梱包マニア

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      梱包、それも発送用を愛する店主。小さなものは手紙から、とにかく梱包にはいろんな
    仕掛けやアイデアがてんこ盛り、受け取る相手の反応と理解、何が来たかとちょっとだけ
    のワクワク感、開けてビックリの驚き感、とにかくそんなことを考えながらの梱包作業に
    いつも私は溺れてしまいます。

     そんな私ですから以前はこりに凝った年賀状を作ったもんです。あまりに凝りすぎて50通
    以上は作れず。あるとき、一年後に年賀状の仕掛けがわかった、ごめんごめんと言われてし
    まい。他人の賀状のワンパターンぶりにも我慢ならぬ。そんなこんなで一切年賀状は出さず
    今に至っているのです。それもどーかと思わないではないけど。

     年明け早々の梱包作品はこれ。デカイ。私の梱包作品の中でも最大級。たっぷりと時間を
    かけて貴族的に悦楽に浸りながらのひとときでした。

     中身は直径30センチほどの円錐形の模型で高さは1.4メートルぐらい。スチレンボードと
    いう模型材料と和紙で作ったので超軽量。小指で持ち上がります。壊れやすく安定感がない
    模型ですから、固定方法や外箱の補強も考え、うっすらと中身が見えるように(まるでサナ
    ギみたいな)作り上げるための梱包材を買いにホームセンターへ。

     右上には円盤が見えるけどこれはDVD。その下に四角く影があるけどこれは書類。左面に
    は点々と小さな黒い影、これは・・・・・? 実はこれ、仕事なんです。相手の会社とのこ
    ともあって明かせません。というほどじゃないけど、一応ね、礼儀として。

     そうなんです、店主は仕事もしているんです。年が年だけに遊びほうけているんじゃない
    か、って?。やる時にはやるんですよ。やらない時にはやらないけど。年末から手掛けてい
    るプロジェクトの最初のプレゼンとしてのコレ。画像を並べ遊びにも似たイメージ作り、そ
    れはまた発想のヒントを得るためのものでもあるんだけど、今までは紙に貼ってたものを今
    回は立体化してみたわけ。

     仕事というのは対価、つまり報酬があってのことというのがフツー。そうでないのを何と
    いうのか。遊びではないし、キチッとした取り決めがあってのことではないから仕事ともい
    えないのだろーか、とね。仕事ではなく「シゴト」なのかいそれとも「しごと」なのかい。
    漢字がカタカナになっただけじゃん。でも受ける感じは違わないかい。私的にいうと「シゴ
    ト」かなー。なんだか妖しい感じもするし。仕事師を略して「ゴト師」というけど、そんな
    ら「ゴト」でいーか。

     目指す目標は決まっているけど、最初の取り決めはなし。なんらかの成果がもたらされた
    ときの報酬は京都・俵屋への宿泊というザックリとしたもので。はてさてこの物語の結末は
    いかなことになりますやら。元々、デザイン料金というのが皆目見当もつかないものですか
    ら、始める時にどーすればよいのかわからない。着手金みたいなアパートでいうと礼金みた
    いなものがあるのかも知れないけど、算定の根拠がさっぱり。どーにもわかりません。
     結果が吉なら相応の金額を、凶ならばせんないこととあきらめる。これが私の考えるデザ
    イン料。いーのかな、こんなことで。

     今はデンマークに住んでいる美形デザイナーにロイヤリティのことを聞いた事がありま
    す。彼女の作品(スツール)はスウェーデンで量産され東京でも販売されてたんだけど
    「山崎パン1個」と言われてしまい。???。 何でヤマザキパンなのか??? 
     つまりこーいうことなんざんす。商品化された家具のロイヤリティは3%が世界標準、
    つまり商品が5万円だとするとその3%1500円がデザイナーの収入。ということではなく。
    卸値の3%。販売価格は卸値の2倍ぐらいだとすると25,000円の3%750円ということで。

     それを聞いたときニャ驚きました。そんなもん! そこで友人に聞いたら日本では3%
    以下だと。!! マジで。がんばって商品開発して売れたとしても750円。5万円の
    スツールなんかそうそう売れるもんじゃなし。でもね、彼女が言うにはその程度しか評価
    されていないのよ、デザイナーは。だって何が出来るの! 作れるわけじゃないし、しっか
    りした図面を描けるわけじゃないし(ける人もいるけど、私は描けません)、必ず売れる
    もの考え出せるわけでなし、売る事ができるわけじゃない。だから、その程度の評価なん
    でしょ、と言われた時にゃ、目からウロコ、超納得しましたわい。

     そうか、その程度なのか。そーいえばオレってなんにもできないもんなぁ。世間では
    デザイナーっていうとなんか特殊な能力を持っている人種と思われているようだけど、実
    はそうではない。それを知ってからはスッキリとシゴトに取りかかれるようになったとさ。
    ちゃんちゃん。

     レイ・チャールズ「ジーニアス・フレンズ」を聴きながら・・・・の店主でした。
     

    宣伝方相務めまする

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        サラリーマンとミュージシャンの二股を掛けつつ立派に生き抜いている友人のライブ。
       私にもなにか出来る事はないか、と。力不足ではあるけど素早くブログでお知らせの次第
      でござりまする。場所は、お茶の水と水道橋の間、線路際の坂道途中にある「東京倶楽
      部」。私が関係する専門学校「東京デザイナー学院」の隣り、の地下です。

       むろん私は行くでしょう。懐具合と時間に都合のよろしい方如何ですか?


