知らせした通り。東京は渋谷にあるショップの全在庫を購入したこともブログに書きま
              した。かなり膨大な量なので収納を考えましたが、まずはこんなようになりました。

               全16色です。青、緑、赤、黄(橙)と黒の4種類。これらは、ダイロンのホームページで
              も確認することができます。http://www.dylon.co.jp/catalog/wooddye.html

               早速SUNDANCEのSANOさんから「すばらしい!かなり、興味ありです」とのコメントを
              いただきました。ご無沙汰してます、SANOさん。いやね、お会いした事ある方なのです、
              この方。どうぞどうぞいつでもお分けしますよ。もうこれ以上安くはならないという金額
              で。なんなら送りましょうか? 当店の「問い合わせから」連絡してくださいませ。

               私がこれから作る作品(商品?)は、原則としてこのウッドダイを使うことになるでしょ
              う。お店の地下にあるミニミニ工房は木材加工しかできません。木材はいろんな種類があり
              ますが、濃色(茶色から黒に近いものまで)は高価だし硬くて私の手に負えません。あまり
              硬くなく安価な木材は白色に近いものが多いけど、こういった材料を使うことになります。

               また、今考えている作品はベニヤ板を使いますので、この仕上げにウッドダイは必需品と
              いうわけです。なぜなら、ベニヤ板を仕上げるには塗装が必要だし、塗装するとなると木目
              が消えてしまうことも多いし、刷毛を使うときれいに仕上がらないし。それと、ベニヤ板は
              切り口も問題。ここを塗装すると板の面と同じようには仕上がりません。その点、染料は
              切り口が濃くなるけど、塗料ほどじゃない。染めるのは刷毛でもスポンジでも大丈夫だし、
              染めムラもありません。だから、私はウッドダイとともに歩んでゆこうと思っているの。

               多くの人は天然の木(無垢材といいますが)を尊重し、加工された木(ベニヤに代表され
              る)を蔑視しがちです。どちらも素材であることに違いはないにもかかかわらず、です。
              言ってみれば素材「差別」じゃないでしょうか。人種差別はよろしくない!と言いつつ、素
              材を差別するのは如何なものでしょう? ベニヤだって高級無垢材だって同じ素材です。自
              然物と加工物の違いはあるけど、どちらが勝っているかなんて誰も決められない。どちらも
              等価ではありませんか? わたしはダンゼン等価だと思います。

               さらに無垢材の木肌(木目)を尊ぶことも見逃せません。良い木目に出会った喜びを語る
              作り手は多く存在します。CO2削減や森林破壊に通じる木材の良否鑑定は、今の時代許され
              るのかどうか。それでなくても人間そのものが環境破壊の元凶であることは明白な事実なん
              ですから。とはいえ、私だっていくばくかの木材を使って作品を作るわけですから五十歩
              百歩ですけど。ま、要するにもっと謙虚に自分の立ち位置を確認しながら自然や環境に対し
              て失礼のないように日々過ごしてゆこうと思っているのです。

              いやいやけっこう真面目・・・・・・・・・・・・・な、店主でした。


              色とお色気

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                  お世話になってる美容室のスツールのキャスターの具合が悪い、と。預かって交換し、届
                けた帰り道。ふと思い立って以前購入したことのあるダイロンの店に。ダイロンはイギリス
                の染料メーカーなんだけどウッドダイという木材専用の染料があり、それはすべて廃番に
                なってて、それが売り切れたらオシマイなわけ。そんなら全部ありったけ買っちゃおうかと
                思った時もあったんだけど、かなり、けっこう、相当膨大な在庫なもんで放っといた店主。

                 思い立って行ったのは、いったいいくつぐらいあって、それをぜ〜んぶ買ったとしたら
                いくらぐらいかかるもん? を聞きにね。

                 ツマミの店を始めるときにもそんなことがあったから。九州の貿易会社からツマミの在庫
                ぜんぶ引き取ってくれませんか? 安くしますから、と言われて買ったことがあって。どこ
                でも在庫の処分には困っているから、私の提案には乗ってくれるんじゃないか、と。しかも
                それはかなりの格安価格だろうて。と、そう思ったの。