      遡行の日々

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          好天続きの東京はまことにけっこうなことで

         過去に付き合ったコトやモノへの愛惜感は老人ならではのことなのでしょうか。今朝床の
        中で母親が得意だった料理がふと食べたくなってしまい。郷里の米沢の打ち豆(豆を潰して
        平らになったもの)を使ったあえ物。数年前に母は亡くなってしまったのでもう食べられな
        いんだなぁ〜。そんなことを思ってしまったわけ。

         これを懐古趣味と言うのかしら。「ラスト・ショー」の監督ピーター・ボグダノビッチは
        懐しさは人間共有のものとか言ってたけど。確かに言えてると思う店主。20才の若者だって
        80代の老人だって中味は違うけど懐かしさの感情は同じもの。過去や未来なんかカンケーな
        い今が大切だと思いたい私でも抗えない豊かな感情です。

         高橋真梨子はチケットが入手困難な歌手の一人だけど彼女の声質は懐かしさに満ちあふれ
        ていて。どの歌も既視感というか誰でもが体験したことのあるような風景を思い起こさせま
        す。サザンの曲もそう桑田さんの声質も同様でありレイ・チャールズもしかり。どこか懐か
        しくて。家具で言えばハンス・ウェグナー。生まれながらにしてある種の懐かしさを感じさ
        せることはいつまでたっても古くならないつまりはいつも新しいことになります。

         昨年末再購入したこの本。古本屋サイトでなんと2冊も買ってしまったのです。この時期
        胃に穴が二つ開いて入院した筒井氏これが穴の一つの原因とか。ちなみにもう一つは文学部
        唯野教授。この「残像に口紅」は章ごとに言葉が一つずつ欠けてゆきそれでも物語は進むと
        いう驚愕すべき内容。最初の章では「あ」が次は「ぱ」がというように次々と言葉が欠けて
        ゆきます。

         「あ」がなければ朝日も明日も愛人も青物も使えません。これは凄いことですよ。読み進
        めてゆくに従い物語を楽しんでいるのか言葉が欠けてゆくことに感心するのかようわからん
        ことになります。特に中盤以降にはベッド・シーンが用意されているんだけどこれがまさに
        抱腹絶倒でありまして。50音の半分しか使わずにベッドシーンを描写するんですからいやは
        やなんと言いますか。

         そして本のほぼ真ん中まで来ると
         となっていて以後は袋とじになっちょります。読みたければ袋を破り読みたくなければ袋
        を開かずに返せばよろしい。2冊購入したのはまさにここ。1冊は開封もう1冊は未開封
        なのでした。なかなかないんですよ未開封は。だからね買ったの。誰かにあげる機会がある
        かもしれないから。ってことで。

         開封後も言葉は欠けてゆき最後は一語その前は二語その前は三語というようになるわけで
        すよ。開封後に最後の章を見たくなります。誰だって。つい見てしまいました。私も。やっ
        ぱりその一語か。と納得して前に戻って読み始め。終盤は感心してばかりで物語は二の次。
        最初の設計?段階から計算したのかしらしたのでしょうねほんとにしたのしたのでしょう
        ね。心の中でゆきつもどりつ。不思議な感覚に襲われましたっけ。

         そしてもうひとつ。
         これも昨年末ようやく入手し確かめつつ堪能しました。これは再観ではなく初見。
         いえね決して幻のということではなく。オークションでも出ていたんだけど相応の金額で
        はなかったもんで。いくら名作の呼び声が高いといっても2000円以上は出せません。千円
        以内が相場だと。思いつつ数ヶ月。ようやく入手さっそく鑑賞。いやーさすがに三島由紀夫
        が絶賛しただけのことはあります。久しぶりに心が昂りました。東映やくざ映画の中でも
        屈指の出来映えです。というか日本映画の中でもと言いたいほど。

         そこでね三島由紀夫の絶賛文を読みたいと図書館に予約。現代日本映画論大系幻想と政治
        の間を借り出し読破。ほらねこういうふうに遡行するのですよ。一つの出会いが次々と出会
        いを生み出す。これは懐古ではないでしょう。気になっていた三島由紀夫とひょんなところ
        で出会えました。文章もよろしい。これなら三島の小説も読めるかもしれません。三島の一
        文のタイトルは総長賭博と飛車角と吉良常のなかの鶴田浩二。このブログ読んでる若い人は
        知らんでしょう鶴田浩二。はたまた飛車角と吉良常。

         過去の名作名曲は密やかに息づいています。それを発見した時に蘇るものなのだと私は思
        う。それはまるでエイリアンの卵から飛び出す睾丸を模した幼虫みたいなもの。人が近づく
        までひっそりと。近づく人があればパッと心の中にクサビを打ち込みます。

         そんな出会いを求めて過去に遡行する・・・・・・店主なのでありました。



        お正月でんな〜

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            カミさんが31日まで働いていたので、掃除やら料理やらすべて私が。62年生きてきてす
          べて初体験。新鮮で面白い年末でした。料理はおせちですが当然何一つ作る事はできませ
          ん。全部買い求めたものですが、何を買っていいものやら、売り場はどこじゃいな、果たし
          て高いのか安いのか、なに一つわかりません。お重に盛るのも同じで、なんだかヘナチョコ
          な盛り合わせになったようで。いや〜素人ぶりがバレバレですわ。

           津波騒動で大変だった昨年でしたが、政府の動きや原発事故に文句は言うものの自分では
          何ひとつ動かなかった店主。あれよあれよという間に一年が過ぎてしまいそうです。一体私
          は何をすればいいんでしょう。と、いつも思案投げ首。心の中にはいつもそれが淀んでいる
          けど、日々は過ぎ去りゆく・・・・・・。

           そんな店主は、正月は2日放映の番組で笑い転げていました。なんだかなァと思わないわ
          けではないけど、面白いと感じる心は否定できず・・・。NHK BS-1の外人格闘家が日本の
          武道を体験レポートする海外向け番組。初めは弓道。手強いのであります。8段審査の風景
          もあったけど合格率は驚異の1%とか。的に当たることはさほど重要ではない、当てようと
          いうはしたない気持ちが出てはいけない、「当てる」のではなく「当たる」矢を射ること。
          などなど、私は充分に理解できるけど果たして外人にこんなこと理解できるんじゃろか。そ
          んなこんなを目を丸くして驚くレポーターの表情が面白すぎる。