                 とにかく全部引き取りたい。全部で何個あるのか? それをいくらで売っていただけるの
                か? を申し出て連絡先を渡して帰ったのであります。そしたら素早く、全数量は745個、
                超破格値(入手価格をお知らせできないのがくやしい)でお売りしますとの返事があり、そ
                んならお願いしますということで、段ボール2個が届きました。ホント、あっという間で。

                 745個って一体どれくらいの量になるのかわかんない。届いたものがコレ。左は10個セッ
                ト、右はバラ。箱がなくて袋だけのものもありまして。あるな〜、けっこう大量だぜ。とに
                かく全部並べなくちゃ全量が確認できないから、並べてみましたよ。

                 いや〜、なんだか染料屋さんみたい。日本のウッドダイはこれがぜんぶ。他にはないだろ
                う、多分。意味もなく気持ちいい。でね、とにかく色の種類とそれぞれの数量を確認しなく
                ちゃって思って数えたんですよ。そしたら、これがなんと1142個あるじゃありませんか。
                 きっと、いったん数えた後から出て来たんでしょう。続々と。ええい、送ってしまえ。数
                が増えるんだから問題ないでしょ。と、会社では思ったに違いない。ええ、ええ、わかって
                いますよ。わかっていますって。受け取りましょう。看取りましょう。

                 木材専用の染料は全部で16種類。一番多いのがGris Orangeで270個、少ないのがVert
                Printempsの4個。あれ?っと思って色名を翻訳。どうみても英語ではありません。そうか!
                色名はフランス語だァ。Gris Orangeはオレンジ灰色、Vert Printempsは春の緑。直訳だけ
                どな〜に要は解ればいいんですから。なるほどね、こういうふうに色を決めたわけですか。

                 というように次々と翻訳してゆくとウッドダイの色の決め方がだんだんわかってきて。こ
                れは面白い。一番多いのがBlue。青です。海と大洋と空と潟の4種類。海と空はわかるけど
                「潟」がすごいと思った。さすがフレンチブルーの国、青の微妙な色違い、こだわってるな
                もし。もしもウッドダイが欲しいという方がいたら(居ないとは思うけど)、どうぞ当店に
                いらっしゃいませェ〜〜。

                 次の問題は、これをどうやって収納するか? だけどまたしても女神は私を見捨てません
                でした。以前残材で作った商品用の展示箱がまったくピッタリ。
                 木箱に23個は入りますから、これを50個用意すればいい・・・・・・・・。なんて、ある
                わきゃないですって50木箱も!! 店にある木箱はぜんぶで53箱。それにウッドダイを入れ
                たら、今入ってる取っ手の在庫の行き場がなくなっちゃう。だめじゃん!!アーァ、女神は
                きっとニヤニヤ笑ってるんでしょう。入れられるもんなら入れてみい!!! って。
                ウーム、困ったワイ。

                 ウッドダイを引き取ろうと思ったのは、これから私が作る作品に使うから。木材には固有
                の色もあるし、それを尊重する人もいるでしょう。でもね、私は違うの。そりゃ固有の色も
                大事だけど、お化粧することも魅力あること。人の肌と同じです。あるいは布を染めたり、
                髪や紙を染めたりと同じこと。なぜ、木だけが地の色を尊重せねばならぬのか。だんだん
                そう思えて来たのですわい。ウォルナットがいいとかローズウッドがいいとか、世論は沸騰
                してるけど、ホントにそうかい??