           関係している専門学校のNY在住の卒業生が数年ぶりに帰国し、彼の作品作りの為に樹脂の
          会社を訪問したことはすでに書いたけど。先方の方が間を置かず東京に来て私の事務所で話
          し合ったと思ってください。午後2時頃でしたけど、座るか座らないかのうちに言葉が氾濫
          し始め、途中で知り合いのレストランに向かう車中も途切れることなく続き、食事している
          最中でもよどみなく続き、いよいよ終電もなくなる時刻になっても終わる気配はまったくな
          し。別れるその時まで・・・・・・。実に12時間近く、まったく止まる事を知らず相手の言
          葉に間髪入れずの言葉の連続は実に素晴らしい体験で、至福の時でしたなァ。
           これが去年一番の体験でした。

           いやー実に楽しい一時でした。私は、十数年前同じような体験をしたけどそれ以来で。
          人生に於いて2回目の出来事。まさに言葉の奔流に身を任せる快感です。中国の卓球で「前
          陣速攻」というのがあるけど、そんな会話です。「前陣速攻」は台から一歩も離れず打ち返
          すこと。台から離れて打ち合うことはよくあるけど、離れませんから打ち返すスピードは目
          にも止まらぬ早業。この前の女子世界選手権で中国の二人もそうだったけど、その早さたる
          や凄いものでお互いの反射神経が並外れたものでないと出来ないことであります。

           十数年前の体験は新宿の地下の居酒屋で卒業生と在校生の女性二人によるラーメン屋につ
          いての会話でした。今でもハッキリ覚えています。片やラーメン屋の娘、もう片方は名うて
          のラーメン好き。この二人による東京のラーメン屋についてのトークバトルはそりゃー見事
          なものでした。聴きながら感心もし、それ以後あんな体験は出来ないだろーなーと思ってい
          たので、それが叶った喜びは望外なものでした。

           しかも今回は徐々にではなくいきなりでしたから。驚きと喜びが同時に訪れ驚きと喜びは
          瞬時に膨れ上がったのでアリマス。考えてみるとこうーいう会話は徐々にということはなく
          いきなり始まるというのが常。前回も今回もそうだった。この方とはそれまでに1回しか会
          ってないけど、会った回数は関係なく、親しさは一瞬にして燃え上がるのも常。めったにあ
          ることではないけど、そーいうもんです。

           このようなスピード感のある隙のない会話が実現するのは双方の頭の回転が素早くなくて
          はなかなか実現しない事はトーゼンのこと。相手の言葉に素早く反応し、次の言葉が閃かな
          くては話が発展しません。同じ話の堂々巡りや大して面白くもない内容をいじくり回すこと
          には飽き飽きしてしまいます。でも世の中こんな刺激のない会話が横溢してて閉口してしま
          うのです。もっとピチピチした生きのいい会話、新鮮もぎ立てみたいな会話を求めて三千里
          みたいな。

           この方とは、これからも会うことがあるだろうけど次回はどんな会話になるのでしょう
          か? 期待して会ったらさほどのこともなく・・・・・というのも常だし。そうでないこと
          を願ってはいるけどこればっかりは相手あることだからどうなることやら。まぁ期待半分と
          いった気持ちで。

          新年早々こんなもんです・・・・・・・・・・・・・・の、店主でした。




          タイムリーなBS番組

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              昨日のBSプレミアムで「人類20万年はるかな旅」が放映されました。この手の番組に
            は目がない店主。早速録画し深夜にちょっとだけ観たのであります。構成に不満はありつ
            つも。映像を追っていたらまことにタイムリーなことがね。あったのですよ。
             身体も弱く、これといって武器を持たないホモ・サピエンスがいかに生き抜いていった
            か、以前も「ほ乳類の戦い」という同種の番組である程度は知ってたけど。昨日の番組で
            は生き残るための一つの方法は「多産」であった、と。子供を多く生んで数で勝つという
            ことだけど、それは前回のデカチンとつながりまっせ。

             女性は子供を産んだ後、一般的に40日で妊娠することができます。近縁種のゴリラやチ
            ンパンジーと比べてもダントツの早さ。なるほど。たくさん子孫を残さなければならない、
            ならば子作りのためのセックスも重要であり、その名残が今の我々の身体に残っていても
            不思議はない。チンコがデカイのもむべなるかな、自然の摂理ではありませんか。ナレー
            ションで「だから人のチンコは大きいのだ!」と言わないかと期待したけど、それは無理。
            当たり前だけど。

             多産とチンコの関係性がそんな簡単なことでは結びつかないとは思うけど、決して無縁
            であるとも言えないでしょ。そう思う店主、納得する店主なのでアリマス。いやー久しぶ
            りのビッグなニュースですよ、これは。

             昔、これも確かNHKだったと思うけど行動生物学の権威・日高敏隆氏と筒井康隆氏の対
            談番組があったけど。ここで、男はどーして浮気するのか、ということが話題になりまし
            た。日高氏曰く「根源的な問題は、男は生まれて来た子供が確実に100%自分の子供であ
            ることの証が得られない」というものでした。これはほ乳類全体に言える事らしく、だか
            ら男は誰とでもセックスしたがる(=子供を作りたがる)というもの。

             そうだったのかァ。私が浮気したがり、世の中の多くの男が浮気するのも、本能のなせ
            ることであったか、と思ったわけ。だからといって浮気を肯定するわけじゃないけどさ。
            今までの疑問が次々と氷解してゆく気持ちの良さ。わかってもらえないかもしれないけど。
            結婚式でなぜ永遠の愛をかくもなんども誓わせられるのか、つまりは本能を倫理観で封じ
            込めるための知恵であったか。

             それに比べ女性は産まれた子供は自分の子供であることは疑う余地はありません。極端
            に言えば男は誰でも良く、自分が産む事が子孫を残す絶対的で最強の目的であるんじゃな
            いか。今の社会の経済事情とか社会情勢をとっぱらってみたら、女性の方が強いし女系家
            系も理解できます。今、天皇家の存続が話題になっているけど、生物学的な事から言えば
            女系である方が自然なことでしょう。それを男の考えで男子が皇位を継がなければならな
            いと決めつけていると私には考えられる。

             しかし人類創世期には多産は武器ではあったけど、今ではそれが危機をもたらしていま
            す。果たして多産と少産をコントロールすることなんか出来るのでしょうか? 恐竜は隕
            石衝突によって絶滅したことが明らかになりましたが、人類は多産で絶滅するかもしれま
            せん。絶滅を防ぐには、チンコが小さくなるかセックスが不快になるかセックスしなくて
            も子供を作る事ができるようになるか精子や卵子生産が減少するか同性愛が日常化するか。

             私たちのセックスと人類生存との間には密接な関係はあると思う。そんなことみんなは
            笑うだろうけど、私はそう思っている。だからといってどうしようもないけど。

             
             ファーブル昆虫記は今愛読している本。上下巻で一巻、10巻あります。誰でも知ってる
            昆虫記ですが原本はことのほか面白く寝る前には必ず少しずつでも読みます。私の勝手な
            解釈ですが、私のショップや仕事について大きな指針を得る事も少なく有りません。
             格別昆虫好きではないけどなんといっても文体が素晴らしく翻訳や写真イラストもすば
            らしいのです。

             仕事だけに熱中することは出来ない店主。興味あるあらゆるものに寄り道し、感心した
            り納得したり楽しみながら毎日を過ごしています。その一つとしてのセックスやデカチン
            コがあるわけで、音楽や小説、映画やオーディオも同じように心惹かれるものです。
             そこんとこお間違えのなきよう。

             って、相変わらず・・・・・・・・・・・・・・・・・の、店主でした。


            歳末ですが、

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                一向に歳末の実感が湧かないのでアリマス。

               数年前に最後の肉親であった母を亡くし、子供達もほぼ手離れし、カミさんと二人の生活
              が普段になっていますから。まるで箍(たが)が外れたような、ひもが切れた風船のよう
              な。若い時は誰かに「あーせいこーせい」と言われる事が多く、親が居れば言われずとも心
              の中では、適度に緊張することもあったけど。そんなことが一切なくなったことなんか考え
              られますかしら。

               都会育ちだから季節の移り変わりにはいたって鈍感だし、さまざまな行事は身に付いてい
              ません。昨日、裏隣のHさんがゆずを持ってきてくれたんだけど、ヘーッゆず湯は明日なの
              って感じ。物知らぬことはなはだしい店主。夏には月見のススキを持って来てくれたけど、
              生活の中に季節折々の行事が染み込んでいる方には、かないません。まったく。どうなの
              よ。といってもこの歳だから今さらどうしようもありません。正月だからといって特にどう
              ということが年々なくなってきています。

               人間はいくつになっても完成する事はなく、死さえもそれで完結ではない。みたいなこと
              を読んだ事があるけど。歳をとるごとに新しい経験は絶えることはなく、惑わない心境には
              なれません。行き付けのブックオフで筒井康隆の「敵」を500円で入手。長年のファンです
              からね。帯には、
               と。これは買わずばなるまい。
               単なる恍惚小説ボケ老人小説であるはずがない。必ずやセックスも描かれているであろう
              し。しかもドタバタだろうし、失われゆく言葉の哀惜感も含まれているに違いない。筒井氏
              ならではの刺激的な文体が横溢する世界を楽しもうではないか!

               近頃、私の年令(62才)に向けてのものが少ないように思えてしかたありません。TVは
              むろんこと、映画や雑誌、音楽も。AKBが売り上げ上位を独占したと言われてもなァ〜。
              あらゆる星々がお互いに遠ざかるごとく、私からあらゆることが遠ざかっているようです。
              置いてけぼりとでも言えましょうか。先輩諸氏もこのような感じを抱かれたのでしょうか。
              あらゆるものの中でもセックスは自身の現経験上でも遠ざかり現象は顕著でありまして。そ
              んな私の今に共感できるようなお話や小説を常々探し求めていた折もおり。出会ったのが
              この「敵」。

               お断りしておきますが、これ以降にはエロや下ネタが続出します。セックスにまつわる
              話題に顔をしかめる方、清く美しく生きておられる方はどうぞお読みにならないで下さい。
              「言いましたからね!!」「注意しましたからね!!」
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               では。
               権威やタブーを茶化すこと大好きな店主ですから、同類の方には強い親近感を覚えます。
              日本にはいろんなタブーがあります。最大のタブーは天皇でしょう。昔、女性週刊誌が昭和
              天皇の写真を表紙に載せたところ、ネガが逆使用され全部回収という事件が起きました。
              ネガが逆ということは洋服の襟が左前になってしまうわけで、死をイメージさせるから。そ
              リャー大変な騒ぎでさ。また、昭和天皇が崩御されたときもいかなる儀式がなされるのか
              これまた大いなる興味がね。なんたって誰も見れませんから。あくまで想像です。天皇は
              戸籍もないし名字もありません。神ですから。代替わりには相応の儀式が不可欠です。

               天皇のことはもっといろいろあるけど、それを書いてちゃ進みませんから。でもってタ
              ブーの大物の一人たるエロですけど。
               「敵」の中からひとつ
              「・・・・・・。ソーセージはそれを勃起して反り返った陰茎に例えるならば尿道の走る
              部分に包丁をまっすぐ入れて一分間ココットの熱湯に入れる。裂けた部分のピンクの身が
              両側から膨らんで反り返ってくるのはなかなかエロチックだ。・・・・・・」
               