                 木目を大切にするんなら女性のお化粧はどうなの? 白髪を染めるのはどうなの? それ
                じゃ片手落ちってことにならないかい。いるんですよ木目の艶がたまらんっていう人が。だ
                ったら目尻のしわがたまらんとか、顔のシミが魅力的とか思わないとおかしいでしょ。い
                や、そう思ってる人はいるとは思うけど、そうじゃない人が多いと思うわけですよ。だから
                ね、私は染める方向に動く。これが私の生きる道。ナンチッテ。

                 でもって表題の「色と色気」。前回の手相の続き。同窓会で数人の方々の手相を拝見した
                時に一人だけくっきりと大陽線をお持ちの方がいたのです。太陽線は人差し指と中指の間か
                ら小指と薬指の間にわたって下方向の円弧で〜す。私の師、五味康祐によるとこの線を持っ
                てる人は色(色彩感覚)もあるしお色気もある。で、この女性。以前から妙な色気があると
                思っていたんだけど、これで超納得!! どーりで、そうなんだ〜、と。この線を持ってい
                るのは五味さんに直接観てもらった同僚の講師。この方は画家。私と同年輩だけど今でも
                充分に色気はあります。

                 このことを元助手のこの女性に言ったらわかったようなわからないような。自分にお色気
                があることも理解してないし、色彩感覚があるなんてこともまったくわかってない様子。困
                りましたなァ。どう言えばいいのでしょうか。まァ、こんなことが解ったといっても格別ど
                うってことないかもしれん。彼女には彼女の生き方があるし。それをとやかく言う資格は私
                にはありません。ありませんけど、惜しいと思うのですョ。ご自分の魅力に気づかないこと
                が。

                 色とお色気にはどんな関係があるの?って思う方もいるでしょう。この両者には深い関係
                があることは有名。以前、このブログでも書いたけど、江戸時代の恋愛は恋・色・情の三段
                階で、二番目に色が出てきます。小指を立てて「俺の、イロだぜ」なんていうセリフもあっ
                たっけ。床を共にした恋人のことを「色」と言いました。色はCOLORの意味も当然ありま
                す。日本では色に多くの意味が含まれていたということでさ。だからといっちゃ単純すぎる
                考えかもしれないけど、私はCOLORとSEXUALは深い関係があると思ってやまないのでアリ
                マス。

                 最後にお見せしましょう。私の利き手。中央部にMの字があります。五味康祐によると
                これは「ラッキーM」。ラッキーというからには全般的包括的にみて良い方向になるという
                こと。それぞれの線がバランス良く配置されるとMが出現するとのこと。むろん、私はこれ
                を信じています。誰だって自分にとって良いと思われることや説は採用するもんです。これ
                と同じようにMがある手相の人はけっこういますから、参考になさったら如何でしょう。

                ってなことで、今日もウッドダイの整理に忙しい・・・・・・・・・店主でした。


                ペンダントの行方

                0
                    昨日、同窓会に参加しペンダントを渡すことができました。依頼主のF嬢にはことのほか
                  喜んでいただき、ホッとした店主。まずはよかった。チェーンとフック金具はユザワヤで入
                  手、チェーンはことのほか長く、それを現場でカットし、金具を取付け、ということで。
                   一番うれしかったのは同席した女性が「美味しそう」と言ってくれたこと。私のイメージ
                  が通じ、理解してくれたことはこのうえもない喜びでござんす。

                   同窓会やクラス会などにはまったく興味ない私ですが、今回は趣向がいたく気に入り出向
                  いた次第。学生と飲むのはほとんどが居酒屋チェーンです。2時間飲み放題というプランは
                  幹事もラクチン。気配りは席ぐらいなもの。それに比べ、昨日は借りる部屋はビルの一室の
                  レンタルスペースですから幹事の能力はかなり要求されます。

                   集客しないと赤字になる。食べ物の手配と調理、同じく飲み物の準備。予定時間を延長す
                  る手配やら後片付けの指示など多岐にわたる気配りが必要です。また長時間をいかにしても
                  たせるか、孤立している人に話かけたり、写真を撮って盛り上げたり、参加した先生方4名
                  に対して礼を失するないように、など大変なのでアリマス。こんな役割を軽々とやってのけ
                  るF嬢に感心しきり、まったく素晴らしい逸材。賛辞の嵐は鳴り止みません。