               このような文章が随所に出て来て心地よく、突発的な笑いをもたらします。
               誰だってソーセージを見てチンコを想像するでしょう。しませんか? 私はしますよ。
              ハムはしませんし、箸もしない。ある程度の太さと長さがあれば即イメージします。

               氏は以前「噂の真相」で、料理食べ歩き番組は「セックスやり歩き番組」の代償という
              一文を書きました。遠くて、いわれがあり、他にはない、秘密で誰も知らないものをリポ
              ーターが食べ歩く、今じゃあまりにも多くて見慣れた番組だけど。これをそのままセックス
              に置き換えたわけ。僻地の由緒ある家柄の遺伝的な最高級の性器でしかも処女、そんな女性
              をひたすらやり歩くわけです。むろんリポーターが女性の場合もあるわけで、それはやられ
              歩き番組となる、という次第。もちろん実況中継です。布団やベッドの上で馬乗りになりな
              がらマイク片手に汗を流しつつ。

               これを読んでからというものフツーにこの手の番組が見れなくなりました。もともとセッ
              クスの話題が大好きな店主ですが、この食べる=セックスには気がつかなんだ。いやね、
              セックスの話題が好きだと言ってもセックスそのものが好きなのかどうかわかりまへん。ま
              、嫌いじゃないけどさ。とにかく興味はあるわけです。私は変態なの? そうじゃないと
              思うんだけど。人に問うても曖昧にしか答えてくれません。第一問えない人が多すぎます。
              ここで偉大な先人に登場願いましょうか。松沢呉一氏と斉藤綾子嬢で〜す。

               川上宗薫氏や山田風太郎氏のような方々も居られるけど、この二人は私の中では別格。文
              体も内容もすばらしく一時はむさぼり読みましたっけ。斉藤綾子氏は名著「愛より速く」が
              あります。このタイトルはなんだか意味深でシャープな感じがしましたが、つまりは愛より
              速くセックスをしてしまうってことで。ウーム、まるほど。それにしても・・・・・・・。
               松沢氏は、この写真で
               これまた名著の「魔羅の肖像」から。木彫りでしょう。なんかスゴイ。
               魔羅とはチンコ、チンチン、陰茎のこと。江戸時代の火消し組の名称いろはが使われて
              いたけど使われなかったいろはもあります。「へ組」もないし「ま」「ら」もなかったと聞
              いた覚えがあります。

               先のソーセージみたいな棒状のものを見るとなんでも陰茎に見えてしまいます。適度な
              太さと長さのものはすべて。ですから、体操競技なんか平常な気持ちで見れるはずがありま
              せんです、ハイ。芸術点とか技の難度とかいうけど、女体のエロチックさではなくそれだけ
              を純粋に見る事ができるのだろうか。大いなる疑問です。ビーチバレーに至ってはなにをか
              いわんや。木製コートでさえ充分危険なのに砂浜でやることになんの疑問を持たないとは。
              それでいて股間を撮らないでとか胸ばかり撮るみたいな不満を漏らす心智が理解できませ
              ん。

               こんな性格ですから古本屋に行っても「性」とか「セックス」とか目ざとく発見してし
              まいます。セックス感は国によっても異なります。つまり文化とも言えるでしょう。先日、
              アメリカから帰ってきた友人に現地のセックス事情を聞きましたら。下の毛を剃っている
              とのこと。「なんで剃らないの?」と逆に不思議がられたらしく。それを数日前に会った
              女性に言ったら韓国の友達もそう言ってたと。韓国もかい。あー知らなんだ。ってことは
              日本でもアンダーヘアを剃る若者が増えているの? 静かなブーム?? 誰かおせーて

               今回はずいぶん長いです。書き始めてから一時間以上が経ちました。

               さらにもう一冊。「世界の性革命紀行」1980年ですから古いです。
               目次は六話に分かれ
              1.性革命を通り過ぎた国  デンマーク
              2.性革命の渦中にある国  西ドイツ
              3.性革命いまだ成らず   フランス
              4.性革命の劣等生     イタリア
              5.性革命のパイオニアたち アメリカ
              6.性的冒険家の憂鬱    イギリス

               面白さてんこ盛りのこの本、国による性の違いに驚かされます。一例としてトップのデ
              ンマークから。
               これはベント・H・クレーソンの「少年と少女 男と女」という本。デンマークの高校生
              のための性教育読本として1968年に刊行され、世界各国語に翻訳されたが、あまりに直載
              かつあけすけなために、デンマーク国内でさえ賛否猛烈な議論を巻き起こした、いわくつき
              の本。高校生までに図やイラストで性器や子供のでき方などは十二分に教えられてきていま
              す。自慰の方法やコンドームの付け方、ペッティングのテクニック、同様に教えられ使われ
              ているのがこの写真。すでに30年以上前にしてこれですから、今ではどうなっているものや
              ら。

               でもですよ、こんなことまで学校で教えられたら親に内緒でエロ本を読む喜びも味わえ
              ません。インタビューした普通の女の子(20才)が、初体験は18才でそれから15人とセ
              ックスしたとあるけど、そんなに簡単に事が運ぶならセックスの不安や期待も持つ時間が
              ないし「片思い」の喜び?もあり得ませんでしょう。私は思うんだけど、そんな国で作ら
              れるのはどんな映画だろう、とね。たしかちょうどその時観たのが「バベットの晩餐会」。
              デンマーク映画です。とても不思議な映画で、今でも記憶に残っています。

               なんか尻切れとんぼみたいですが、書き続けて頭がボンヤリしてきたので今日はここま
              で。とかいって最後の一言。
               エロの話とか下ネタを嫌う人がいます。それはそれでいいんだけど。誰とでも話すこと
              が出来るようになると、それも味気ないし。ただ言っておきたいのは人の性器のデカさで
              す。ゴリラのサイズ知ってますか? チンパンジーは? オランウータンは?・・・・。
              象はデカイ、馬もデカイけどあれは届かないから。長くないと挿入できませんでしょ。そ
              れに比べ人間の性器はチョーでかい。なぜにこんなに大きくなってしまったのか?
              大きいという事は喜びも大きく、というのが自然な考え。子供を作るだけなら5センチも
              あれば充分だし。現にゴリラのチンコはそんなもんです。

               生物が子孫を残すというのは生存の最大の目的です。本能です。全生物史上人間の性器
              が身体に比して巨大なことは、そこになんらかの理由が存在しないはずがありません。
               そうではありませんか・・・・・・・・・・・?