                   しかも喫煙者の多い参加者には窓際では扇風機を換気扇代わりに用意しているのです。
                  まったくいたせりつくせりの準備でありまして、満足しきって帰路に着きました。年々、元
                  気のない学生を嘆く事しきりの私ですが、たった4年前にこんな学生が居たことに改めて
                  ビックリ。毎年、学生は変化し続けています。それもかなり急速に。変化が良い方向なら
                  いいんだけど、一番肝心な元気のなさが気になる。でもこんな学生もいたわけだから一概に
                  「最近の若者は・・・・・・」なんて言えません、です。ハイッ。

                   いろんな卒業生と話をしました。愛煙家の私は扇風機の脇を離れません。6:00〜11:30。
                  長期戦です。参加者はゆっくりと話し、席を変えて話し、ゆるやかな時が流れます。ほとん
                  どの卒業生はなんらかの形でデザインと結びついた仕事をしていることに驚き、彼氏や彼女
                  が居ないことに驚き。ちゃんと仕事はしてるけど、恋愛状況は枯渇してる・・・・・・・・
                  ウーム。他人の生活に口を挟むことはできないけど、どうなの、それ。問題あるでしょ。

                   たまたま手相の話になって。唯一、結婚線だけは観ることができる私。といっても五味康
                  祐の本で学んだだけですけど。自分の過去と照らし合わせるのでかなり信憑性がある?。
                  私の結婚線はクッキリ2本、ほぼ同じ太さ長さで入っています。その下には細くて短いのが
                  1本。この2本の年齢も相手も特定できます。だから、それを相手の線に合わせて観れば
                  ・・・・とここまで書いて、思い付いて私の手相をパチリ
                   ほらね。こういうこと。五味氏の説は利き手ではない方が先天的、利き手が後天的ですか
                  ら左右を照らし合わせてみるといい。んでもって、これが私の左手(利き手じゃないほう)

                   こっちは1本。右手(利き手)は2本。これはどういうわけだ! と。

                  右手にある上下2本の長い線、下は26才です。これはいまのカミさんと結婚した年齢ですか
                  ら間違えようはありません。じゃぁ、上は・・・・・?・・・・・・?  ウゥゥ、カンベ
                  ンしてください。これは言えません。書けません。
                   一方左手を観ると中央に1本太い線があります。右左合わせてみると、これがバッチリ合
                  わさりますのですよ。右手の下の長い線と。つまり生まれ持った線と生まれて後の環境の変
                  化による線が一致してます。これは、この結婚が間違いなかったという証。そうですよね、
                  五味さん。

                   なんか話しが逸れちゃったけど。それでね、その集まりに一人の女性を観たら次々と群れ
                  寄ってきて数人の手を観たわけ。その中の一人が私の26才とピッタリ合う線の持ち主でさ。
                  年齢を聞いたらビンゴォ〜〜〜〜!! なんと今26才。聞いたら結婚を申し込まれていると
                  な。あいや〜、当たりまんがな。いやいや観た当人がビックリしてどうする。だけどね、あ
                  んまりぴったりなんでちょっと驚いたわけですよ。それ以外にもちょっとあったんだけど、
                  書くと長くなるから。

                   でも一つ言いたいのは、こんなに結婚や彼氏に対して興味があるのに今彼氏がいないのは
                  なぜ? いずれは出来るだろうとか出会いはあるだろうなんて思ってるんだろうけど、そう
                  はイカの◯◯◯◯。仕事はちゃんとしてるくせに、こと恋愛となると「待ち」状態になって
                  しまうのはイカンと思うのですけど・・・・・・・・・・・。

                   どうなんかなァ〜・・・・・・・・・・・・・・・・・の、店主でした。
                   

                  ペンダントが出来上がり〜

                  0
                      水泳のダーレオーエン選手が急死しました。好敵手の北島選手もさぞや気落ちされている
                    ことでしょう。唐突な訃報だったせいか、妙にショックを受けています。その理由は何なの
                    か?・・・・・・・よくわからないけど。この件は、私の心に傷を残し、記憶に残ることで
                    しょう。

                     頼まれていたペンダントがようやく出来上がりました。頼まれた日を忘れてしまったくら
                    い時間が掛かったけど。作り始めたら数日で完成。なんでやり始めようと思わなかったのか
                    わかんないけど。ま、そういうもんだ。何ごとも。

                     これが私に与えられたテーマ。卒業生のF嬢が初めての海外旅行で行ったメキシコの
                    コイン。なぜメキシコなんだ? それが発端。このF嬢の卒業制作は船のインテリアだった
                    んだけど、船内だけじゃなく船体も作らなくちゃサマにならないから、と担当ではない私に
                    相談されて。学生作品を教師が手掛けるのは良くないことは知りつつも、彼女に作らせる
                    ことは絶対に出来ません。出来るわけがない。

                     ってことで長さ80㎝くらいの帆船らしきものを作り上げたのでありまする。なんせ作った
                    こともないし、工房の残材を使うので苦労しました。特に舳先というんですか、先っぽの方
                    が。どーにもこーにもうまくゆきません。側面の横板を前に持って行くとズリズリ上方にせ
                    り上がり、でね。薄い板を水に浸けて柔らかくして、細い釘で強引に固定して、強制整形の
                    ようにしてやっとこさっとこ無理無理かたちにしたわけです。

                     そんな経緯もあってのことなので、やってもいいよと安請け合いした店主。まずは、薄板
                    にコインの厚みを彫り込み

                     それぞれに穴を開け

                     コインをはめ込み

                     2枚の板を接着し

                     出来上がったのがコレ

                     いや、言い訳じゃなくこれでもいろいろ考えたんですよ。◯とか卵形とか楕円とかね。
                    うまくゆかんのですわ。これが。でね、結局一番シンプルというかカンタンというか、とに
                    かくこんな形になったの。四角で行こうと思った時に、こんなクッキーがあったな、って
                    ね。思ったワケ。薄くてサクサクしてるクッキー。あるじゃない。それをねイメージして、
                    手持ちの材料からそれなりに選んで。木目も少し考えて、上下になるようにして。

                     クッキーですから端面はごくごく薄くしたい
                     こんなふうになりやした。これが私の精一杯。板を削りすぎると厚さがなくなって恐い。
                    特にコインにかぶさる部分が。チェーンを掛けるところは真ちゅう棒の打ち込み。これも
                    無理するとパリッと割れてしまいます。また、ボンドで接着することも叶いませんから、
                    棒穴のサイズと打ち込みには気を使いました。なんとか無事に打ち込んで、あとはひたすら
                    削りと磨き。これが大嫌いな私にはまったく拷問のような一時でね。

                     アクセサリーは初体験でしたがいろんなことがわかりました。一番の収穫は私の老眼では
                    もう限界を越えてるってこと。裸眼にしてもよく見えないのでアリマス。磨いてもきれいに
                    なっているのかどうかも確認できましぇん。最後はオイルのお力を借りることでなんとか
                    かたちにはなりました。と、思ってるんだけど。

                     明日、彼女たちが主催する同窓会でお渡しの儀。気に入ってもらえるかしら。はなはだ
                    心配だけど。なんたって、もう出来ちゃったんだからしかたない。ちなみにこの同窓会は
                    居酒屋ではなく、とある部屋でとのこと。30人くらいは入れるとのことだけど、どっから
                    仕入れたのか。こんな秘密めいた集まりに私の好奇心をくすぐられあっと言う間に・・・。

                     ってか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・の、店主でした。

                    おといねっぷ美術工芸学校

                    0
                        今朝の新聞で知り、急遽インスタントラーメンを食べて出かけた次第。行く先は「アーツ
                      千代田3331」なる中学校をギャラリーに転用した場所。目当ては、北海道北部の音威子府村
                      にある120人の学生を擁する工芸高校の作品展なのであります。