              年末増刊号・・・・・・・・・・・ということでもないけど、の店主でした。



              たまたまのまたまた

              0
                  12月も残すところ2週間あまり、みなさまは如何お過ごしでしょうか。

                 店主はこのところ連日改装に精を出していました。それも、今日でオワリ。素敵な音楽を
                聴きながらのブログという次第。今流れているのは須川展也。アルトサックスでクラシック
                音楽、もちろんポップスも。精緻で品の良い音、日本人ならではの繊細さが魅力なんだなァ。

                 改装はひょんなことから。なにごとによらず物事はひょんなことから始まるけど。友人の
                唄うたいが地下に来て「ここでも唄えるかな?」とつぶやいた。「えっ?」その一言聞きま
                したぜい。前からボンヤリとそんなことを考えていた私には渡りに舟。そんなら、もっと広
                くしなくちゃ。と、さっそく。

                 まずは、大きすぎる机の解体から。なんせ、90センチ×2.5mもある代物なので場所をと
                ることこの上もありませんて。大は小を兼ねるなんて勢いだけで作ってはみたものの、広い
                となんでもかんでも置いてしまうからアッと言うまに散らかってしまいます。机がなくなっ
                たおかげで部屋は物凄く広くなり、さらにスピーカーから遠くなったので音場が一変すると
                いうおマケ付きでさァ。

                 とにかく音楽環境が整わないとな〜んにもできない店主です。遠くなったリスニングポイ
                ントに合わせるべくスピーカーの位置を変えたのでアリマス。

                 左右に角度を広げた隙き間を赤い板で塞いだ図。元々の床は白。四角い線が描かれていま
                すが、これは最初の改装の時に家具を組み立てるのに目安になる線があったほうがよかんべ
                と思い、ぜ〜んぶに描いたけど。結局はこれといって使うチャンスはありましぇんでした
                な。ちなみに赤い板は作ったわけではありません。廃材です。たまたま赤く塗った厚材があ
                ったから使ったまで。

                 よく見るとスピーカーが床にはめ込まれているように見えるけど。その通り、はめ込まれ
                ています。今年の1月、師匠からアンプを入手した時に、床がボンボン鳴って耐えられず。
                床板を切り抜いて直接土台のコンクリートに設置。ボンボンはピタリと治まりました。なん
                せ、大きな音だと足の裏に振動がビンビン感じられましたから。

                 さらにスピーカーから出る音は直線的にリスナーに向かいますから。角度調整は重要なポ
                イント。この際徹底的にやることにしました(というほどじゃないけど)。スピーカーから
                リスニングポイントまで紐を張り、
                 ご覧の通りの方向合わせ。なんでここまで、とお思いでしょう。いや、これが、そうせね
                ばならんのですたい。オーディオは質が向上すると聴く位置がピンポイントになります。こ
                れは私が実感したことですから間違いござんせん。特に高音は音の方向性が直線的ですから
                (これを指向性と言う)。

                 これを手始めに電気配線を整理し、棚の位置を上げ、照明を適所にし、カーペットを敷き
                替え、パソコンをコンパクトに配置し、オーディオ棚の目隠し板を増幅し、写真を切り貼
                り。最初は軽く考えていたけどけっこうな作業量になっちまいました。
                 で、その結果がコレ

                 一見前とおんなじじゃん? そう見えますかね〜。でもさ、違うんだなァ、コレガ。わか
                るかなァ、わっかんねえだろうなァ〜。

                 両横の壁には青に染めた和紙が。障子紙を青に染めてみました。けっこうというかかなり
                というか大変だったョー。この場所で染めて乾かしましたから。手も真っ青になったし。こ
                れは座った人が背もたれるためにのもの。染めるのも大変だけど貼るのもね。直接コンクリ
                に貼ったけど、やったことないから。ちょっとだけ和紙に糊をつけたんだけどヨレヨレにな
                って、持ちようがない貼りようもありません。

                 急遽、コンクリに糊をペタペタ、そいでもって和紙を貼り、周辺だけは和紙に糊を付け。
                ようやくなんとかうまくいきましたワイ。できるもんでっせ、素人でも。また、地下は暗
                いですからアラが見えません。多少うまくゆかないところがあっても見えないんです。◎

                 オーディオの目隠し板をはね上げるとこの通り。知人からいただいた金具は実に見事にお
                仕事をなさいます。か〜るく持ち上がり持ち下がりますゥ。これがまた気持ちいーのです。

                 本来はキッチンで使う電子レンジの収納部の前パネルをはね上げるためのもの。さすが
                ドイツ製。こんな大サイズの木製パネルでも軽々とスムーズに。

                 そして反対側。以前は、この壁面いっぱいに大机があったのさ。いや〜さっぱりしまし
                た。階段裏に小さなパソコンテーブル。使ってみたらこれで充分。あのデカテーブルは一
                体なんだったんだろう。無用の長物とはこれのことだったのかい。隅にあるのは火鉢、そ
                の手前はオイルヒーター。地下の暖房はこれで充分ざんす。