                       天気晴朗、息子のバイクでひとっ飛び。秋葉原の喧噪を横目に見て、ちょいと横道に入っ
                      たら、前庭が芝生の瀟酒な建物が。こりゃ、かなり改装費が掛かったんとちゃいますか。

                       初めての東京での展示会とのこと、意気に感じた店主。東京じゃ、いろんな展示会はある
                      けど、そうそう心が動かされるものはないけど、これには行かずばなりまいて、と。作品は
                      絵画と木工がおよそ70〜80点。小さなものは手鏡、大きなものは絵画とか棚とか。運ぶん
                      だって大変でしたでしょう。なんか手作り感に感動を覚えます。一生懸命ですもの。

                       作品を撮影するなんてことは到底言えません。から、入口をパチリ。

                       木工作品は、椅子やらテーブル、棚など多岐に渡ります。いずれも決して上手ではない
                      けど、なんたって高校生ですからね。中には私が講師をしている専門学校よりも上質の作品
                      もあったりして、興味深いものがありました。ものづくりの力が衰えているニッポン、若い
                      人が一時期かもしれないけど経験することはまことにけっこうなことでございます。

                       3〜4人の先生とおぼしき方々が手持ち無沙汰でおられました。慣れていないから来場
                      者に話しかけることが出来ないのでしょう。充分理解できます。話もしたいと思ったけど
                      なんたって路駐が気になって・・・・・・・。名前だけは書いておいたから、いずれ機会
                      があったら感想などをお伝えできるかもしれません。と、思いつつ・・・・・・。

                       帰路、日本橋の立ち食いそば屋「そばよし」の場所を確認し、銀座を通り。ふと思い出し
                      て鉛筆屋さんに立ち寄りました。この店はちっちゃいけど大好き。久しぶりです。店内は、
                      なんか机やら棚が増えていて、ますます狭くなり2〜3人の客で一杯に。なんせバイクを
                      路駐しているんで気が気ではありません。作品展も路駐だったので、コメントを書くことも
                      できませず。ごめんね、おといねっぷの生徒さんたち。

                       で、件の鉛筆屋さん。「五十音」といいます。最初に目についたのがこの鉛筆
                       即買いです。断面は5ミリ×8ミリ、かなり平べったい長方形。表にはミリとインチの目盛
                      りがご覧の通りに。いや〜、い〜じゃないっすか。私のEMOTION心はカンタンに籠絡され
                      てしまいました。これは国産じゃないっす、きっと。確か1本250円?。決して高くはありません。

                       そして次には、
                       なんて言うんでしょう、こーいうの。チビた鉛筆を最後まで使う延長具とでも言うのかし
                      ら。色がキレイだし、長さもちょうど。使わなくても欲しいと、即買い。

                      とどめは、
                       この2本。ふつーの鉛筆だけど、消しゴムが付いてるのはよくあるけど、この形がうれし
                      い。なんかコメントが書いてあったけどよく読まずに、家に帰って見たら消しゴム部分はこ
                      んなふうになっててね。

                       手が込んでるんですわ。金具に挟んである消しゴムは短くなったらずりずりと頭が出て
                      くる仕掛け。い〜な〜、これ。長方形の消しゴムは丸形と違い、削れてゆくと鋭角になり
                      消しやすいってことでしょう。気合いが入ってるというか。こんな小さなところに、世界の
                      誰かが知恵を絞っているってことがね。うれしいわけです。認めますよ、こういう心智。

                       たかが鉛筆だけど、これでスケッチを描けばなんか良いアイデアが出るような気がしま
                      す。形から心に入り、心から出て形に至るというのは世阿弥の言葉だけど(前にも書いた
                      ことある)私のようなヘナチョコ能力はあらゆる可能性をフル稼働しないとね。なかなか
                      良いアイデアは出て来ないんですわ。

                      良いモノを見、良い買い物をした一日・・・・・・・・・の、店主でした。





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