                 最後の最後に照明を一言。作業には蛍光灯、普段は小さな白熱灯なんだけど、真っ暗な
                空間にもしたかった店主。地下なんだから真っ暗になると思うでしょ。そうはゆかない。
                いろんなスイッチからポチッ。こんなちっちゃな灯りまでなくして暗闇を体験したいんで。
                貼りましたよ黒テープを。あっちこっちに。でもね昼間はだめですよ。なんたって天井に
                開いた穴(出入り口)から外光が差し込みますから。夜じゃなきゃね。

                 なんで暗闇なのかって言うと、ろうそくの光だけで抹茶の色を体験したいからに他なり
                ません。以前、ある学校の照明講座で先生曰く「ろうそくの光で見る抹茶の色が先人が愛
                でたものなのだ」と。ナルホド、そうなのかもしれない。利休が好んだ黒楽も抹茶の色と
                の対比の中でのこと、と。それを実際目の当たりにした私はこのことが深く心に刻まれた
                のです。

                 茶道を学んだわけでもないけど、古来の姿を追体験する環境だけは作っておきたいと。
                思うのですよ。火鉢で炭も使えます。暗闇の炭火の明るさもとても良いものだと聞いてい
                ますから。それもこれも合わせて体験したいとね。

                 そんなこんなで形になった地下。あとは友人に来てもらっての試演、その時は知人を招
                いて感想を聞かずばなりますまい。外に音がどれくらい漏れるのか、とかもね。それらを
                クリヤーしたら、ここでライブが開催できると思っちょるばってん。いかなることに相成
                りますやら・・・・・・・・。

                ともあれ、また1つの楽しみが生まれそうです・・・・・・・の、店主でござんす。


                トホホな・・・・・・大発見!

                0
                    数日前、いよいよ寒くもなってきたし、ということでオイルストーブを出して点火。なん
                  せ一年ぶりですから。無事暖かくなり始めまずは安心。ちなみに、このストーブは開店の時
                  にオークションで入手。それが約10年前。俗にいうデッドストック、古いけど新品。確かス
                  エーデン製。お店は初めっからエアコンを設置する気はなく、夏は網戸、冬はオイルストー
                  ブでなんとかしようと思っていたので。

                   これが、それ。色といい形といいなかなか気に入っているゾ。
                   
                   中は、フツーの2筒式(っていうのかな?)

                   ところで、上部の網、左右に小さなつまみがついています。今まで、いままで見過ごして
                  いたのです。大して気にもしなかったから、これが何かに使う物だとは思ってもみない店
                  主。これから起きる大発見なんかまるっきり気がついていない呑気っぷり。

                   何の気なしに持ち上げてみたところ。ゲッ! ゲゲッ!!
                   ストーブの蓋みたいなところがもちあがるじゃァあーりませんか!!!
                   ウッヒョー!!!! 知らなんだ。こんなこと。長年使いながら気が付かないとは。
                  なにしとんじゃい。ダ、ダメじゃん俺。

                   なんとオーブンになっちょります。こりゃー大発見でっせ。なんで今まで気がつかなん
                  だかのー。おそろしや。入手したときには説明書なかったんかい。忘れているわい、そん
                  な昔のこと。でも、あったら読んでる。いくらなんでも読んでるでしょ。ひょいとどっか
                  から説明書が出て来て「読んでない!」ことがわかったら、それは更に恐いけど。

                   まるで遺跡から発掘されたように、10数年経って秘めたる機能が本来の姿を現しました。
                  そー言えば妙に背が高いとは思っていたのさ。思い出してみると黒ツマミに触った気もする
                  。なんかふにゃふにゃして頼りない感じがしたもの。そーか、そーいうことだったの?。
                  ゴメンネ・・・・・オーブン。

                  とにかく、己のトホホさ加減が身にしみてイタイ。痛すぎる。

                   手持ちのコーヒーポットを載せてみました。ウーン、いいぞ。

                   でもね、持ち上がる蓋にはストッパーがありません。ですから、後ろに落ちて支え部分
                  に荷重が掛かりすぎます。このままだと早々に壊れてしまう。ってことは、このポットみ
                  たいに背が高いものを置くにはストッパーを取付けなければなりません。そうでなければ
                  背の低いものを置いてその都度蓋をしめるということでしょう。

                   ってことは、オーブンを使うごとに蓋は閉じることになります。そのまま蓋を降ろすと
                  ストーブの前板を外さなくても元に戻るのであります。黒ツマミのふにゃふにゃ感はその
                  ためのもの、でした。ここがやわらかくないと元に戻りにくいのです。にゃーるほど。

                   さすがスェーデン製。やるじゃん、やってくれるじゃん。

                   人がやってるのを見ているともどかしくて「私にやらせろ」と。やってみるけどやっぱ
                  り思うようには出来ないってことがよくあります。自分の能力の過信か、はたまた他人の
                  アホさや不器用さばかりが目についてしまう。でもやってみると同じようにアホだった。
                   今回の一件は、まさにそれ。目利きだと思っていたのがとんだ喰わせもの。いや、それ
                  以上に人よりも鈍くてめくらな自分。太鼓判がくっりきりと刻まれちまいました。

                  相変わらずのドジ・・・・・・・・・・・・・・・ぐんにゃり、の店主でした。

                   
                   


                  逸品・・・・ズバリ解答、身の上相談?

                  0
                      以前、ご紹介した逸品は、
                     コレ。でしたね。
                     
                     使い方のご説明をいたしましょう、か。
                     「salt & pepper」 つまりは塩と胡椒の携帯用容器。ナリホド、そーいうことざんすか。
                    そーです。そーいうことなんです。片方に塩、片方に胡椒を入れる。でもね、そうは言うけ
                    どそれぞれの穴は5ミリしかありませんぜ。
                     ここにどうやって入れるのか? 小さな漏斗(じょうご)みたいなもので? 先端が5
                    ミリ以内のじょうごなんかないでしょうから。これは難問でっせ。じゃなきゃハガキを円錐
                    に丸めて上からサラサラ。そんなメンドーなことする? しますか?? しないでしょ。
                    少なくても私はしませんて。

                     使い方は、こうやって曲げればバネの隙間からパラパラと落ちるという寸法。誰が考え
                    ても元に戻した時にバネの隙間に塩なり胡椒が挟まります。服のポケットの底にはいつの
                    間にか塩とこしょうが溜まりまして。といった案配になること必定。

                     私の場合しばらくしてから中に仕切りがないとおかしいことに気付きまして。なんせ鈍
                    いですから。確かめましたよ、ハイ。そしたらなんとありました。当たり前だけど。仕切
                    りがね。
                     これ撮るのにちょいと面倒でしたわい。中央部に何かあるのが見えるでしょ。樹脂のよ
                    うですけど。ははーん、さてはバネの内側に合わせてネジを切り、片方からクルクル。回
                    してゆくといずれは真ん中まで到着。ってことはですよ、回すための「何か」が必要です
                    よね。そうじゃなきゃクルクル回せませんから。ドライバーなら+か−の頭だけど。と思
                    って光に透かして覗いたら。あったあった。

                     +でも−でもなく、小さな穴が2つ見えます。ここに専用のドライバーのようなものを
                    入れて。なんとまーご念がいったことで。さすがの私の接写デジカメでもここは撮れませ
                    ん・・・・・・・・・ご想像ください。

                     これはきっとピクニックかなにかでサンドイッチを食べる時に使うのでしょうな。それ
                    しても大仰というか、なんといいますか。生活の中のごくごく一瞬、ピンポイントで使う
                    ものをここまでして作る心智に感動したワケ。使いやすさではなくシャレとかユーモアが
                    溢れ出ているじゃァあーりませんか。

                    使わないけど手に入れたい、そーいうモノに強く惹かれる・・・・・・店主なのでした。

                    ♬きょ〜と〜

                    0
                        浜松の美術館を後にして一路京都へひた走り。雨もおさまり、愛車フィットは絶好調。
                      なんたってHONDAファンの私です。その昔、マクラーレンと組んでF1で快進撃をし、最近
                      ではアシモクン。大きくはないメーカーだけど、ここぞという時にベストセラー車を送り出
                      す。不思議な会社ですから。エンジンが付いているものならなんでも作る、という点も面白
                      いし。カセットボンベで動く耕耘機を青山のショールームまで見に行ったなァ。

                       京都は、夜9:00頃到着。「スタジオ37」へ直行。同行のT氏が昔お世話になった方が営ん
                      でいると聞かされていたけど、その素晴らしさにビックリ。すでに駐車場からして雰囲気抜
                      群!して中はというと、これまた!! なんたって広いし、デカイ。私たちのテーブルは5
                      m四方はあろうかという代物。カウンターもドーンだし、大きなスクリーンにはリクエスト
                      に応じてなんでも上映してくださる。音楽好きにはまるで天国のよう。

                       料理はウンマイけど酒はフツー。とりあえずビールを頼んだら『お車ですか?』「そうで
                      すけど」『大丈夫ですか』「大丈夫ですョ」。そしたらもう一度『大丈夫ですか』『言いま
                      したからね!』と念をおされてしまい。T氏曰く、京都人の中でもかなりのへんくつ、でも
                      いい人。その後、だんだんいい人ぶりが見えてきてすっかり気に入ってしまいました。

                       幸い、音楽好きの客もいないようで、我々だけがリクエストし放題。ここは洋楽のお宝映
                      像ごっちゃりとあって、しかも店主もかなりウルサイ方らしく。恐々マイルスをお願いしま
                      すと言ったら、案の定どの時代のマイルスにしますか? と。モード時代のマイルスを注文
                      し、その後はJ.J.ケールに聴き惚れ、ジャニスに泣き・・・・・。

                       合流した京都在住の「微笑みのデザイナー」嬢の帰宅時間を心配し、同行のT氏の眠そう
                      な目にお開きにしようとしたのが2:30。席を立とうとしたらスクリーンにはブエナビスタ
                      が。これじゃ帰れません。と言いながら数曲聴いて泣く泣く後にした次第。
                       店内の写真を、と思ったんだけど初めての店でそんな失礼なことは言えませんて。
                      で、このカードとマッチをいただいてきて、パチリ。

                       京都はハイシーズンですから当然宿はとれませず。男二人、二条城脇で車中泊。
                      T氏は寝袋、私は毛布で。

                       当地のコインパーキングはこの金額。安すぎませんか。そりゃ安いに越したことはないけ
                      ど、いかになんでも安すぎますって!! 京都一泊、二人で300円!!!

                       
                       駐車場脇の路地をパチリ。

                       赤瀬川原平風にパチリ

                       玄関脇のあれこれ、も・・・・・・・パチリ

                       翌日は、I君と合流し懇意にしている金物卸問屋のショールーム。さらにアクリルの会社
                      で打ち合わせ。東京には夜中の12:00頃に着きまして。帰路途中は、T氏とあれこれ話し続
                      け、おかげさまで眠気も一切なくあっという間でした。

                       T氏は、私が卒業した関連校の卒業生であったことが縁の始まり。アマチュアだけどライブ
                      をやっていてギターも十数本お持ちの奇特な方。こんなに長い間話し続けるのは初めてだっ
                      たんだけど、まったく尽きる事なく飽きる事なく。なかなかというか、かなりというか、相
                      当というか、まことに心底に気持ちの良い旅でございました。

                      なかなかの歴史はナカナカ古い・・・・・・・・・・の、村越でした。


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